地味で目立たない眼鏡っ子令嬢の可愛いところは王子様だけが知っている ~その求婚はお断りしたいのですが~
「クリスティーナ嬢、申し訳ないが今回の君との婚約の話は無かった事にさせて欲しい」
──あぁ。また、ダメだったわ。
伯爵令嬢、クリスティーナは今日も婚約の打診を申し込んでいた男性にお断りされてしまっていた。
何とこれで三人目!
揃いも揃って口にするお断り理由が、
眼鏡、眼鏡、眼鏡……
ど近眼のクリスティーナには、この顔がよく分からなくなるほどの分厚い眼鏡が手放せないと言うのに。
これがダメなのだと言う。
そもそも最初の婚約者にも眼鏡が理由で逃げられた。
──こんな眼鏡令嬢でも良いと言ってくれる人はいないかしら?
新たな婚約者探しに難航し、半ば諦めかけていた頃、
クリスティーナは、王宮主催の舞踏会に参加する。
当日、不慮の事故で眼鏡を壊してしまい、仕方なくボンヤリした視界で過ごした舞踏会の後、
何故かクリスティーナは第三王子、アーネスト殿下に呼び出され求婚されてしまい……
──何で!? どうしてこうなったの!?
✿アルファポリス様に掲載・完結済
加筆修正しています。 全十五話
1. 眼鏡が私の邪魔をする
2023/02/25 21:00
2. なぜか届いた王家からの手紙
2023/02/26 09:00
3. キラキラ王子は笑い上戸でした
2023/02/26 15:00
4. お断りしたかったのに!
2023/02/26 21:00
5. 甘すぎる殿下の無邪気? な攻撃
2023/02/27 09:00
6. 眼鏡を受け入れてくれない人に用は無い
2023/02/27 15:00
7. 揺れる心と現れたもう一人の王子様
2023/02/27 21:00
8. 意味深で不気味な第一王子
2023/02/28 09:00
(改)
9. それはまるで別れの挨拶
2023/02/28 15:00
(改)
10. 私の意思など関係無いらしい
2023/02/28 21:00
11. 後悔する日々の中で
2023/03/01 09:00
12. お姉様は敵に回してはいけない
2023/03/01 15:00
13. 秘密の逢瀬
2023/03/01 21:00
14. 婚約発表の日
2023/03/02 09:00
15. 眼鏡と共に誓う未来
2023/03/02 15:00