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CHAOS ONLINE  作者: giallo
33/48

story33 オブジェクトブレイク

どうも、ジャッロです。

スキル集・アーツ集のまとめはいつだそうかお悩み中

「グロっ!こわっ!」



目の前にブルーゾンビが三体、青い肌所々皮がめくれてたり血を流していたりした人型。



それを《ソニックエッジ》や《狼波》などの飛び道具で倒す。つーか近接戦闘はしなくない。



四度目の《狼波》により三体目のゾンビを倒した。



ベチャッベチャッ



気色悪い足音、後ろを振り向くとまたブルーゾンビが三体・・・・・・なれないことはするんじゃなかったか



−−−−−−−−



俺がそんなことになったかなり前



「よ!シルク」



「ああ、来たか」



噴水前で待ち合わせしていたシルクとあった、シルクの後ろに三人ぐらい人がいる。



「そっちの人達が?」



「うん」



やはり、今回一緒にパーティーを組む人達だった。ちなみにこのゲームではパーティーは最大12人まで組むことができる。



「そいつがトールか?」



体格がいい人でいかにもパワータイプの人。最初の挨拶は肝心だ



「初めまして、トールです。よろしく」



「おう、俺はレッツァ今日はよろしく頼むぜ」



なかなか人が良さそうだった。で、レッツァの後ろに二人女の子がいる。赤髪と金髪、赤の方が前に出て来て



「今日はよろしく、私はミユ、炎・雷系魔法使いだから護衛よろしくね・・・・・で、後ろのこの娘は回復補助が得意な地・光系魔法使いのレインなんだけど、人見知りな部分があるから・・・あ、でも大丈夫多分今日一緒にパーティー組んでたら普通に会話できるくらいにはなるって」



「こっちこそ、よろしく」と言ってこのパーティーの構成を見て中々良いパーティーだなと思う。前衛にはレッツァ、中衛には魔法も剣も使えるシルク、で後衛には攻撃型の魔法使いと回復補助系の魔法使い。



かなりバランスがいいと思う。ということで俺の役回りは



「俺は前衛で戦えばいいか?」



「そうだね、レベルが1番高いし壁にもなるし、頼むよ」



そうそう、このパーティーの中でどうやら俺が1番レベルが高いらしい



トール:Lv.20

シルク:Lv.19

レッツァ:Lv.19

ミユ:Lv.18

レイン:Lv.17



とまぁこんな感じだ



「じゃあ、そろそろ行こうか」



シルクの声で皆が動き出した。



−−−−



来た場所は<湿地の墓所>、レベル30代のアンデッド系モンスターがいる。



「じゃあ、入ろっか」



入る、というのはこの<湿地の墓所>は地下にあって一階下がる度にレベル2ずつ強くなっていく。というわけで地下一階



「なぁ、レッツァここのモンスターってどんなのがいるんだ?」



ここに来る途中で同じ前衛職として仲良くなり普通に会話できるぐらいになった。ちなみにレッツァはアクス使い



「あーっと?でかいネズミのゾンビとかカラスのゾンビとかゾンビだらけだったはずだ。じゃなかったかシルク?」



レッツァは考えるのを放棄しシルクに聞いた



「デスマウスとヤタガラスとデスハウンド系が大半で奥の方にボスモンスターとしてスコルピオン・・・蠍の化け物がいるから。今日はそいつと戦うのは止めようまだ僕らはレベルもたいして高くないしね」



シルクが言うにはそのスコルピオンは一階下と同じレベルが2高いそうだ。



「・・・・おっと、いやがるぜ。犬四匹に鳥三羽。」



さて、じゃあ闘いますか。



−−−−−−



順調に狩りはできている。犬は狼より敏捷がたいしたことがなかったのでちゃんとダメージを蓄積すれば余裕だった。鳥は主に俺の衝撃波系の攻撃かミユの炎魔法で楽々倒せた。最後に鼠、こいつはうざい。モンスターアーツを持っていて、ライフがぎりぎりになると《捨て身》を使い始める。《捨て身》を使うとたとえどんな攻撃をうけてもライフが尽きるまで怯まずに執拗に攻撃できるようになる。まあやっかいだったが慣れてくると対処の仕方も出て来た。



