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元英雄 これからは命大事にでいきます  作者: 鉄馬 メウ
第三章 闇ギルドヘルヘイム

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サイガとリョウガ


あいつは突然現れた。


リョウガ………頭が良く誰からも慕われどこか自分勝手


そして……………『強い!』……誰よりも



リョウガに会ったのは龍人武闘会だった、

龍人武闘会はエンシェントドラゴン、人の姿

なれないと参加ができない大会

俺は村の同年代で最も強く負け知らずだった、

この大会も毎回好成績を修め、今年こそ優勝する

そんな意気込みで出場した。結果は1回戦負け

俺はあっさり倒されてしまった。


「何故だ、俺がこんなにあっさりと負けたのか?」


俺を倒した男は楽しそうに言った。


「君、強いな!すっげ~楽しかった。

名前聞いてもいいかな!」


「サイガだ………あんたは?」


「僕はリョウガって言うんだ。宜しく!」


そう言ってリョウガと握手をした。


その大会はリョウガが優勝した。

他を寄せ付けない圧倒的な強さだった。


俺は憧れた。あの強さに、それから俺は

追いつくためにより苛烈な修行をした。

そしてとうとう俺は龍人武闘会で優勝を

する事が出来た。ただあまり喜ぶ事ができなかった。


あいつがリョウガがいなかったからだ!

一回の負けただけだったが、俺にとって

優勝する事が目的ではなく、リョウガに勝つことが

目的に代わってしまっていたのだ!


俺はリョウガに会いに行くことにした。


村に着くと、

「リョウガか?う~んしばらく帰らないかもな~」


どうやらリョウガは放浪癖があるようで

突然いなくなり、いつの間にか帰ってくるらしい

俺は待つことにした。それから20年後……

村の皆は俺を暖かく迎え入れてくれ、

ここでの生活を好ましく思い始めた頃、

リョウガが帰ってきた。


「リョウガ!俺と勝負しろ!」


「…………すいませんどちら様でしょうか?」


「な!?何~俺を覚えていないのか~」


「おい、リョウガ~、サイガはお前と

闘うために、わざわざ来たのに忘れるとか

ないわ~」※村人


「なんで僕がこと人と闘わないといけないんですか?

ぼくなんかやらかしましたっけ?」


「これは一から話さないと進まなそうだな!」※村人


俺がショックを受けている間に、村人の方が

リョウガに事情を話してくれた。


「そっか~あの時の人でしたか、すいません

100年くらい前の大会だったんで忘れてました」


「まぁ、そうだな少し前の話だ。忘れるかも知れん

………そんなことはどうでもいいー

リョウガ勝負だ!!」


「サイガ悪いんだけど、後にしてくれる。

腹減っちまって、まずはなんか食べたいんで」


「確かに腹が減っては戦はできぬと言うからな

良しわかった!

俺が飯を作ってやる。俺の家に来い!」


「え!?家あるの?」


それから、リョウガと飯を食べた。


こいつ細身の割によく食べるではないか、

何故か闘いの前に負けるわけにはいかんと思った。


「サイガ~大丈夫か~」


「おぇ~うぷっ」


食い過ぎた。

こいつどこに食べた物が入っているんだ、

なんでへっちゃらなんだ。ドラゴン一匹くらい

食べたんじゃないか?………おっと失敬、

同族食べたらいかんわ………


「お~ししょうおえ~」


「……………止めるか?」


「ま、待て逃げるつもりか~」


「いや、そんな状態で闘えないでしょう………」


「ウグッ」

確かにこんな状態で勝てるわけがない


「良いだろう、闘いは明日の朝だ!

遅れずに来るんだぞ!」


「分かった。今日はご飯ありがとな~」


そう言ってリョウガは帰っていった………



次の日……俺は負けた!あっさりと……


リョウガはさらに強さを増していたのだ


「サイガは、強いよ久しぶりに楽しい闘いができた」


「今回は負けたが次は負けん!」

俺はいつか必ず勝つことを心に誓った。


それからリョウガにどうすれば勝てるか

ひたすら考えた。………なかなか思い付かない。


「サイガ~狩りに行くけど一緒に行かないか?」


………待てよ。まずは敵を知ることから始めるのは

どうだろうか?もしかしたら弱点が見えるかもしれん


「おう、リョウガ行こうではないか!」


こうして俺はリョウガの側をついて廻るように

なった。


リョウガは良いやつだった!

強いだけではなく頭も良い、外の世界で

人と関わり色々な知識を持っている。

いつも村人の困り事を率先して解決している。

皆に頼られる訳だ。


「サイガサイガちょっと町に出ようぜ~」


「リョウガ、確か今日は大事な会合がある日では

なかったか?良いのか?」


「良いんだよ。俺なんかいなくても!行くぞ~」


リョウガはいずれこの村の長になるべく

重要な取り組みがある際呼ばれるが、

基本的にリョウガは逃げる!

リョウガはまだまだ外の世界を見て廻りたい

らしい、そのためには村の重鎮になるわけには

いかない。その為逃げる。


こういうとこだけは自分勝手である。


でもそんなリョウガを俺は尊敬し好きに

なってしまった。


リョウガにはあれから何度も勝負を挑んだが

一度も勝つことは出来ていない。


すごい奴だ、勝つことを諦めるつもりはないが、

今までと違い清々しく感じていた。


そんな、ある日だった あいつと会ったのは!


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