story25 じいさんず?と運だよりなせんちょ〜
どうも、ジャッロです。
予定よりフライング気味に投稿!
最近の悩みはサブタイトルをどうしようか?です。
−−−−観客席−−トール視点
「では、続きまして第二回戦《神》の《愉快賊団》ギルドマスター対《WG’s》PTと《覇》の《ミスティ ドリーム》ギルドマスター対ギルドマ「「「うおおおぉぉぉぉ!」」」・・・を20分後に開始します」
「ヤベーよあの二人が対決だぜ!」「気にくわねーが俺は影にかけるぜ」「何言ってんだよあのマスターオブパペットが負けるはずね−だろ」「つーか《神》のほうじゃないのが悔しいぜ」などなど観客席の声
「なぁ、先生」
「先生言うな!どうせ《マリオット》のギルドマスターのことだろ?」
俺は頷いた
「第三位ギルド《マリオット》のギルドマスター、ヒルケはまず優秀な《人形使い》《人形技師》として有名なんだ。この人が創る人形の性能が凄いらしい。さらに本人もユニークスキル《城壁》ていうかなり防御力に長けたスキルを保持してるから人形使い本体はなかなか死なないからその間に人形にボコボコにするらしいよ」
「さすが、情報量だけは一級・・・じゃあついでに今から《神》の方でやる試合は?」
「こっち見てるつもりか?・・・・まぁ君の勝手だからいいけど・・・」
俺はそんな映像を見るよりも生の試合を見る方が好きなんでな
「まず《愉快賊団》第八位ギルドのギルドマスター、キーリー。《二丁拳銃》の使い手でユニークスキルに《ラック》っていうのを持ってるんだ・・・この《ラック》言ってしまえばただの運まかせな能力らしいよ・・・・・で、次に第六位ギルド《WG’s》・・・これねダブルジーってGGっていう意味でさらにこれってグレートじーさんズの略なんだとか・・・まず平均年齢60以上の爺さん婆さんの集まりで第六位に入るぐらいの実力を持った人達なんだ・・・・まぁ、試合見ればわかるよ」
長ったらしい解説(頼んだの俺じゃん)を聞いていたら試合開始時間だった
入って来たのはまず、赤い羽帽子、赤いコートに眼帯(眼帯流行ってんのか?)ないかにも海賊の船長という服装の「せんちょ〜みんなこっちの試合見てませんよ〜」・・・回りの人は自分のメニューの画面を見ている「うっせ〜俺は俺の決闘をするだけだぁぁぁ!」船長叫んだ
んでもって爺さんが多いらしい方は・・・爺さん三人と婆さん一人どの人もすこぶる元気そうだ・・・まず一人目ムラマサさん名前の通り《刀》の使い手、『剣帝』とかいう二つ名がついているらしい。二人目ゲンさん《機械技師》《機械使い(マシーナリー)》を使うらしいなんか右腕にごっつい機械を装備してる。三人目オトメさん名前のとおりおばあさん《法衣》《古代光魔法》を使う回復・補助魔法のエキスパートらしい。最後にテツオさん格闘系スキルをほぼマスターしているらしいこの中で唯一ユニークスキルを持つ・・・《悟り》だとか・・・シルクからの情報より
−−−−キーリー視点
おう、俺様はキーリー泣く子も黙る《愉快賊団》の・・・何?自己紹介はいらないだと?待てよ。これから俺視点でいくために読者の皆さんと打ち解けた方がいいだろ!わりぃ、少しこっちのトラブルが・・・とっとと話を進ませろだと・・・・しかたね〜俺の活躍見ててくれよな!
「せんちょ〜とりあえず粘れ〜」
あれはうちのクルーの・・・・・失礼
「言うなら、俺の応援しろぉぉぉ!」
「何言ってるんですか。どうせ勝てませんて」
あいつは赤の他人だ気にしないでくれ・・・・おおっと決闘が始まるようだ
「爺さん婆さんでも俺は手加減しねぇぜっ!」
「かまわんよ、本気でかかってきなさい」
おっと俺としたことが心の中だけにしとくはずだったがつい口にだしちまったぜ。だがこの刀を持ったじーさんすっげー威厳あるなぁ、後で威厳をどうやったら持てるか聞こう
試合が始まった
まず、動いたのはムラマサさんとテツオさん左右に分かれてキーリーの左右からの挟みうちをした
うおっ!じーさんなのに速ぇ!だが慌てるなかれ俺様の二丁拳銃が唸るぜ
《ツイン・エアバレット》両サイドに吹き飛ばし効果がある空気弾を撃った・・・テツオはガードして吹き飛びムラマサは躱して接近してきた
あの刀持ったじーさんやべえな俺の空気砲を躱すとは
バキュンバキュンバキュンカチッカチッ
ちっ弾切れか「リロード、ノーマルバレット」弾の補給は主にこう言うとできるんだぜ
さっきから撃ちまくって近寄らせないようにしてっけど当たんねーなー
撃つ、躱される、撃つ、躱される・・・「若僧、こっちをわすれとるの〜」・・・?
