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元英雄 これからは命大事にでいきます  作者: 鉄馬 メウ
第三章 闇ギルドヘルヘイム

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生きる意味とは………


あれから随分と時が流れ


「お~いリョウガいるか?」


食料がなくなって来たため、町に買い出しに

行こうと誘いに来たのだか


「あ、サイガさんこんにちは、

リョウガならいないよ」


リョウガの家から出てきたのは美少女だった

確か名はアンリ、リョウガの親戚の人らしいが


「リョウガは何処に行ったかわからない、

さっき村長に呼ばれていたから逃げたかも」


「相変わらずだなリョウガは………

仕方ない買い出しは一人で行くか!」



サイガは仕方なく町に出かける。


「調味料は何処で買えるんだったかな~」

目的の店がわからずうろうろと歩いていると

一人の少女が目の前に立っていた。


うん!?おかしいな、全然気が付かなかったぞ。

………しかし珍しいな~この辺では青色の髪とは、

何処か遠くから来たのか?


「あなたは それで 満足しているの?」※少女


「は?何を言ってるんだ?」※サイガ


「あなた 生きてるけど………死んでいるわ」※少女


サイガは意味のわからないことを言われ

動揺していた。本当ならさっさと離れて

しまいたいのだが、どうにもこの少女から

目を離すことが出来ない。


「フフ、あなたは私と同じ、半分死んでいる。

…………どうして生きないのかしら?」


「何を言っているんだ。俺は生きているぞ

ふざけたことを言うな。

子供だからといってこれ以上訳のわからない

ことを言うと容赦しないぞ!」


威嚇するように叫ぶサイガ


少女は何も感じていないように落ち着いている。


「あなたのここ……こう言ってるわ……勝ちたいって!」


少女はサイガに胸を軽く叩き諭すように言った。


「勝ちたい……そうだ俺はあいつに勝ちたかったんだ」


「その子まだ生きたがってるんじゃないの?」


「俺はあいつに勝つことわはをあきらめていた?」


近くにいたから分かった。リョウガの凄さが、

才能もそうだが積み上げられた努力に非の打ち所が

ない。俺は勝つために様々なことに取り組んだが、

追い付くどころか、差がどんどん開いていく。



「ねー力が欲しい?」


少女は音色のような綺麗な声でささやく


「力をあげるから、私にちょうだい……あなたの


『心を』 」


サイガは無意識に彼女の手を取っていた。


そして 「ちからを下さい!」


サイガは少女に頭を垂れる。


「分かりました。私、女神ヘルの名の元に

あなたに力を与えましょう。……契約成立ですね」


その日サイガが訪れた村は、

サイガによって壊滅した。


……


「サイガ、起きろ!」


「………………………リョウガか久しぶりだな!」


「まったく何処ほっつき歩いてるだよ!

突然いなくなるのは、俺の専売特許だぞ

サイガは僕を探しに来る担当だろ」


「ハァ~勝手に決めるなよ。

いつも勝手にいなくなりやがって…………

もう少し追い付けるとこにいろよな………」


サイガは嬉しそう顔で笑う。


「なんで笑ってるんだよ。死にかけてるんだぞ」


リョウガは悲しそうな顔になる。

サイガの身体は半分以上灰になって消えていた。

とても回復魔法では治せない。


「ふう~俺はお前に会えて嬉しいんだよ。

やっとなんだ、もう長い間悪い夢を見ていた

みたいだ。リョウガにこんな力で勝てる

わけないのにな~ホントにバカだよ」


サイガの目から涙が溢れる。


「俺はお前より強くなりたかったんだ!

どうしようもないくらい…………


リョウガすまなかった。

俺のわがままで迷惑かけた。


それとお前と居れて楽しかった!ありがとな~」


サイガは灰になって消えた。


「バカ~それはこっちの台詞だよ……

ありがとな~サイガ」


リョウガはそう言って空を見上げた。



「リョウガ………大丈夫?」

アンリがリョウガを抱き締めた。


「アンリ僕は大丈夫だよ。でも少しこのままに

してくれるか、もう少しで落ち着くまで………」





「八雲やっと戻ってきたか!」※赤城


「遅くなった赤城、大丈夫か?

随分疲れた顔してるぞ」


「思ったより強かったんでな、少し疲れたかもな!」


「驚いたよ急いで戻ってきたら、強いオーラの

気配を感じて行くと、赤城が巨大なドラゴンと

戦ってるんだから!最後の消費が激しいのか?」


「今の俺では『赤鬼化』は、急激にオーラを使う

うえに人間の身体がダメージを受ける。

あまり長くは使えない」


チラッとしか見えなかったけど、『赤鬼化』は

急激な肉体強化とオーラの性質変化の技

特にオーラの性質変化は魔王の時に纏っていた。

地獄に存在する業火の炎、生きた人間の身体じゃ

耐えられないか……


「今だから聞くけど赤鬼以外にも使ってた

ようだけどあれはギフトか?」


「見えていたのか、そうだ俺のギフト『朱き血』

血液を操る力に煉獄の炎を宿す」


「煉獄の炎またの名を浄化の炎……呪いを

消す飛ばしたのか?」


「既に呪いの侵食が進み過ぎていたようだ、

どうにか出来るものではなかったな」


赤城本当は助けるつもりだったんだな……



こちらにリョウガさんとアンリさんが歩いてきた。


「君、ありがとうサイガに最後に会えたのは

君のお陰だ。本当にありがとう」※リョウガ


リョウガさんは赤城に頭を下げお礼を言う。


「き、気にするんじゃね~よ。

大したことじゃね~え」※赤城


なんか分からんが動揺する赤城

感謝されるのになれてないのか?


「リョウガ……お前ツンデレ系じゃないだろうな?」


「は~なんだってツンデレってなんだ?」


「いや、何でもない………」※八雲


少し落ち着き始めた矢先、そいつは居た。

気配がまったくない。ただそこに見えるだけ


「君は何者だ」※八雲


見た目は只の少女、でも確実に普通ではない

空気が変わったあまり居たくない淀んだ空気だ!


「せっかく美味しそうに熟成されていたのに

勿体ないわ!私の楽しみどうしてくれるの!」


そう言ってこちらを見つめる少女


「お前は誰だと聞いている。人間ではないな!」

※赤城


そこに一人の女性が割り込んできた。


「お久しぶりですね!女神ヘル

貴方を捜していました。」※コロン


コロンさんが見たことのない怒りの形相で

少女を見つめていた。



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