元英雄 犬と戯れる
「それで脅しているやつは誰なんだ?」
「…………ダインと言う商人です!」※アイク
「思いっきり聞いてたやつじゃないか~は~」
八雲はため息をつく
「バッカスさんから聞いていたろくでもないやつね」
「コロンさん達も聞いてましたか~」
「もしかしたら程度だったんだけど、私何か
したかしら、ここ最近で10件目じゃない?」
「…………10件目!Σ( ̄□ ̄;)
コロンさんそんなに襲われてたんですか?
明らかに異常じゃないですか」
「そうなのよね~護衛の人とユリメリアが
撃退してくれたから良かったけど」
コロンはえらく簡単に言うが周りの気がしれない
早くなんとかしないと
「この異常事態に今護衛を追加で呼んでいるけど、
全然来ない、もしかしたら何者かに邪魔
されてるかも(,,・д・)」
「そうか、ダインを何とかして、
進むしかないか!」※八雲
「コロンさんどうします?
僕はアインさんと先に町にいって
ダインをぶっ飛ばしますけど」
アインは「は~?」と驚いた表情をして、
コロンはこめかみに指を当てため息ををつく。
「八雲君、無茶はしないでよ~」
「任しておいてくださいよ。何とかなりますって!」
八雲君は笑って答えるが内心は腹が立って
いるんだろうと、コロンは思っている。
人質を取ったうえに、八雲君自身が罪もない
人間を殴る羽目になったのだ。もちろん彼等は
私達を襲った訳だから完全に罪がないとは
いえないけど、八雲君にとっては守るべき
存在なんでしょうね!
「八雲君、私達もできるだけ早くいくから
危なくなったら逃げるのよ~」
「コロンさんも気を付けてください。
じゃ~行ってきます。アインさん行きましょう」
「へ?」※アイン
八雲はアインと共に空にぶっ飛んでいった。
「あ~助けてヽ(;゜;Д;゜;; )ギャァァァ」」
八雲は急いでいたことと、少しは反省しろと
思いつつ、思いっきり風の力を溜めて、
ダインの野郎のもとへ向かうのだ!
「は~は~おえ~」アインは死にそうだ、
少々やりすぎた感が否めないが、早く着いたので
良しとすることにしょう。
「アインさん、取り敢えずどこに行けば
良いですか?」
「お前なに行ってるんだ!このままダインの
野郎の所に行くつもりか?」
「………そうだな、その前に人質を救出したいな
どうしようかな~」
現状ダインの所には行けるが、必ずしも人質が
いるとは限らない。聞き出すのも手ではあるのだが
人質のことを考えるとリスクが高い。
う~ん、どうします」
「八雲何を難しい顔をしている。考え過ぎると
禿げるぞ(=゜ω゜)」
「なんだポチか?……おーそうだ!
ポチに探してもらえばいいんじゃん…………………!?
なんでポチがいるんだよ~」
「なんだよ、俺が心配して探しに来たのに
いつからそんな冷たいやつになったんだ
俺は悲しいぞ」
「それはありがたいんだけど、リーム先生と
一緒だっただろう。もしかして皆もここに
いるのか?」
「いや、おらん……俺だけだ!」
「なんでだ!」
「フッ、俺が勝手に出てきたからだぜ!」
「ポチお前またリーム先生に怒られるん
じゃないか?」
「フッ、慣れっこだぜ!」
何故かどや顔のポチ
しかし、これは助かったぞ、アインさんの
家族の匂いをたどってもらえば、人質の場所が
分かるかもしれない。
「良し、ポチ、力を貸してくれ!」
「なんか分からんが任された(=゜ω゜)ノ」
「アインさん家族に関わる物何かありませんか?
匂いが残ってそうなのが良いのですが!」
「う~ん、妻との………これしか今はない
妻が作ってくれたブレスレットなんだが!」
アインはブレスレットを八雲に渡し、
「なんで犬が喋ってるの?」と聞き、
「わからん」と答えた。
「ポチこれでいけるか?」
ポチに匂いを嗅がせる。
「ほとんどはこいつの匂いだが、他の匂いが
1つあるから、こいつの妻だろう。何とかなるぞ」
ポチは着いてこいとワンワン吠えながら
走っていった。
「アインさん行きましょう」
「良し、わかった。」
…
……
暫くして走って移動着いた先には
倉庫みたいな大きな建物が並んでいた。
「ここで良いのかポチ?」
「おう、ここで良いぞ、お前ここに来たことないか」
「あ~妻も俺もないはずだ!」
「ならここにいる可能性は高いな!」
八雲は倉庫内の状況を把握するため、
風の精霊にお願いし内部を確認、中に10人程の
気配の固まりと近く出うろちょろしているやつ、
4人だけいた。
「これなら、軽い陽動をかけて救出すれば
いけそうだ!」
倉庫内では、
「いつまでも、面倒だな、聖女の襲撃は
終わんねいのか?」※ダインの手下A
「さ~そろそろ終わるんじゃないか、
高ランク冒険者10人のチームだ、ドラゴン
だって倒せる。時間の問題さ」※ダインの手下B
「でも暇ですよね。何人か上物がいるんで、
遊んじゃっても良いですかね?」※ダインの手下C
「ダメだ、こいつらは後で奴隷商に売る予定だ
お前がやると売り物にならなくなる」
※ダインの手下D
4人はカードを使った賭け事をして遊び
時間を潰していると
「ワンワン」犬の鳴き声が聞こえてきた
何処かから入り込んだようだ、面倒だが
うるさいので追い払おう。
「おい、犬が入り込んだみたいだ、
捕まえて捨ててこい」ダインの手下B
「え~面倒だな……チッわかったよ」
ダインの手下A
ダインの手下Aは犬を探しに行った。
それから暫くして、
「あいつ全然帰ってこないぞ!」
「ワンワン」
「まだ鳴き声が聞こえるじゃないか~あいつ何を
やってるんだ!お前達も行ってこい」
それからさらに時は経ち
「ワンワン」
「あいつらなにやってるんだ( ;゜皿゜)ノシ
犬一匹も追い払えないのか?」
ダインの手下Bは怒りながら鳴き声の方に行くと
犬がいた。だが何故かあいつらはおらず
不思議に思っていると……
「お前で最後か~結構めんどくさかったな!」
「…………犬が喋った!?ーーー」
「喋ったらいかんのか~」
そのままポチは手下に噛みついた。
「Σ(゜Д゜ノ)ノギャァァァ」




