story11 ヴァリアブルアタッカー
どうも、ジャッロです。
文章が短くて話数が増えてもあとがきのネタは尽きない・・・・・とても不思議です。
突如としてあらわれた槍によって銀狼はライフを失った。
「ふぅ、やれやれ。大丈夫か?」
槍が飛んできた方からその声が聞こえたのでそっちへ向いた
茶髪で短髪、耳に銀のイヤリングの眼は黒、体型はスリムで筋肉質、身長は180ぐらいそんな人がいた
「んん。シルクじゃねーか。俺だ、俺、ハンクだ」
「え、どうしてここに。ハンクさんはクロル山脈に行ってたのでは」
この人はどうやらハンクという名前らしい。ちなみにクロル山脈は下級ドラゴンがわんさかいるらしい場所だ
俺は話しについていけなかったのでそのまま二人の会話を聞いていた
「突発性エンカウントあるよな。ここに銀狼のエンカウントが多数確認あるから行くついでに調べてついでに倒しとけとシェイドさんに頼まれたんだが・・・・・はぁ」
「そうなんですか、こちらハンクさん。こっちは最近入ったトールです」
やっと紹介されたので俺は名乗った。
「トールです。さっきはありがとうございました」
「ハンクだ。なぁに、困った時はお互い様だ。よろしくぅ」
俺達は一旦王都まで戻ることにした。ハンクさんはクロル山脈へ行くには一度森をでないといけないので一緒に森を出ることにした。
森の中を歩きながら会話している時にシルクがハンクに質問していた
「そういえば、ハンクさんレベル上がったのですか」
「いや、それがシェイドさんの報告で銀狼が五体はいるって言われて『全部片付けておいて下さい』って。で昨日からこもってさっきので五体目・・・・・・はぁ」
「ため息がたえませんね」
「シルクにトール、くれぐれも気をつけろ。レベルが高いとその分シェイドさんに頼まれ事が多くなるからな」
そんなハンクさん大変そーだなー、と呑気に構えていたら
目の前にまたポリゴン群が出現した。
「あ〜、くそっ、お前ら二人は下がってろ。俺が片付ける」
俺達が下がった時にポリゴンが形を生成して一匹の黄金色の毛並みの狼が出てきた
俺は即座に《判別》で確認した。ゴールドウルフ、レベル?、判別スキルはレベル差20まで見ることができるが、今の俺のレベルは銀狼の経験値で11になっている。だから金狼はレベル31越えのモンスター
俺は微力だが力になろうと前に進んだがシルクに止められた
「トール何やってるんだ」
「シルクっ、あのモンスターレベル相当高いぞ少しでも加勢しないと」
「落ち着け、僕らだと一撃死だと思うからいっても無駄だ。それに・・・・・」
「それに」
「ハンクさんはかなり強いよ」
と、最後にシルクに言われハンクさんと金狼の闘いが始まろうとしていた。
ハンクさんが先に動いた。そして終わりの始まりでもあった。
ハンクさんは槍を投げた。もちろんただ投げた訳ではないスキル《長槍》のアーツ《スローランス》だ。
さらにハンクさんは槍の後を追うように走り出した・・・・ように見えた。うまく言えないのは彼の攻撃、移動が早過ぎるからだ。
槍は命中して金狼の肩を射ぬいた。さらに追い撃ちといわんばかりに《片手斧》スキルの《ストライクスイング》をお見舞いしていた・・・・・ここでありえない事実に俺は気づく。
彼はメニュー画面を開かずに武器を交換していた。
普通はメニューの装備欄に武器を一つだけセットできるが、そこで武器をセットし直さなければ武器を交換することはできない
俺はおかしいのではないのかと思いそのことについてシルクに聞いた
「なぁ、シルクあれはなんだ。なんで武器がなんども変わっているんだ」
「・・・・普通は武器は一つしかセット出来ないし戦闘中に武器を交換はできない。けれどハンクさんの持っているスキルがそれらを可能に出来るんだ
《ヴァリアブルアタッカー》というスキルなんだけどこのスキルの初期アーツの中に《三器装備》というものがあって片手剣、長槍、片手斧を一つずつセット出来るんだ。
そして、《連鎖攻撃・剣》《連鎖攻撃・槍》《連鎖攻撃・斧》があの戦闘中に武器を変えれてるアーツだよ。例えばさっき使っていた《スローランス》からの《ストライクスイング》これは《連鎖攻撃・槍》のアーツであれで一つの技なんだ
・・・・・あ、もう終わるよ」
ハンクは斧を持っていた。金狼は金属化していたが、すでに残りライフは一割とちょっとしかなかった。
ハンクは《片手斧》スキルの《フォールインパクト》空中に跳躍して斧を思い切り投げ落とすアーツを使い小さなクレーターが出来ていた。交わされたはずが、金狼は足を引きずらせていた。
謎はすぐとけた、ハンクさんが持っていたのは片手剣しかも《片手剣》スキル《スラスト》のアーツ使用後の構えで地上にいた。
物事をうまく理解し遅れているのはハンクさんの動きが加速しすぎているからだった
その後、ハンクさんは片手剣で二度ほど金狼を斬って倒した。
次回予告
シェ「シェイドの次回予告コーナー。今日は名前もまだ出てない副ギルドマスターの『ピーー』です」
??「いや、シェイドお前なんで俺を呼んだ。今話にでてきたハンク呼んでやれよ」
シェ「『ピーー』はギルド内でピーーしていて、最近よくピーーしていたりします」
??「おい、シェイドさりげに『ピーー』を『ピーー』するな。ええい、欝『ピーー』い」
シェ「はははははは。ざまぁみろですね。キャラも確立してませんしファンの方もまだいないはず。いつも、私を追いまわ・・・・・暴力反対ですよ」
??「よし、黙らせた。次回、副ギルドマスター。俺がでてくるぜ、よろ『ピーー』。待て、シェイドォォォ」