story4 ギルド
どうも、ジャッロです。
前書きもシェイドさんにまかせちゃいたいです。
俺はシェイドさんのいや俺のでもあるか・・・ギルドホームに入った。
入ってすぐがボロボロの木造建築・・・ではなくてコンクリートで現代の建物だった。1階はピロティのようでカフェテラスのような場所だった。奥の方に大きな掲示板が見える。外と中が違う、違いすぎる点について考えていたら
「あ、お帰りなさいシェイドさん」 「どうでした」 「後ろのは誰ですか」 「お金貸して下さい」などなど椅子に座っていた人や掲示板を眺めていた人が次々と声をかけてきた。
俺はそれにびっくりしてしゃべるタイミングをのがして黙っていたら
「はーい、少しだけ静かにしてください」と言った。だんだんと皆のざわめきが静まっていき
「この子がさっきチャットで紹介した新人のトール君です。突発性エンカウントモンスターを狩ってた時に捕まえました。これからはみんなの仲間だ。よろしく」
そこでシェイドさんが「君も何か挨拶を」と言われたので
「トールです。これからはよろしくお願いします」とだけ言った。
すると皆が集まってきて挨拶を交わしていった。
一通り挨拶を終えたのを見てシェイドさんが「今日は新人の歓迎会やろー」とか言い出した。まわりの人も「いいですね、やりましょう」 「じゃあ、バーベキューにしよう」やら「ヘルナッツ早食い大会やろうぜ」やら「シェイドさんそれはひどいですよ」やら賑わっていた。
俺は本当にいいギルドに入れたと場を楽しんでいた。
30分後
俺はいろいろこのギルドの情報を手に入れた。まず、驚くことはシェイドさんはギルドマスターだった。まぁ、ギルドマスターとは簡単に言うとギルド内で1番偉い人のことだ。初めて会った時ずいぶん生意気なことをいったかもしれないと後悔している。
シルクに聞いたのだが、あぁシルクはこのギルドで俺と同じ年だったので仲良くなった人だ。このギルドはなんでも屋みたいなギルドらしい。素材回収、モンスター討伐はたまた配達などなどいろいろな依頼を受け持つ。
シルクいわく「うちほど依頼が殺到している所はない」という。
そんな、なんでも屋だがトップの人達はこのストーリーの真実を突き詰める上位パーティでもあるのでギルドの全体のランクでいうと第五位なのだそうだ。
あと、簡単な説明をギルドメンバーは全員で77人ギルドホームは4つある。ちなみに王都には38人ぐらいいるらしい。今は出払っていて20人近くしかいないが歓迎会を開こうとしている。
「えー、えー、はいじゃあトール君の歓迎会を始めまーす。みなさーん、後は全力で愉しめーー」「「イェーーー」」とまぁ俺のために歓迎会が開かれた。
なんだろうか・・・この皆さんのノリの良さ・・・いや俺が暗いだけか・・・
疲れているのだろうか・・・今日やったことを振り返ろう。
1.調子のいい黒ローブに出会った2.ドラゴンの恐怖3.町を眺め疲れた4.ギルドでの歓迎会(現在進行形)
・・・・・ハードすぎる
「あ、トール何やって・・・・・何か疲れ切った顔してるぞ」
彼は先程でてきたシルク、銀髪ショート碧眼、身長は俺と同じぐらいで170センチ前後ちょっと痩せ型、白を基調にした装備をしている。
「あぁ、うん、初日から無茶苦茶だなって」
「君はまだ良い方だよ、ドラゴンが顕れたんだっけ。もし、シェイドさんがいなかったらトラウマものだっただろ」
確かに、その通りである。上位のプレイヤーに助けてもらってなおかつ上位ギルドにまで入れてもらったのだから。
「でもなぁ・・・」と俺がぼやいていた時
「どうだ〜、愉しんでるか〜。」と黒の長髪黒眼、中性的な顔、服が全体的に黒い・・・・・誰かわからなかった。メニューを開いて確認するのも失礼だと思い
「すいますん、まだ名前を・・・」と言ったところで
「どうも、シェイドさん」とシルク
・・・・・は?思考が止まった。
「どうしました、トール君何か固まってますよ。おーい、やほー」
「トール、おいトール、固まってますね。シェイドさん」
そういえば一度も素顔を見ていなかった。今の今まで黒ローブでフードを被っていたイメージしかなかった。
「え、黒ローブは」これしか言葉がでてこなかった。
「何を言ってるんですか。こういう時はローブは外しますよ」そんな事を言っていると「シェイドさーん」と呼ばれていた。
「ちゃんと眼を醒ましてくださいね」とシェイドは呼ばれた方へ行った。
「なぁ〜シルク、あの人誰」
「いや、だからシェイドさんだって」
「そんな言葉信じられるか」
「諦めろ真実だ」「いやだ〜」「とりあえず君は一度眼を醒ますべきだ」などなど他愛もない話しをしている間に初日が過ぎていた。
次回予告
シェ「今回はゲストにシルク君を向かえました。ぱちぱちぱち」
シルク(※以下シル)「あ、どうも始めまして」
シェ「なんと、次回に私はでれないのです」
シル「はぁ、それはなんと言えばいいか。普段の行いがよろしくないからでは」
シェ「かはっ、それだけの理由で・・・ガクッ」
シル「シェイドさん、シェイドさん・・・しかたない、コホン、次回、ユニークスキル強すぎる力は破滅をもたらす」
トー「・・・・・・・・」