story35 強さ
どうも、ジャッロです。
なんだか最近変なテンションです!
・・・・・これって、「私はヘンタイです」って言ってるのと同義かな?
「よし、こっちは終わったぜ」
「おう、俺も倒した」
また俺達は、《湿地の墓所》でレベ上げしてるわけだが今日は地下二階、俺がブルーゾンビを一人で倒せたことからたいして強くないということになり来ているわけだが
地下二階に下りる前のスコルピオンは結構強敵だった。形状は蠍とりあえず大きい。でモンスターアーツを三つも駆使してくる。《硬化》−かなり硬くなる−《毒針》−尻尾から針連射、毒付加−《デザートショット》−俺が初めて見たモンスターが使う魔法、土系の砂の塊を討つアーツ−。なかなかに強かったが昨日シルク達が俺を助けるために一度闘ったため攻撃パターン、どの属性に弱いかが把握されていたので、てこずったが結構楽に倒せたと思う。
ああ、ちなみにダンジョンの破壊されたオブジェクトは零時にすべてが修復されることになっていて今日来たら穴が塞がっていた。
「今のでレッツァレベル上がったんじゃない?」
ミユがそう言ったのでみんなのレベルを確認した。
トール・・・・Lv.28
レッツァ・・・Lv.27
シルク・・・・Lv.26
ミユ・・・・・Lv.26
レイン・・・・Lv.25
まあ、俺がレベル高いわけは昨日ブルーゾンビやらレッドゾンビの群れを倒しまくったからでいつの間にかレベルが上がってた。
「でもまぁ、トールが入ってからレベルが上がるのが早いな」
レッツァがふとそんなことを言い出した。
「いやいや、みんなで頑張ってるからだろ」
俺はすかさず訂正した。
「そんな謙遜することはないって、まぁ心強い前衛が二人になったからでいいんじゃないか?」
ナイス、シルクそういう話に持っていってくれ
「でも実際、前衛が二人になったっていうのもトールが入ったおかげなんだし」
ミユ止めてくれ俺をそんなに上げなくていいから
そんな俺を誉めまくる会話と狩りをして一段落つき。
「じゃあそろそろ行くか!」
地下二階ボスモンスター《マッドレッド》へ
−−−−−−−−
地下二階−地下三階への階段前フロア、ボスモンスターが必ずいる場所
マッドレッドは赤い泥のモンスター、シルクの情報で判明していることは、まず弱点属性は光のみで次にモンスターアーツ、これが厄介一つは《従者召喚》−モンスターによって従者は変わるが召喚系アーツで召喚してくるモンスターはマーブルマミィ、幸いなことに二体までしか召喚してこないし倒してしまえばもう召喚してこない。でもう一つ《形質変化》−マッドレッドの最大の特徴、ドロドロな時とカチカチに固まる時がありドロドロの時は物理攻撃の一切がくらわなくなり、カチカチの時は魔法攻撃の一切が効かなくなる−これは常に変わりまくるのでタイミングを誤るとかなりの隙ができてしまう。
とまぁ、かなりの強敵なのでみんなで作戦をたてた。俺の役割はまず一体のマミィを《フレムレイド》《エクスプロージョンブレード》で一気に片を付ける。もう一体はレッツァとミユが引き受ける。でその間のシルク達はシルクが光の束縛系、レインが地・光による補助でマッドレッドの足止め。後はマミィを片付けた方から一気に攻撃。
「・・・・・あれがマッドレッドじゃないか?」
レッツァが遠くにいる赤い物体に指を指す。
「ああ、多分・・・・まだ発見される距離じゃない。みんな準備はいいか」
シルクの声にみんなが頷く
「じゃあ、行こう!」
レッツァと俺はその掛け声とともに赤色目指して走った。
発見されたようで、赤色の両サイドに魔法陣が出現しマーブルマミィが召喚された。
「《エクスプロージョンブレード》!」
「《火砕》!」
俺とレッツァの炎系の大ダメージのアーツをマミィに叩きこんだ
当たりどころがよかったのかマミィのライフを四割削った。
−−−まだだ!
《エクスプロージョンブレード》に繋げる技は補助系しかないが
「《ヴォルフソード》」
その少し間も無駄にはしない。そしてさらにそこから《狼牙尖旋》−突き、斬り上げ、斬り下げ、横一文字の四連撃、攻撃中蒼いライトエフェクトがなびく。
マミィのライフは残り一割
−−−まだ俺のコンボは続いている!
蒼いライトエフェクトが白色になり大剣が真っ白な光の剣となり
「終わりだっ!」
《レイ・エッジ》、《両手大剣》スキル、アーツレベル4(アーツレベル上限5)今トールが持っているアーツで一番攻撃力が高いアーツ
光による斬撃、マミィのライフは尽きる。
1コンボでマミィを片付ける異常な強さ。シルクはマッドレッドを抑えながらトールの強さに唖然とした。
さーて、次はマッドレッドか!
トールはAPを瓶に入っている青い液体を飲み回復させマッドレッドに向かった
⊂部長のアーツ紹介コーナー⊃
部長「とうとう私のコーナーができましたか!良い行いはするものですね」
トオル「何故、部長なんだ・・・・ていうか、部長でいいのか?」
部長「構いません、出番があるなら背に腹はかえられません!時間が惜しいですね。では今回紹介するアーツはこちら」
アーツ名
《スティールフォール》
内蔵スキル
《二級罠》
派生
《罠師》←《一級罠》←《二級罠》←《三級罠》
効果
プレイヤーのアイテムだけを落とす落とし穴を設置。《二級罠》マスターで二つ設置可
トオル「なんでこんなえげつないアーツをわざわざ紹介する」
部長「ちなみに、落とし穴設置場所を通ったプレイヤーのアイテム欄から一定確率でかかります。なお、落としたアイテムはなんの注意音もならないので。恐いですね〜」
トオル「つ〜か、マジになって説明してる!」
部長「出番がないのだよ!出番が!君が現実に戻ってくれれば私はこんなことしなくていいのです!」
トオル「知るか!所詮部長はサブキャラにも満たない存在だ」
部長「キサマー言ってはいけないことをおぉぉぉ!」