story19 模擬タッグ戦?
−−−ベクト視点
なんで俺目線かって?そりゃここにいらっしゃる幼児体形の我が儘お姫様が前話ででてきたのにまったく喋れていないからわざわざこちらがわに・・・
「なんで、あんたとタッグ組まなきゃいけないのよ。こうなったのもあの少年が・・・ぶつぶつ」
「いや、だからバランスをとるために・・・いやトール殺すじゃなくだな・・・あ〜〜〜わかったもうお前はトールをやれ俺はその間シェイドを足止めしとく」俺達はてきとーに作戦をたてた
−−−トール視点
「シェイドさん、俺は何をすればいいんですか?正直いって勝つのは無理でしょ」
「ええ、まぁあなたは全力で闘ってくれればいいんですよ。これはあなたの実力を見るものなんですから」
そんな風に言われて少し気がはれた・・・とりあえず全力をだそう
シェイドさんに二人のスキル構成どんなアーツを使ってくるかなど攻略方法をいろいろ教えてもらった
「では始めますよ。フィールド形成は森、時間は1時間で」
闘技場に木や草が出現し始め森ができた。その後、フィールドはじまで転移された。
3・・・2・・・1・・・・・・・・GO
この表記がでて模擬戦が始まった
が、始まった直後地鳴りとともに何かが近づいてくる音が聞こえた
「シェイドさん・・・・これってけっこうまずい状況ですか?」
そんなことを言っていたら徐々に前方が赤い光で・・・・・さすがに危険だと思ったので今いる場所から離れた直後に、ゴウッという音とともにさっきまで立っていた付近の木が灰になった
・・・・・え〜っと、多分今のはホリィさんの《魔弾》だと思いますがアーツレベル4の予備動作なしの炎弾でかなり威力があるとのシェイドさんからの情報だったのだが・・・アホかかなりどころじゃないだろ予備動作なしで木を灰にできるものをかなりで片付けるなって話だ
あっ、何かこっちに近づいてきてる・・・あれはツインテール、ホリィさんか・・・・・・・・・逃げよう
とりあえず俺はそこらへんの木に隠れた。
「トール君出ておいで、でてこないと後で・・・・チッ、ここにはいないか・・・殺る」
わお、とびっきり殺る気満々じゃないですか。呼んだあと殺る気しかないじゃないですか・・・・そういえばいつの間にかシェイドさんいねぇ!やばい一人でこの人と闘えとか無茶すぎ
俺は草や木で隠れながら距離をとった。
よし、だんだん離れてきて『パキッ』・・・・・なんで枝木が・・・
「見〜つ〜け〜た〜」
なんかあの人、目光ってますよ口から煙は・・・さすがにでてませんが
しかたがないので剣を構えることにした・・・徐々に接近してきそうなのでツインテールに《ソニックエッジ・散》をつかって牽制をいれた
六枚の刃がツインテールに向かって飛んでいったが
「しゃらくせー」
六枚の刃を突如出現した巨大な炎球で消滅させた。
あれは、確か《ディスチャージ》だったはず炎球を前に出現させるだけのアーツ・・・接近戦でつかわれたら躱せね・・・
六枚の刃を囮に俺は全速力で逃げた
−−−−シェイド視点
・・・ふむ、これは《魔弾》っぽそうですね。とりあえず躱しときましょう。
シェイドはトールと逆側に躱した。
あ・・・トール君あっちですね。ならば、私もあちらに行かな・・・
ザッという音が聞こえた
ガキィィィィン
大鎌と剣がかちあう音
「たく・・・なんで俺の攻撃を見切れるんだお前は」
「長年の付き合いじゃないですか。勘ですよ勘」
鎌で弾いて距離をおいた
やってきたのは、そうベクト。
「ベクト、私はトール君の実力を見ないといけないんですけど・・・」
「うっせぇ、俺はお前を足止め・・・あわよくば倒しに来たからな。そっちの言い分は俺を倒してからにしろ」
ベクトは最後にかっこよく剣をシェイドに向けた
「しかたありませんね」と言って大鎌を構えた。それに合わせてベクトももう一本の剣を抜き二本の剣を構えた