story31 決勝
どうも、ジャッロです。
やはり思う事は更新速度が遅いわりには文章量が少ないということです。
さて、ログインしたぜ。こっから闘技場《陰》までダッシュ
ログアウトした場所はいつも使ってる宿《葉落亭》、そこから30分歩いた場所に闘技場《陰》がある。走れば10分ぐらいにはなるだろう。
今はだいたい・・・・三位決定戦をやっているだろう。
「うおおぉぉぉぉぉぉ」
叫びながら全力で走った
−−−−闘技場《陰》
よし、この階段上りきればもう見える。
−−−うぉぉぉぉぉぉぉ−−−
ん?三位が決まったのか?
駆け上がる
・・・・・・白騎士とベクトさん達が戦っている・・・いやもう終わったのか。
どうやら三位は《聖騎士団》のギルドマスターのレウルさんらしい。ベクトさん達が負けたようだ・・・・ん?つーことはだ。シェイドさんは決勝進出してたのか
え?マジ?シェイドさんってそんなに強いのか?
疑問になりがらシルクの隣・・・指定席まで行った。
「シルクいつからいた?」
こいつは俺と同じ学生だから多分ついさっきだろうが
「ちょっと前に来たばっかだよ・・・・ベクトさん達があっさり負けたよ」
「信じられねーよなーあんなに強いのに、あともう一つシェイドさんってやっぱり決勝いってるのか?」
「らしいね。対戦相手はタケルさん・・・あ、名前知らないのか《WG’s》のギルドマスターって言えばわかるだろ?」
あの無茶苦茶じーさんか・・・・・何故だろうかシェイドさんが負ける絵が想像できない
−−−−−−−−
「いや〜お久しぶりです、タケルさん」
「久しぶりじゃの〜・・・・って久しぶりじゃないわ!」
「「・・・・・・・・」」
「はははははははははははは」
「ほっほっほっほっほっほっほっほっほっ」
何だかなー、試合始まってるのに普通にしゃべってられる。
「お〜、シェイドよ。そろそろ試合した方がいいんじゃないか?」
「そういえば、そうですね。いや〜すっかり忘れてましたよ。では」
シェイドが大鎌を構えた。
「始めるかの」
じーさんも杖を握りなおした。
先制はじーさんの《ファイアーボール》から始まった
三つの炎弾がシェイドに当たるが、シェイドは霧散−−−《空蝉》、シェイドさんの得意技。シェイドさん本体はじーさんの真後ろ、シェイドが鎌を振り下ろす
しかし《エア・バースト》−自分の周りに吹き飛ばし効果のある衝撃波−によりシェイドは吹き飛ばされる。
すごいな、背後を見てすらいないということはシェイドさんの攻撃を読んだ上での《エア・バースト》か
吹き飛ばされたシェイドもまた霧散、シェイドさんはじーさんの影から出現し、足に手で掴もうとして
「《詠唱破棄》《ロック・ブレイク》」
《ロック・ブレイク》−自分の足場を中心に小さな地割れ−により影が不安定になりシェイドさんは影から飛び出た
「《詠唱破棄》《ブラッディ・レイン》」
飛び出したシェイドはすかさず、魔法を放つ。紅い槍の雨を降らす。
「《ナルカミ》」
雷の一閃で槍の雨ごと貫き、そのままシェイドへ雷が向かうがシェイドは《ルナ・セイバー》で雷を断ち切り、じーさんへ振り下ろす。
「《ホムラ》《ナルカミ》《レイアン》、複合アーツ《緒言》」
三つの上位アーツによる複合アーツ、じーさんの前に大きい三分の一ずつ赤、黄、青からなる魔法陣が現れる。
「いや、残念です。こんなに隙をつくるとは思いませんでした。」
が、シェイドはじーさんの後ろで鎌を首に突き付けていた。
「・・・・目の前におるのはお主じゃないのか?」
その通り、じーさんの前には《ルナ・セイバー》を使っているシェイドがいるがじーさんの後ろにもシェイドがいる。
「わしの記憶違いじゃなければ実体を持った分身は自由に動きまわったり、多数のアーツを駆使したりしなかったはずじゃが?」
シェイドにしか聞こえない音量でじーさんは言った。
「何度か使ってましたよ?一回戦や二回戦に・・・・・まぁ、あなたならもう予想はついたでしょう・・・・・では降参してもらえますか?」
「ふむ、では最後にそれは何体まで増やせる?」
「三体です」
シェイドとじーさんは聞き取れないぐらいに小声で話した。
−−−−闘技場《陰》観客席−−トール視点
今、じーさんの方が降参した。つまり、シェイドさんが優勝した。周りが一斉に声で包まれる。
「シェイドさんってあんなに強かったんだな・・・・なんで霧夢、第五位ギルドなんだ?」
「ギルドのランクはギルド全体のクエスト達成率、依頼達成率やらいろいろあって誰か一人だけすごくてもランクには直接関わらないからね」
そうなのか、まぁ何にせよ自分の所属するギルドマスターが優勝したんだし喜ぶべきとこだよな
「今から、打ち上げだって」
「優勝したから賞金三億ノールだって」
「だったら、シェイドさんなら打ち上げに盛大に金使うだろうな」
「ギルドホームでやるんだって」
近くにいる同じギルメンの声を聞いて
「シルク、俺達も打ち上げ行こうぜ」
「ああ、行こうか」
俺達はギルドホームへ向かった
次回予告
トー「今回はシェイドさんについて語るのでゲストにベクトさんに来てもらいました」
ベク「よっ」
トー「はい、それではまずシェイドさんとはどうして知り合ったんですか?」
ベク「闘技場でシェイドと闘った事がきっかけだな」
トー「ちなみにどっちが勝ったんですか?」
ベク「一方的にやられて負けた、つーかあの時はシェイドについてまったく知らんかったからな」
トー「そうですか。シェイドさんのファンクラブ、SFCはいつ頃からできていたんですか?」
ベク「あ〜、あれは実質ホリィがシェイドにふられた後から・・・・ってこれ言っていいのか?・・・・・・・すまんやっぱ今のは無しで」
トー「では、シェイドさんに一言」
ベク「会議に出席しろ」
シェ「はい、ありがとうございました。では最後の質問私は誰でしょう」
ベク「・・・・・・はっ!何故シェイドがここに、さっきまでいたトールは!?」
シェ「では、またの次回予告で逢いましょう」
ベク「いや待て謎解きしてけ、おい待て!中途半端すぎんだろ」