今言った人の方を向いた・・・・ゲンの右腕の機械がガトリング砲になっていた
・・・・おいおい待てよ待て、そんなもん・・・ちぃ、くそ運に任せて《アブォイデンス・コイン》表来い
ドッドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドカランカラン
弾はすべて・・・当たらなかった
突如、キーリーの前に顕れたコインが船の絵・・・表側で落ちていた
来たぁぁぁぁぁ、成功!教えてやるぜ《アブォイデンス・コイン》はな、コイントスで表だと一定時間あらゆる攻撃が当たんね〜んだぜ・・・・・何?デメリットもちゃんと言え?しかたねーなー今の俺は気分がいい。もし裏だったらどんなに躱せようが必ず当たる
ゲンさんは不思議そうに見た・・・が、すぐに次の行動に移った
「アホせんちょ〜とっとと動けぼけ〜まだ終わってね〜ぞ〜」
アホとはなんだ!ぼけとはなんだ!・・・・まぁいい確かにうちのクルーの言うとおりだ。まだ終わってなかったなこの決闘が終わったら勝利の美酒と洒落込もう
「リロード、レインバレット」
レインバレット−散弾
これならさすがのじーさん達にも当たるだろ
バン!カキンカキンカキン
バン!カキンカキンカキン
・・・・うおおおぉぉぉぉ、馬鹿な!刀持ってるじーさんは刀で弾くし手甲嵌めてるじーさんは手甲で弾くし、なんだこのじーさん達!
ムラマサさんとテツオさんは徐々にに距離を縮めていった
まずい、こうなったら「《ヒット・コイン》」表来い、表来い、表来い、来たぁぁぁぁぁ!「リロード、エクスプロードバレット」
「じーさんがた・・・Show timeだ!」
エクスプロードバレット−爆裂弾
俺はとりあえず刀を持ったじーさんと手甲を嵌めたじーさんを倒すことにした
ムラマサとテツオに入っている弾六発すべてを撃った
「血迷ったか!こんな遅い弾じゃ・・・ぬお!」
ムラマサは完全に躱したと思ったが弾がありえない軌道を描いた
「ムラマサさん!こんなもの叩き落とせば・・・!」
つぎにテツオんに向かった弾はテツオがジャブで打ち落とそうとしたが、パンチを躱すように軌道を描き体にまともに弾丸が当たった
俺の《ヒット・コイン》は説明するまでもないな!表だったから必ず当たるようになったんだぜ!
ムラマサ、テツオともに残りライフが二割を切っていた
「《エンジェリック・ライト》」
ムラマサ、テツオに光が射した・・・・一瞬でライフが全開になった
しくったぁぁぁぁぁ!あのばあさん回復職じゃねーか!なんで気づかなかったぁぁぁ!くそっ、まずばあさん倒さねぇと・・・
が簡単にはできなかった。つねにムラマサ、テツオはキーリーに対して攻撃を入れオトメさんは回復に専念し、ゲンがそれを護っている・・・・・四対一の闘い方としてかなりえげつない戦術である・・・たまの隙ができたらゲンがバズーカやガトリング砲で狙っくる・・・このピンチを《アブォイデンス・コイン》でなんとか回避するが運は何度も向くわけがなく
くそっ!またバズーカか「《アブォイデンス・コイン》」・・・・・・裏だと!
直撃した
キーリーはぶっ飛び空中で体勢を整え着地した。ライフが二割減った
イタッ!とうとう運命の女神は俺様を見捨てたのか!だが負けるわけにはいかない俺には信じて待ってくれている「せんちょ〜もう無理じゃないっすか〜?」クルー達が「あ、こっちの試合白熱してますよこっち見ましょうよ」・・・・
「うおおおぉぉぉぉ!!!」
なんかもう泣きてーぜ!くそっ!こうなったら見返してやる!
