元英雄 聖女の護衛をこなす
「悪いが、お前達には死んでもらう」
戦士の男が俺達を威嚇するように、
殺気を放ってくる。
周りからジリジリと数人の男が近づき、
さらに離れた位置ではいつでも魔法を
放てるようにオーラ高めている魔術師
「囲まれてますね~完全に逃がすつもりないって
感じです~」※ユリメリア
「(。-ω-)…………………」
「コロン様どうしました」
「う~ん、ちょっとイヤな感じがしてね!」
八雲は皆の前に立ち
「すいませんけど、なんで殺されないと
いけないんですか?」
「………………………」戦士のリーダーと思われる男
「お前達が生きていると俺達が困るんだよ」
※戦士のリーダーと思われる男
「答えになっていませんね~
説得させる気ないですか。」
「悪いな!いかせて貰う!」
戦士の男が大剣を振り上げ八雲を襲う。
八雲は腕に風魔法を付与し
腕を刃のように鋭くし腕をクロスさせ
大剣を受け止める。
「キーン」金属の鋭い音が響く
戦士の男はそのまま力で押し潰そうとするが、
八雲は腕を斜めにして大剣を滑らすように
いなしそのまま回転し戦士の男を切る………
しかし合わせたように矢が正面に飛んできた。
首をひねり矢を交わしつつ距離を取る。
「非常に連携が取れているね」※八雲
「何悠長なこと言ってるの!!」」※ユリメリア
八雲に追い討ちの如く火球が連射で
飛んできたのだ。
八雲は片腕を前に出し『エアプレス』を唱える。
魔法により火球は押し潰される。
「貴方達は冒険者じゃないんですか?」
八雲の声かけにそれぞれ違いがあれど
反応があった。つまりそう言うこと。
「私達は犯罪者じゃないんですが…………
まさか、手配書が出てるわけないですよね?」
「違げいよ。これは俺達個人の問題だ
悪いな。死んでくれ~」リーダーと思われる男
再び突撃してきた。
「わかった。覚悟しよう。だからお前らも
覚悟しておけ。殺そうとすれば、
殺されることを」
八雲から殺気が放たれ襲撃者の動きが止まる
「精霊闘気『風』……………ファストブロー」
襲撃者の戦士を高速で殴り、そのまま空中に
蹴り飛ばした。他の襲撃者が吹き飛ばされた
リーダーの男を見ているなか八雲は次の攻撃に移る。
八雲は中指と人差し指の2本立て、風のオーラを
集中させる。
『ウィンドエッジ』
指を刀を振るかのように横に振り抜いた。
「スー」と襲撃者を切り裂き、血を流した。
全員が倒れるか、膝をついて動けない。
リーダーの男が落ちて来たところを、
八雲はさらに蹴り飛ばしそのまま木に叩きつけた。
「さてと、これで少しは落ち着いて話が出きるか?
どうしてこんなことをした。話せ!」
「ぐっ、くそ~なんでたよ~……なんでこんなことに」
※襲撃者リーダー
襲撃者はリーダーだけでなく皆涙を流していた。
「ぐっ、お、俺達は負けるわけにはいかないんだ」
リーダーの男がゆっくりと立ち上がる。
「そうか、教えてくれないか?
じゃ、死ぬか?」
八雲は冷たい目で告げた。
『ブーストファストブロー』
目にも止まらない早さでリーダーの男を
連続で殴り続ける。
「止めてくれ~アイクが死んじまう!」
※襲撃者の男A
八雲は動きを止め
「さっき言ったはずだが、殺される覚悟をしろと
お前達はそれだけのことをやろうとした。」
「………………」※襲撃者の男A
言い訳が全くできずに黙る。
「特にないなら邪魔すんな」
八雲は再びリーダーの男を殴ろうとするが
「はい、八雲君待った」
コロンが八雲の手に手を添え止める。
「コロンさん?どうしました。」
「そんな顔するくらいなら止めよ!」
コロンは優しくてを握り笑った。
「ダメだ!こいつらは止まらね~」
「う~ん、わかったわ」
「ちょっと待ってください。聖女様
止めていただけるのではないんですか?」
※襲撃者B
「仕方ないじゃない、
あなた達は止まんないんでしょ?」
「そ、そんな~」※襲撃者B
悲痛な顔で項垂れる。
「止めて下さい!私達もしたくて
やってるんじゃないんです。」
※襲撃者C
「それはなんとなく分かってるよ!
ただ、殺しに来る以上はこちらも
それなりに対応させて貰う」※八雲
「わかった、わかったから
リーダーを助けてくれ!」
※襲撃者B
「本当に~助かりたいから言ってるだけじゃ
なくって~」※ユリメリア
「違う、全てを話すから頼む」
動ける人間は皆土下座をして懇願する。
「八雲君、どうする~?」
「え~良いですよ。裏切ったら殺しますけど」
八雲は殺気を襲撃者に当てる。
襲撃者は締め付けられるように動かなくなる。
「まずは『ホーリーライト』」
コロンは魔法で傷を癒す。
…
……
「俺はどうなったんだ~」
襲撃者のリーダーが意識がはっきりしないが
眼を醒ましたようだ。
「大丈夫かアイク」
「あ~クラクラするが痛みはない
俺達はどうし………わ~!?」
すぐ側に先ほど俺をボコボコにした奴がいた
どうなってるんだ?
「一回アイクさんに説明してからですね。
皆さんしっかり話をして下さい」
暫くして
「バカヤロー俺達には選ぶ権利はね~だよ」
先程なリーダーアイクの声が聞こえる
揉めているようだ。
コロンが襲撃者の方に歩いていくから
仕方なく僕とユリメリアは着いていく。
「どうしたんですか?」※コロン
「く、こいつを殺さないと…………」
アイクは言葉では殺すと言っているが
身体を震わすだけで手を出そうとはしない
「それほどの思い………お話を聞かせて頂けます」
「………まずはすまなかった。謝って
済むことではないが………俺達は皆家族を人質に
取られている。聖女を殺さないと家族を殺すと」
「ありきたり」
「お~い、そうだけども」
ユリメリアかドストレートな感想を言うから
八雲はつい突っ込みを入れる。
この人達に取っては、この数日間どんだけ
苦悩したかわからない。ユリメリアは意外と
ドライな性格なのか?
「くそ~俺の家族が~」
後ろで泣いている人が、良く見ると他の人も
啜るように泣いていた。
「取り敢えず、僕達は死ぬのは御免です」
「あ~そうだろうな!」
アイクは項垂れるように返事する。
「助けれるかは断言できませんが、
家族の救出手伝いますよ!」
「なんだと!( ゜Д゜)」
ボカーとした顔を上げ八雲を見つめる。
「そいつら、許せないんで………」
八雲は明確な意思を伝えるなか、コロンは
後ろで微笑んでいた。