「ふぅ、大分狩ったな。レッツァ今何レベなった?」



「24だ。それにしてもお前凄いな。よく初見で敵の攻撃パターン把握してさらに対処法まで見つけられるな」



俺にとっては普通なのだが、でもまあ賞賛してくれるならいいさ。



「じゃあ、レインがもう少しでレベル上がるそうだからレインがレベル上がったら今日は帰ろう」



シルクの提案に皆が頷いた。



そして、狩りを続けていたがここで事件は起こった。



ドゴンドゴン



地鳴りがする不審に思ってシルクに声をかけた



「シルク、これはなんだ?」



「わからない・・・みんな前方に警戒!」



俺の《探知》スキルに反応があった。多分モンスターだ。地鳴りが近づいてくる。今いる通路はL型の通路でもう見える頃だ



「・・・・・・・なんだあいつは!」



巨体で大きな棍棒を持ちいかにも知識がなさそうな阿呆顔の人型所々ゾンビ化している



「ゾンビトロールだ!逃げろ、奴にはまだ勝てない。地下三階のボスモンスターだ」



このシルクの言葉を聞いた瞬間みんな動き出した。逃げる際に前衛にレッツァが切り込んで次に討ちもれをシルクが倒しその後ろにミユ、レイン、俺の順番で逃げた。



「あうっ」



が、レインがこけてしまった。後ろからはトロールが追いかけてくる。



俺は「大丈夫か」と、声をかけ立ち上がらせた。



−−−まずい、かなり近づいてる



トロールとの距離がかなり近くなっていた。あと数分で目の前まで来るだろう。



「・・・・俺が足止めするから、早く行け!」



大剣を構えた。



・・・・・カッコつけすぎだろうか。だが仲間のために壁になるのも悪くない



「え・・・でも・・・」



レインが固まっている。



「シルク!レイン連れて逃げてくれ、俺が時間を稼ぐ」



「ちょっと待てよ、トールお前、仲間置いて先に行く真似なんかできるか!」



「その通りだ、僕らは仲間じゃないか。こういう時こそ仲間で力を合わせるときだろ?」



レッツァとシルクにそんな風に言われた・・・・感動した。今までソロプレイしかなかったから仲間という言葉が1番効いた。だが



「わかった・・・と言いたいがやっぱりダメだ。早く逃げろ。それに・・・」



これ以上は口にしなかった・・・・俺が今から行う捨て身の作戦をするから・・・・そして、それ以上言わずトロールに単独で向かった。不意をついたので誰も反応できなかった。



ズシンズシンズシンズシン



地鳴りがどんどん近づいている。トロールはもうすぐ目の前。



そして、俺が行う作戦は・・・・オブジェクト・ブレイク・・・・破壊可能な建物、置物、木などを耐久度を喪失させれば破壊できる。俺が破壊するのは・・・・



「《ヴォルフソード》・・・《フレムレイド》!」


《ヴォルフソード》は《蒼狼》スキルのアーツで剣技の攻撃力を上げる。そして、《フレムレイド》−斬撃と爆撃による攻撃−向ける先は・・・・足場



簡単な話だ足場を崩壊させる。それによりトロールをこれ以上近づけないようにする。



「《フレムレイド》!《フレムレイド》!」



もちろん通路なのだから簡単に破壊できるわけがなく何度も爆撃を床に与える。



トロールはもう目の前まで来ている



・・・・これが最後だ!



《エクスプロージョンブレード》!、《フレムレイド》の強化版爆発力が《フレムレイド》とは比較にならないぐらい強い



「うおおおぉぉぉぉぉぉ!」



ピシリ



−−−来た!



床面にひびが入りトロールがその床面を歩いたことにより床が崩壊した。



そして、俺とトロールは地下二階に落ちた



−−−−−−−−



・・・・・回想長かったな、とりあえずブルーゾンビの群れは片付けた



ここは地下二階、さぁ、どうしようか

次回予告



トオル「まさか次回予告を現実(リアル)でやるとは思わなかった」


部長「はっはっはっ、あまり気にしない方がいいんじゃないかな。そして私の名前は部長じゃない空木ひ」


トオル「いいじゃないですか部長で。で、なんで部長いるんすか?」


部長「ゲームのことだったら私だろ」


トオル「いや意味わかりません」


部長「むぅ、これ以上言うと本編に差し支えるから説明できませんね」


トオル「なんでいんの?いなくても変わんねーじゃん!」


部長「失礼な、君みたいに何度も本編に出れないのだよ私は!」


トオル「やっぱ、それが狙いか」


部長「悪いか!」


トオル「いばるな!」


部長「ちっ、仕方がありません−−−−−−−−−−−してやる」


トオル「はっ、本編に関わるから言葉が消されてるぜ」


部長「何!?では−−−−−も、−−−−−−−も・・・・・言え、ないだと!」


トオル「残念だったな部長、あんたが出て来るにはまだ早過ぎたんだよ」


部長「あきらめんよ、私はまだ−−−−−−−−消されている!えっ、今の関係ないですよね?トオル私は今何か間違えたか」


トオル「・・・・・部長とうとう天(筆者)にも見放されたのか・・・・・・」


部長「そんなばかなーーーーーーーーーーーー」


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