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元英雄 これからは命大事にでいきます  作者: 鉄馬 メウ
第四章 結城との再開

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スカルキングの杖


「貴方が魔王?」※セシリア


「フフッそうですね。魔王軍は壊滅したました。

しかしまだ多くの残党兵が残っております。

私はそこでたまたま長を務めることになった。

一時凌ぎの魔王と言ったところですかね」


こんなことを言っているが、その禍々しいオーラが

その辺の魔族とは桁違いに強いと判断させるには

充分だった。


セシリアは2人を相手にどこまでやれるか

どうすれば勝てるかを思考していた。


「そんなに怖い顔をしないで下さい。

私は2人の勝負にほんの少し手出しさせて

いただくだけですよ。その後は手を出しません!」


「ヴォルさん、貴方に良いものを持ってきました。

この杖をどうぞ!」


ヴォルは先端に紫色のドクロが付いた杖を

受け取った。


「これは?」


「これは、スカルキングの杖です。かつて

ある大魔術師が国を滅ぼし数多の死霊を従え

そして自らもリッチとなり永く国を支配した

死霊の王の杖」


「その杖が………」


「はい、ヴォルさんの為です。

とても貴重な道具ですが、ヴォルにあげましょう。

今のヴォルさんならきっと上手く扱えます」


マグナルは笑顔でそれを渡し、

耳元で彼に囁くように言った、


「その杖には協力な3体の死霊が封印されています。

まずは呼びやすいものから召喚してみて下さい」


ヴォルはその杖を使い召喚を試みる。

しかしふと感じるこの恐怖はなんだ


ヴォルは杖を使うのに躊躇っていると


「どうしたんですか?ヴォルさん

そんな顔をして大丈夫です。貴方なら扱えます」


ヴォルは思った。今になり何を怯えることがあると、

既に私は地獄に片足を突っ込んだ身、

私には力が必要なのだ、こんなところで

手をこ招いている場合ではない。


ヴォルは死霊を召喚する。


「異でよ!全てを切り裂く闇の牙


『ブラック スカルドック』」


体長5mくらいの黒い骨の犬が現れた。


「ガァルル~」

ブラックスカルドックは威嚇をしてくる。

そのまま走り出しセシリアに牙を剥く


セシリアは躱すが即座に反転し

爪を立て腕を振る。


セシリアはそれを見切り腕を蹴り跳躍

そのままブラックスカルドックの顔面を

蹴り飛ばした。


ブラックスカルドックが倒れてる隙に

拳での連打でを繰り出す。


しかし、違和感を感じたセシリアは距離をとる。


セシリアの手からは僅に流血しており、

原因がはっきりと分からなかったが恐らくは………


おの犬の瘴気が何かしらの害になっている。


「大丈夫ですか?血、出てますよ!」


自分の手を指して、面白そうに笑うマグナル


「平気ですよ。このくらい」


見えるように両腕をあげ瞬時に回復させるセシリア


「流石聖女様、回復魔法はお手の物ですね!」


拍手をしてわざとらしく称賛するマグナル


「この瘴気は呪いの類いですか?」※セシリア


「フフッ、良いですよお教えします。

このブラックスカルドックは恐ろしいですよ!

瘴気にかかっている呪いの効果は「老い」です」

※マグナル


「老い?……」※セシリア


「そう!老いです。つまり老化です。

まさにそこがブラックスカルドックの

すごいところです。触れ続ければたちまち

おばちゃんでしたよ。セシリアさん」


セシリアは戦慄する。実際かなり接近して

いたし、殴っていた。現状の私は大丈夫か

確認したくて、そわそわして仕方がなくなった。


「フフッ、そんな顔しなくても、老化の影響は

受けていませんよ!そこが流石と言うべきところ

ですね。聖なるオーラで相殺するとは、

驚きの防御方法です。普通防げないんですが……」


やや考え込むような首を傾げる


さっきは防げたけど今度もそうとは限らない

もしかしたら濃度を濃くすることができ

私の防御を貫くかもしれない。


接近戦は極力控えたいけど、相手の速さも相当

なんとか上手く躱す方法を考えないと………


「油断禁物ですよ。セシリアさん」


ブラックスカルドックが背後にまわっており

鋭い牙を剥き出しにして攻撃を加えようとしていた。


セシリアは即座に回転蹴りを顔面にかます。


ブラックスカルドックは大きく後退し

顔面にヒビが入った。


「思った異常に固い」※セシリア


セシリアは瘴気を嫌い足にオーラを集中

威力が格段に上がったはずだが、ヒビ割れ

程度ですんでしまった。


接近戦でこのダメージなら

普通の攻撃では無理ね!………なら


セシリアは胸の前で手を組み祈りを捧げる。

祈りが届いたのか突如天から光の粒子が降ってきた。


粒子は集まりその姿を変え、

人と変わらないほどの大きさの十字架となった。


十字架は両端に平たい円柱の宝石が

はめられていた。


「行きます。貴方に神の鉄槌を下します」


セシリアは跳躍しブラックスカルドックの

真上に移動、十字架に祈りを捧げる。


「祈りは光となり闇を討ち滅ぼす」


『ホーリーバーストブレイク』


十字架を振り下ろすと巨大な魔方陣が展開され

ブラックスカルドックを押し潰す。


「ガァルル~」


遠吠えは徐々に弱くなり消えていった。


セシリアは軽やかに着地し

軽く額の汗を拭った。


「ん~良いですよ。そうでなくては、

セシリアさんは他にどんな技をお持ちなんですか?

是非拝見したい」※マグナル


楽しそうに観察するマグナル


「ヴォルさん次です。召喚をお願いします」

※マグナル


「は、い、分かり、ました。」

ヴォルはひどく疲労しており、

召喚に相当な体力を消費することが見てとれた。


「異でよ!カオススネイク」

8m程の白と紫の斑模様の蛇が現れた。


「さ~第2ラウンドと行きましょう!」※マグナル


「いえ、もう良いです!」


高速でセシリアは走りそのまま

十字架でぶん殴ってカオススネイクを

ぶっ飛ばした。


「神の裁きを受けなさい!」

『ホーリーマーク』


カオススネイクの身体に魔方陣が展開され、

セシリアは祈りを捧げた。

それに合わせ魔方陣は光のヒビとなり

カオススネイクの身体を砕いた。


「あと一体倒したら終わりですか?」※セシリア


「フフッ、意外とせっかちな方だ」※マグナル


セシリアは内心焦っていた。長時間の闘いに

よる体力の低下に加えヴォル以上に危険な

存在と感じる。マグナルがいるからだ!


本来なら撤退出来ればするべき状況、しかし、

これ以上スタンピッドを止めるのが遅れれば

たくさんの人が死んでしまうことから、

今すぐにでも止めなければと言う思いが

セシリアを無理にでも闘いに挑ませる。



「それではヴォルさんお願いします。

最後の一体、『デススフィア』の召喚を」



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