story10 モンスターアーツ
銀狼のライフを七割近く削ったが、ここからが悪夢だった。
グルルゥと唸り声を上げたすぐに銀狼は身体を鋼鉄のように金属化していった、いうなら銀化か
「こいつ、ライフが致死量になったらアーツを使うのか」
「え、モンスターもアーツ使うのか」
「あとで説明するから今攻撃のチャンスだ、行くぞ」
俺は、知らなかったモンスターがアーツを使うことを・・・・・いや、今は目の前の敵に集中だ。
身体が全部金属化するまで動けそうにないのを理解し完全に金属化するまえに攻撃した。
俺は頭を、シルクは背中を狙い切りつけたが、キィィィィンという音ともに弾かれた。
だが、俺は諦めず最後の《ソニックエッジ》をお見舞いしてやった。
それと同時に銀狼は完全に金属化したので《ソニックエッジ》ヒット後で距離をとった
信じられないことにライフはほとんど削れる事はなかった。さっきまでとは物理防御力違いすぎた
完全に金属化した銀狼は軽く跳び上がり回転し始めた。
俺もシルクもその行動に一つだけすぐに理解した、攻撃がくる、と。
俺とシルクは高速回転し始めたものに集中した。
その直後に、回転している銀狼が動いた。
車のタイヤの如く前進してきた。
−−−−速い!
ほぼ一直線だがかなりのスピードで俺とシルクの後ろにあった木を一本破壊していた。
俺とシルクの間を通って後ろの木に衝突したようだった。驚愕の威力だった。
防御力がありえなくなっているのに攻撃も威力が増してはもう勝ち目がない
そんな風に考え俺は「なぁ、逃げ・・・」まで言えたがここから先はシルクの言葉に消された
「トール、君は言いましたよね。死力を尽くそう、それでダメだったら後悔はないと、僕らはまだ戦えるライフが尽きるまで」
その言葉にはっとさせられた。
そうだ、まだライフは残っているのになに諦めているのかと
「悪い、シルク。俺は全力で奴を倒すぜ」
この俺の言葉とともに二人は動いた。
俺は、弾かれながらも着実に金属の身体に打ち込んでいった。
シルクも《ファイアーボール》を確実に当たるように狙いを定めて二発当てた。
その攻防戦をおこない俺の残りライフが二割を切って、銀狼ももはや一割。
やれる!と思ったがダメだった。最後の最後で大剣を弾き飛ばされてしまった。
無防備になった俺を銀狼は無視する訳がなく突進してきた。
死んだ、と思ったが
残り、目の前一メートルぐらいだろうか、そこで一本の槍が金属な銀狼を貫いていた。
次回予告
トー「はい、今回は余計なものがないので本来の次回予告コーナーです」
シル「ちなみに、余計なものはギルドの会議でこれなくなりました」
トー「ええと、次回では新キャラがでてくるそうです」
シル「・・・・・余計なものがいないだけですごく平和ですね」
トー「さらに、まだまだアクションシーンも入ってます」
シル「次回・・・」
シェ「待ったーーー、次回、ヴァリアブルアタッカー。三つの武器が交錯する。それではっ」
??「待て、くそ。何処に行きやがった」
シル「副ギルドマスターどうしました。しかも、本編に出てないから名前の表記?になってますね」
??「そんなことはどうでもいい。シェイドはどうした。あの野郎会議中にいきなり抜けだしやがった」
トー「シェイドさんならあっちにありえない速度で走って行きましたよ」
??「助かる、サンキューな。・・・・・シェイドォォ、姿顕せ〜」
トー「結局、シェイドさんに掻き回されたな・・・次回予告も持っていったし」
シル「トール、僕らは所詮このコーナーでは活躍出来ないんだよ」
トー「オチもないしな」
シル「あぁ」
トー&シル「・・・・・・・・」