「《スロット》!来い!」
突如としてスロットマシーンが出現し回りはじめた
一つ目髑髏二つ目髑髏三つ目髑髏一列髑髏ができた
来たぜ!
「チェイン、《シェアリング・フィールド》」
爺さん婆さんの足元に魔法陣が出現した
「複合アーツ《デス・ゴスペル》」
突如として四人の老人の足元の魔法陣から黒い障気が噴き出し
「なに!?」「なんじゃこれは」「キャァァァ」「・・・・」
老人達のライフが一瞬でゼロとなった
決まったぜ!なんか反則くせぇ技に見えるだろうがな確率論だけでいくとかなり成功確率が低いんだぜ?まず、《スロット》対象一体にでたスロットの役の効果を与えるものだがまず役が揃うこと自体が少ないさっきのは髑髏が三つで《デス》という即死アーツを出したんだが四人いっぺんに倒したよな?あれはな《シェアリング・フィールド》によって単一アーツの効果を複数にすることができるんだぜ!だがこの《シェアリング・フィールド》も発生確率があるんだが見事どっちも成功して勝っちまったぜ!
「ヒャッホウ〜〜〜!」
「まだだよ、若僧」
!?
テツオが立っていた
なん・・だと?
「あれは即死系のアーツかね?正直言って驚かされたよ・・・・だがな、私の《悟り》スキルはねAPをすべて消費するかわりにライフ全開で復活するのだよ」
卑怯だろ!俺が言えた口じゃねぇが復活なんてあったのかよ俺はもうギリギリなんだが!
「・・・・・では、ゆくぞ!」
速っ!このじーさんさっきまで全力じゃなかったのかよ!ちきしょーこっちはさっきのコンボでAPに使える分ねーぜ!こうなったらとことんじーさんにつきあってやんぜ!
「リロード、ラピッドバレット」
ラピッドバレット−速弾
格闘系スキルのほとんどはAPを使わないものが多い・・・・・テツオにとってAPがないことはたいして問題ではないのだ
テツオもキーリーもほぼ接近戦
テツオは拳や蹴りでの攻撃、対してキーリーは二丁の拳銃で拳や蹴りを受け流したり隙をみて撃ったりしている。
「ほう、なかなかやるじゃないか若僧。ただの臆病な遠距離タイプと思っていたのだが考えをあらためんとな〜」
「じーさんこそやるじゃねーか・・・・もっとも勝つのは俺様だがな!リロード、《ライフバレット》」
俺はまた賭けにでるぜ!《ライフバレット》ライフを削って巨大なエネルギー弾をぶっ放すアーツだ一気にかた〜つけるぜ!
「いくぜじーさん」
キーリーはテツオに向けて撃った・・・・・キーリーはエネルギー弾と言ったが実際は極太レーザーだ
一丁だったら当たらなかったかもしれないがキーリーには二丁拳銃があった
二丁目の拳銃からのレーザー
「ぬおっ!」
命中
「まだまだまだぁ」
連射する弾丸によるコンボを繋げるように撃つ当てる撃つ当てる撃つ当てる
だがテツオもただやられるわけがなかった
「ふんぬっ!」
レーザーを《空手チョップ》で割り始めた・・・・レーザーが切断される・・・もちろん切断しているからと言ってダメージがないわけではない
なんてじーさんだ!俺のライフは・・・・一割三発分・・・じーさんも一割・・・どっちかがまともな一撃を入れたほうが勝ちだな
キーリーは前進した狙いは至近距離での《ライフバレット》の命中
また始まる接近戦
テツオの左ストレート右の銃で受け流す、右ハイキック少し体を後ろに反らして躱す、隙ができた
今だ!
テツオに向けて撃った・・・・・・が、それはテツオの狙いだった。あっさりと躱される
すぐに空いている右手の銃をテツオに向けて撃ったが銃を弾かれ変な方向に撃ち右手の拳銃は跳んでいった
・・・冷静になれ!俺にはまだ運命の女神がついているはずだ・・・・一か八かこの方法を・・・・
テツオの左の拳がせまる
・・・・・・当たったキーリーの胸にテツオの左の拳がめり込んだ・・・
カチャッ
テツオの背中に固いものが当たった
「そいつはにせもんだ」
テツオは目の前にいるキーリーが霧散するのが見えた・・・・・・・アーツ《空蝉》一瞬だけの分身
「愉しかったぜ」
ドン!
