story39 2組余り1
ふ〜・・・どうも、ジャッロです。
ご無沙汰してます。ネトゲって麻薬かなんかですかね。やめられない止まらない・・・かっ○えびせんか!
すいませんでした。遊んでて執筆進みませんでした。
「そろそろ何か目標決めないか?」
ここ最近はずっとマッドレッド狩りばかりしていてみんなのレベルも30以上となってそろそろ別の狩場へ行こうかという話の中いきなりレッツァが言い出した。
トール・・・Lv.32
シルク・・・Lv.30
レッツァ・・Lv.31
ミユ・・・・Lv.30
レイン・・・Lv.30
「いきなりどうしたのよ?前から変だから気にしないけど」
「最近ミユの俺の扱いひどくないか?・・・まあいいが、実はこれに出てみたいんだが・・・」
レッツァはみんなに見れるように紙を配った。紙にはでかでかと『第38回レベル別タッグマッチ出場者募集!』なることが書かれていた。
「これの30〜45で出ないか?」
30〜45・・・俺達は今ようやく30レベル代、いくらプレイヤーの技術が高くてももし45レベルのタッグと当たったら勝てる気はしない。
「無理だな、いくらなんでも僕らはまだ30レベルになったばかりだ。負けが見えている」
多分シルクも俺と同じ考えだったのだろう。普通に考えればそうなる・・・だが
「俺はでたいな、べつに負けてもいいじゃないか。やってみないと分からないしな。」
正直言って上のレベルの人と闘って絶対はつかないが勝てないこともないと思っている。旧世代の数値だけの闘いじゃないのだから。
「・・・わたしも・・・やりたいな・・・」
「あら?珍しいじゃんレインこういうのやりたがらないと思ったけど・・・でもわたしもやりたいな」
レインにミユも俺と同意見のようだ。みんなの目線がシルクに向かう。結局みんなはシルクがパーティーのリーダーでシルクの一声でみんなの最終決定になると考えている。俺もそのうちの一人だ。シルクがNOと答えればみんなもその意見を認める。俺もシルクを見た。
「・・・・・・はぁ〜、いいよ。確かに勝ち負けがすべてじゃないしな・・・だけど出るからには勝つぞ!」
「よっしゃーっ!やったぜ!」
提案したレッツァがすぐに大声で歓喜の声を上げた。だが
「でもさ、俺達って五人だから一人余るよな?」
俺は疑問を口にだした。・・・レッツァが口を開けたままこっちを見て固まった。・・・こいつ人数のことまったく考えてなかったな
「それは僕も考えていたが誰か抜けないといけないが・・・・だったら僕が抜けようか?」
「え?わたしシルクと組もうと思ってたんだけど、バランスいいし」
シルクの辞退はミユが組みたいということで辞退がなくなり一ペアが出来た。あとは俺とレッツァとレインだが
「わたし・・・トールくんとやりたいです!」
レインが真っ先に辞退すると思っていたが俺をご指名のようだ。回復・補助が得意な後方支援型のレインと組めれるのならかなりいい。
「わかった。レインは俺が絶対守ってやるよ」
ん?レインの顔が赤いような・・・
「なぁ、やっぱりレインって・・・」
「だよね、トールの今の言葉を素で言ってるのもすごいけど」
「ていうかトール本人は気づいてないようなんだけどな」
「でもトールの最近の活躍っぷりはレインに・・・」
気のせいだろうか、シルクとミユが二人で何か喋っているんだがたまに俺の方見たり俺の名前がでたりしてないか?二人が聞こえるぐらいの声の音量だからうまく聞き取れない。
「うおおぉぉぉおぉぉぉぉぉぉぉぉいぃぃぃぃぃぃ 」
みんながびくっとした。・・・レッツァが吠えた。
「何故だ!何故提案した俺が出れないんだぁぁぁぁぁぁぁぁあ!?」
そういえば忘れてた。俺とレイン、シルクとミユでペア組んだからレッツァが余りに・・・
「チキショウ、こうなったら俺はペアを組んでくれる奴探してお前らに勝ってやる!大会で覚悟しろよ!」
レッツァはパーティーから抜けた。・・・・・あ〜、まあ暴走するアタッカーのことはいいか
「そういえばこれっていつあんの?」
「リアルだと今週の土曜の昼間だな」
意外とすぐだった、あと二日しかない・・・目標って言ってたけど二日じゃあできること少なくないか?
「じゃあどうするこれから」
「とりあえずペアどうしであと二日何をやるか決めればいいと思う。コンビネーションとか作戦立てるとか、だろうな。」
それから「じゃあな」とシルクとミユはどこかへ行った。レインを見る・・・・・あんま喋んねーからどうやって切り出そうか・・・と、考えていたら
「あの・・・トールくんよろしくお願いします。」
挨拶は大事だ、だから俺も
「よろしく、レイン。あと俺のことは普通にトールでいいからくん付けしなくてもいいよ?」
・・・あれ、今までちゃんと顔見たことなかったけどレインってすっごく可愛い・・・
「ん、わかったトール」
この返事とともに笑顔で俺を見た。
ズキュン
この効果音が鳴ってもおかしくない。誰が見てもこの笑顔には胸を撃たれるだろう。
・・・さて、大会までどうしようか。
〜部長のためになるCHAOS ONLINE講座〜
部長「最近ずっと私のターンですね」
トオル「つーか俺には部長が第二のシェイドさんにしか思えないんだが」
部長「ではでは今回はオブジェクトについて」
トオル「俺の発言スルーか!?」
・『オブジェクト』
CHAOS ONLINEの世界には現実と同じようにガラス窓に石をぶつけたら割れる、木造の家に火を点ければ燃えるなど現実に物理的に起こることは物体に働きます。なのでダンジョンの壁に穴を開けることも可能です。ただし多くの物体は一日経つとすべてが自動修復され元通りになります。あらゆる物体には耐久度がありそれを越えると壊れます。例えば、壁の耐久度が100だったとしますプレイヤーの剣の威力は1という場合壁を剣で100回切ることにより壁を破壊できます(オブジェクトにも弱点属性があり弱点属性で攻撃するとより耐久度を減らせます)
部長「そういえばトオル君は床を破壊したそうですね」
トオル「あ〜地下があるダンジョンだったんで《フレムレイド》《エクスプロージョンブレイド》とかの爆発系ので破壊しました」
部長「いい判断ですね。今後もまわりの環境が戦況に響くこともあるのでよくまわりを確認することは大事です」
トオル「・・・すっげー今までろくな次回予告がなかったのに今までで一番まともだったんじゃ」
部長「それではまたのこのコーナーで」
トオル「いいのか、こんな普通で!」