story2 突発性エンカウント
「グオオオォォォォ」
ドラゴンが唸る声
その咆哮に俺は動くことができなかった。
「早くさがりなさい。死にたいのですか」
死にたくはないだが、俺の足は動かなかった・・・いや、動けなかった恐怖でびびってた
「・・・・・・」声すらでない
それを見たシェイドはしょいがないという顔をしていた。
「では、しっかり見ていなさい私の闘い方を」
シェイドが一歩前に出た。それが闘いの始まりとなった。
シェイド視点
トール君は・・・まぁ、初めてこの世界に来てチュートリアルのネズミの後にこんなドラゴンを見たのだからしょうがない。
私がなんとかしましょう。
一歩前に踏み込んだ、ドラゴンが動き出した。
目の前にいるのはレベル58の1番弱いドラゴン。攻撃パターンを知っているし、無駄に物理攻撃力が高いことぐらいだ。
だが、背後にはレベル1のトール君がいる。
なので私は出し惜しみせずに《死霊使い》スキルの最大物理攻撃力を誇るアーツで倒すことにした。
ここまでの思考時間0.12秒
アーツを使う方法は2つある1つはボイスアクション。名前でわかるかもしれないがこれはスキルにあるアーツを言葉に出すことによってシステムが補助してくれるもの。
もう1つはフォームアクション。アーツにより型が存在しその型にはめることで発動する。
私は、トール君の前であえてボイスアクションを選んだ。かっこよくみせるためだよ。ふふっ
なお、ここまでの思考も短いので一歩足を出した時点でシェイドの顔はにやけていた。(※本人気づいてません)
トール視点
おい、あいつおかしいだろあんな化け物を前に笑っていやがる。
シェイドはにやけ顔のまま(※本人気づいてません)鎌を後ろに引き
「アーツ デスセイバー」
シェイドが声に出した。シェイドの持っている鎌に黒い謎の物質か纏わりつき肥大かし鎌の刃の長さが1メートルぐらいになったところで、シェイドが跳躍した。
あとは、予想がつくだろうその大鎌でドラゴンを斜めに振り落とした。
ドラゴンは真っ二つに・・・・・
ありえないドラゴンの存在もだがシェイドがもっとありえない。
そんなことを考えていると、真っ二つなったドラゴンが光りの粉ようにさらさらと消えているときにシェイドが近づいてきた。
「俺のギルドで強くならないか」
実力を見せつけられて言われた。ただ、この人ならついて行けるとなぜか思えた。
次回予告
シェ「シェイドの〜アーツ紹介コーナーの時間でーす。わーーーー」
トー「ひとりで盛り上げるの止めたら。そして次回予告は・・・」
シェ「今回紹介するアーツはこちら」
トー「俺の意見はスルーか」
シェ「なんと、私のアーツ《デスセイバー》アーツレベル4 即死効果12.7% 《死霊使い》スキルで最大物理攻撃力をもつ」
トー「ていうか、スキルについてもアーツについてもまだ1つしかないし」
シェ「おおっと、時間のようだ。それではまた次回で。さよ〜なら〜」
トー「いや、次回予告は・・・あっまた逃げやがった」