零至近距離、《ライフバレット》を当て試合が終わった
−−−−観客席−−トール視点
あのせんちょ〜馬鹿なのかと思ったがかっけ〜じゃねーか・・・・・そういえば、シェイドさんの試合どうなったのかな?上のスクリーンだったら終わってるようだが・・・
「なあ、シルク。シェイドさんどうだった?」
「・・・・凄かった・・・・」
「?もう少し詳しく」
「ありえないよ・・・ヒルケさんの人形《血濡れた人形》がものの5分で破壊してヒルケさんの《城壁》の防御アーツのことごとくを無力化していって10分で試合が終わってしまった」
とりあえず俺には人形の凄さがどれくらいか《城壁》がどんな優れているかはわからなかったが試合時間の早さだけはわかったさっきからやっている試合はどれも30分以上の闘いだった。で、試合のレベルもかなり高いそんな中で10分は早過ぎる・・・・一体何をしたのだろうか後でシルクに聞こう
−−−−《覇》試合終了間際−−−−ヒルケ視点
「はぁっ・・・はぁっ・・・」
この人はありえない・・・・・・私の最高傑作《血濡れた人形》をものの5分で攻略し破壊するなど・・・・しかも私の結界は聞いてないのか?
《覇》の闘技場は今闘いの場に魔法陣が全域に展開されている・・・この魔法陣はヒルケの《城壁》スキルの《不可侵》というアーツによって展開されており魔法陣内ではヒルケ自身の防御力が上がり敵はすべて攻撃力、敏捷のダウンがあるはずなのだが
「この程度なのですか?残念です・・・そろそろ終にしましょうか」
奴・・・シェイドは今だライフが一割しか削れていないしかも・・・・
まったく攻撃力、敏捷が衰えない!
大鎌が近づく・・・・斬り裂かれた・・・・躱すことすらできなかった敏捷が衰えるどころかまだ加速した
「あなたはいったい?」
「第五位ギルド《ミスティ ドリーム》ギルドマスターのシェイドです。以後御見知りおきを」
第二回戦勝者
《神》−《愉快賊団》ギルドマスター
《覇》−《ミスティ ドリーム》ギルドマスター
次回予告
キーリー(※以下キー)「おおっと、やってきましたぁ!キーリーの俺様紹介ショー」
トー「ちがうわ!新キャラ紹介コーナーだ・・・・気を取り直して、今回は《愉海賊団》ギルドマスターのキーリーさんと《WG’s》のオトメさんです」
オトメ(※以下オト)「あらあら元気ねぇ〜」
キー「あっ!回復職の影がうすいばあさん」
トー「・・・・うるさいのはほうっておきましょう。失礼ですがオトメさんは何歳ですか?」
オト「今年で・・・・・・・・・・・・・・70歳かねぇ?」
キー「俺様を無視するな〜」
トー「・・・・失礼。もしもし、ええ、ええ、お願いします」
キー「何の電話だ?」
トー「気にしないでください・・・・はい、続きましてキーリーさんにも質問です」
キー「よし来たーー!さぁ、なんでも質問するがいい」
クルーA(※以下クA)「せんちょ〜」
キー「何故だ?クルーの声が聞こえる!」
クA「ギルドの方が大変なことになってます。すぐに帰って来て下さい」
キー「何!質問はまた後だ!それじゃ〜な〜」
トー「・・・・・・・・・フフッ」
クルーB(※以下クB)「トールさん、そちもわるよのぉ」
トー「こんな簡単に追い出せるとは思わなかったな・・・・・・まぁ、こっちはうるさくて迷惑そっちは変なこと言い出さないように口止め・・・・利害が一致したわけだ」
クB「それではまた機会があれば」
トー「・・・・・時間が余ったな・・・・・・クルーA、頼りない、騙されやすい、実はさっきのも騙されてやらされていた。クルーB、悪人、いい性格、なかなかの策士、本編ではあらわれないだろう・・・・・こんなものか。ではまたの次回予告で」
シェ「あえて語ろう、オトメさんは素晴らしい回復職だと!なによりその存在の薄さ!回復するまでまったく注意が(※以下略