元英雄 薬を手に入れる?
「おねーちゃん、久しぶりに会った可愛い妹に
この仕打ちはないんじゃないの」
「な~にが可愛い妹じゃ、この泥棒が
どうやらお仕置きが足りないようだな………」
「ま~待て妖精、いまは薬が優先だ
お仕置きは後にしろ」※赤城
「そうじゃな、我の家から持っていた物を
返すのじゃ!」
「分かってるわよ、おねーちゃん」
「どれが欲しいの?」
「全部に決まってるのじゃ、結局パクるつもりか?」
「だっておねーちゃんの持ってるものって
スッゴく珍しいじゃない」
「は~とにかくまずは、長寿薬ノアを
渡すのじゃ」
「…………………ごめん、さっき食べちゃった!」
「はああああ~」全員
「………………………………」※八雲
「そんな~これじゃ八雲が………」※凛
「くそ、どうすれば………」※赤城
「ルームよ、これがどれほど貴重なものか
分かっておらんのか?」
「ごめんね!おねーちゃん
おねーちゃんならまた作れば良いじゃない。」
「ばかもん、作りたくとも材料がない。
どれも貴重で手に入らないのじゃ」
「ふ~ん、何がいるの、これじゃ足りないかな?」
ルームは風呂敷を広げて地面に置く、
風呂敷に指を1本立て魔方陣を展開
風呂敷から次々と物が出てきた。
「なんじゃと~~~」
「世界樹の実、精霊王の宝石の欠片、赤龍の角
イリスの加護、時の指、……………」
「ある、ある全部あるのじゃ」
「本当ですか、先生!」
「妖精、それでなんとかなるのだな!」
「あ~作れる、あとあの材料か足りれば」
「リームさん、あと何が足りないの」
「とろろ芋じゃ」
「……………………………」※全部
「妖精ふざけている場合か!!」※赤城
「ふざけてないのじゃ、仕方ないだろ
色々調べた結果繋ぎとしてとろろ芋が
最適と我のアナライズが言っているんだから
我とて最初は冗談だと思ったが出来てしまった
のだからしょうがないのじゃ!」
「良し、何でも良いとろろ芋を手に入れれば
良いだけならなんとかなるだろう。」※赤城
「スッゴく言いにくいんだけと、この辺だと
取れないよ」※ルーム
「だ~なんで伝説級の素材があるのに芋がない」
赤城は頭をかいて困っている。八雲はそんな
姿を見て少し笑った。困っている赤城を
見かねてかククは空に指を差して見るよう
促すと
『とろろ芋は商人リルドが持っている』
「何だ雲が文字の形になっている………」
「赤城、僕もさっき知ったんだけどどうやら
ククはギフト持ちだったらしく、知りたい内容を
願うと空が教えてくれるみたいだ」
「おい八雲、じゃああれは」
「どうやらリルドさんを探さないとだな!」
「手分けして他の人に聞くよ」※凛
全員がそれぞれ周りから情報を集めるため
分かれて聞きに行った。
商人はすぐに見つかった。
「貴方は先ほどの方々じゃないですか、
もしかして何か買われに来たんですか?
これはサービスしないとですね!」
「貴方がリルドさんですか?」
「そうですよ。そういえば名乗っても
いませんでした。すいませんあの時は
私も動転していまして、お恥ずかしい!」
リルドさんは頬をかきながら頭を下げた。
「リルドさん、そんなこと気にしないで、
それよりお願いがあって、ここにとろろ芋って
ある?」
「ありますよ!あれはこの辺ではない野菜でして
私あれが好きでたまーに自分用で買って
くるんですよ」
「リルドさん、申し訳ないのですが、それを
譲っては頂けないですか?どうしても必要で!」
八雲は頭を下げお願いする。皆も続いて頭を下げた。
「そんな止めて下さい。命の恩人にそのようなこと
されては困ります。とろろ芋はもちろん
差し上げます。少しでもお礼ができて私も
嬉しいです」
…
……
八雲達は無事にとろろ芋を手に入れることができた。
「まったく、商人を助けたことがこんなところで、
役に立つとは思わなかった。」※赤城
「赤城さん、人を助ければ周り回っていつか
自分達の助けになるんだよ!」※凛
「ふっ、確かに今回は助かった。あとクク
お前にも助けられた。ありがとな」※赤城
ククは恥ずかしかったのか八雲の後ろに隠れる。
「さて、材料は揃ったあとは作るだけじゃ
時間はかかるが明日中には完成させよう
我はしばらく離れる。お前達は適当な宿を取って
待っておれ」
「おねーちゃんじゃ私はこれで帰るね!」
ルームが帰ろうと反転しようとすると、
「ガシッ」ルームの襟を掴み
「誰が帰って良いと言った!責任を持って
手伝うのじゃ~」
「え~~~~」
ルームはリームに捕まれ連れていかれた。
…
……
宿を探しながら歩いていると2人の少女
僕達に声をかけてきた。
「あの~宿をお探しではないですか、
もし宜しければうちの宿『木の実』に
来ませんか」
ククと同じくらいの歳かな、可愛い客引きさんだ!
「お嬢さん達そこはご飯は美味しいかい」
「うん、美味しいよ、だから来て」
1人の女の子が僕の手を引っ張る、。
「ダメだよ、リリ無理やり連れていくとママに
怒られるよ!」
「え~だって来てくれそうだよレレ」
「ククこの子達の宿で良いかな!」
ククにあえて聞いてみると、ククは
「いいよ」と返事した。
八雲達は彼女達に付いていくと、
立派な宿があり中は特別な飾りはないが
小綺麗にされており、落ち着きのある雰囲気だ
「皆さん、昼ご飯食べますか?」
レレが声をかけてくれた。
「うん、お願いするね」※八雲
今ご飯を食べなから今後について話をしていた。
ちなみにククはリリとレレとお話し中です。
「八雲の薬の件は何とかなりそうだから
次はシャインに行くの?」※凛
「そうだな、シャインが滅んだとは思わないけど、
やっぱり心配だ、出来るだけ情報を収集しながら
行こうと思う」
「その件だが、俺は別の用があるから、
悪いが別行動をさせて貰う」※赤城
「……………魔王軍の残党の件か?」
「そうだ、あいつらの後始末は俺が
やらなければならない………だから行かせて貰う」
「わかった。ただし無理はするな、赤城は
前とは違うんだ、力の大半を失っている。
………手伝うって言っただろ」
「あ~無理はしないさ。もしもの時は
お前を呼ぶよ!」
「良し、了解だ ρ(・ω・、)」




