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元英雄 これからは命大事にでいきます  作者: 鉄馬 メウ
第二章 二度目の異世界

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元英雄 ワンワンとご飯


ゲートの先は懐かしい光景が広がっていた。

八雲が力を求め、リーム先生に弟子入りし

精霊闘気を習得するために過ごした村だ。


「懐かしいな~変わらないや!」


「たかが2年程度で妖精の村は変わらんのじゃ、

ちなみに100年前もこんな感じじゃな!」


「なんか人の規模からは理解できない領域だね」※凛


「ま~そうだな、あまり変わる必要性が

無いくらい良い村ってことさ!」※八雲


八雲達はほのぼのとして話をしていると


「リーム様だーわーーーー」

多数の妖精が飛来リームの回りを囲む。


「ば、ばかもん落ち着かんか~」

この村の妖精達がリームが帰ってきたことを

喜んでいるようだ。


……

「ふ~まったく疲れたのじゃ」

しばらくリームを囲んでいた妖精が落ち着くのを待ち

やっと、家に行くことが出来た。


「これが妖精お前の家か?」※赤城


「そうじゃ、なかなかじゃろう」※リーム


「う~ん随分立派だと思うぞ!」※赤城


リームの家は妖精が住む家ではなく、人が

住む為の大きさだった、その上、豪邸と言っても

良い豪華さだ!


「びっくりしたか赤城、この家は妖精の為ではなく

人間を向かい入れる為に作った家なんだ。

中にはホテル並だから、ゆっくり休めるぞ!」


「しかしなぜ人に合わせて作る必要性がある?

妖精族は人とは基本関わりを持たない種族の

はずだか?」


「先生はいわゆる変人だったのかな、皆は

理解できなかったみたいだけど、人間が

どんなものなのか知りたかった。だから

関わりを持つため、この家を立てたらしい」


「まずは誰が変人じゃ(#゜Д゜)」

八雲の左頬にリームの拳が刺さる。


「い、痛い………」


「ま~確かに、我くらいかこんなことを考えるのは、

当時の我は人が何なのかを知りたかった。

だから、人が住める場所を作ったが、最初は

上手くいかなかった。正直人間とはろくな奴が

おらんと感じた。欲に任せてこれが欲しいだの

あれをして欲しいだの、自分の事ばかりじゃ

周りの妖精が言うように、関わってはいけない

存在と感じ始めた頃だったかの~八雲が来たのは、

正直相手をするのをやめていたのだか、諦めずに

いつまでも居った。聞くと自分の力不足で

今のままでは仲間を守れないと、だから力を

貸して欲しいと、正直信用できんかった。

だがそれを覆したのは他でもない妖精族であった。

多くの妖精が八雲に助けられたとだから

協力して欲しいと我に言ったのだ、今までに

無いことが起こっておった、これは面白いと

思い試しに弟子にしてやったわ」


「アッハハハ、そうでしたね、あの時は

弟子にして頂きありがとうございます。」


「それでは久しぶりの我が家に帰るとするのじゃ」

リームに続き家へと入るのだ。


「まったく随分待たせてくれたものだ!!」

とてもダンディーな声が響く。


奥に入るとソファーに誰か座っていた。

「よ、おかえり、リーム、八雲」犬が座っていた。


「ポチ、久しぶり」※八雲

「相変わらす偉そうに家主は我だぞ

このアホ犬が……『ストーム』」※リーム


「わっ!?」


ポチはくるくる宙に回りソファーに落下した。

「わうううー」ポチは目を回し何故か2足歩行で

よたよた歩いている。


「何だよ、ひっさすぶるなにょにゅ(久しぶりなのに)

乱暴なのは変わらね~な~」

ポチは目が回って呂律も回っていなかったが

徐々に合うようになってきた。


「犬が喋ってる!!凄い!Σ( ̄□ ̄;)」※凛


「あちらの常識はこちらでは通じない、

喋れる犬の種族もいる。」※赤城


「ポチが家を守ってくれていたんだな、

隅々まで綺麗じゃないか、さすがポチだ」


「八雲、そう言ってくれるのはお前だけだよ~」

ポチはワンワン泣きながら周りに訴えた。

※犬だけに(・ω・`)ワンワン


「でも、確かに綺麗だよね、埃ひとつない」


「ポチはこの家の番犬兼家政夫さんだからね」


「凄い、犬さんが掃除するんだ!」※クク

「犬が掃除?私の部屋より綺麗………ガク」※凛

「俺の家にもぜひ欲しいものだ!」※赤城


「久しぶりにポチのご飯が食べたいな~」


「任せておけ、お前達の帰還祝いだ!!」

メラメラと気合いを滾らせキッチンへ

向かう…………犬!!」



「八雲…………大丈夫なんだよね?」


「うん?……ポチに任せておけ、うまいぞ!」

八雲は自信満々に答えた。


居間で今後について話をしていると、

なにやらいい匂いがしてきた。

ククはよだれを垂らしている。赤城もクールな

顔して口の端に光るものが、凛は「くぅ~」

腹の音がなって、「はう」と言って頭を下げる。


「お待ちかねだ!ポチ様のフルコースだぜ!」


その後獣の如く皆は食べた。一心不乱に食べた為

記憶がないと皆が言う。ポチ恐るべし!


「お腹一杯じゃ……ではそろそろ八雲の寿命を

伸ばしてやるかのう」


「先生すいません、いつもいつも貴重なお薬

ありがとうございます」


リームは暖炉の上にある宝石に触れると、

「ガタガタ」と音がし暖炉が迫上がり、

小さな壺が現れた。


「さてさていくつあるかの~」

リームは壺に入り薬を探す。


「!!!…ない、ない、ない、どこにもな~い

なぜじゃ、またいくつか保管していたはず

……………ポチよ!ここの薬を知らんか?」


「わん?…………わん!!おもいだしたぜ~

ルームが持ってったわん」


「お前は番犬じゃろうが~」

渾身の右ストレートがポチに刺さる。


「なぜ?ルームが持っていった。そもそも

あいつにこの場所は教えておらん!」


「あー、イタタ、ルーム曰くリームは

この辺になんか隠してそうね~って言って

色々開けてたぜ!」


「!!!」

「!!!」

「!!!」

「!!!」


「!!!!!!!!!!!!!!あーーーーーーのやろ~」

どうやら先生が大切にしていたものを

根こそぎ持っていかれたようだ。






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