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元英雄 これからは命大事にでいきます  作者: 鉄馬 メウ
第一章 異世界帰還編
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見た目がすべてではない、気をつけろ

あの後、現場を逃走したがバナナを買い忘れ

ややご機嫌ななめの先生を宥める為、

母とチョコバナナを作ってた。


「八雲ちゃんあんまり食べすぎると、

身体に悪いから少し抑えた方がいいわ」


「母さん、八雲ちゃんがおデブちゃんになっても

いいけど、死ぬようなことになったら、

うっ………生きていけない。


母は俺の身体を心配しているが、実際は

少しも食べていないので問題はない。



「の~八雲、前とキャラが大分違う気が

するのじゃが?


「あ~ま~そうだよね~びっくりだよな

母さんな俺を大好きなんだよ」


「???」


「この前の病院では好き過ぎの暴走なんだよ

いつも混乱して何するか、わかんないから

ちょっと怖いけど、好意からくる行動だから

何にも言えなくてさ。」


先生は八雲の母にびっくりしたが、

優しさ母なのだと感じた。しかし

この後、軽く母とのエピソードを聞き、

八雲の大変さに同情もするのだ。





学校の授業が終わり


「帰るか~」と思い立ち上がると、

クラスメートの吉田に声を掛けられた。


「八雲!何かお前を呼んでいるやつが

いるから来てくれ。」


「誰だ?」


「わからんけど、有名な奏音学園の生徒だ!!

しかも………かわいい‼️」


「奏音学園に知り合いはいないけど」


「そんなこと良いから、いくぞ~」


八雲は吉田に引っ張られるように、

校門に連れていかれた。

校門の周りには男子生徒が群がって

ガヤガヤ騒いでいる。

奏音学園はこの辺では有名なエリート校

その上かわいい女性らしいから、

お近づきのチャンスと群がるのも無理は

ないか、さて俺に何の用かな?


「すいません、鈴木八雲ですけど

どちら様でしょうか」


少し離れた位置から声をかけると、

人集りから、ワタワタしながら、

1人の女子高生がでてきた。

さすがエリート校、白と青色のきれいな

セーラー服で、清楚感が強く感じられる。

俺好みだ、しかも確かにかわいい、

アイドルでも簡単になれそうなレベルだ。


「あの~すいません、この前の件で、お話が

ありまして~」


「…………あ、はい……………この前?」


八雲はあまりにもかわいいかったので、

ぼ~としており、やや動揺し返事が遅れ、

さらに身に覚えがない話だったので、

さらに動揺し全く思いだせなった。


「あの~申し訳ないですが、どちらで、

お会いしましたか、思い出せなくて」


「はい、昨日隣町の商店街の近くで、

大女の妖魔から助けて頂きました。

その節はありがとうございました。」


「……………!!!」


八雲は説明を受け、「はっ」となり気づく、

あの時の巫女さんだーと、雰囲気が大分

違ったので気づくのに遅れた。そして

このまま話をされたらヤバいと感じ、

咄嗟に彼女の手を掴み走って逃げた。





近くの公園まで逃げてきた。

振り返り彼女を見ると、顔を真っ赤にし

握っている手を見ていた。俺は慌てて手を離した。


「すいません、咄嗟に手を掴んで逃げて

しまって、申し訳ない。」


「いえ、良いんです。突然でびっくりしただけで、

…………あと男性に手握られたの初めてで、

彼女は「はっ」となり、顔を手で覆い、

羞じらい暫く沈黙が続いた。


「すいませんでした。」と一言、

落ち着いたらしく本題に入れそうだ。

しかし一体何を言われるのか、

秘密をばらさない代わりに何か要求、

脅しを掛けられる恐れもある。

状況によっては、俺の今後の生活の為、

覚悟を決めねばと考え、取り敢えず

話を聞くことにした。けど


「それで話って何、この前のお礼とか

ぜんせ~ん気にしなくて良いから」と

軽くジャブは打っておく。恩を打つべし。


「改めまして、この前は助けて頂き、

ありがとうございました。お話したい

内容ですが、あなたが何者か知りたくて、

…………この辺の担当の方ではないですよね」


「担当?何の、そもそも君こそ何者」


「私は奏音学園3年の神薙(かんなぎ) 弥恵(やえ)

妖魔管理クラブ所属、階級は2等級魔術師で

この辺の地域での妖魔が発生させる問題の

対処をしています。

「ガサガサ」………許可証も持っています。」


「えっ、何それエリート高校って、勉強だけ

じゃなく妖魔狩っちゃうの、意味わからん

どう言うこっちゃ~」


話によるとこの世界には妖魔と言う化物が

存在し、色々な機関が日々対処しており、

奏音学園もその一つらしい、びっくりである。


「なるほどね。さてとどうしたもんか」


このまま異世界の話をしても良いものか、

変な疑いをかけられるのではないかと不安に

なり思案する。


「あの、気になってたのですが、

そちらは妖精さんですか!!」


「う~ん、そんなかわいい物をみる感じで、

見られても困るのじゃ」


神薙さんはキラキラした目で先生を見ており、

先生はやや困っていた。


「やっぱり見えるんだね。

妖精は普通の人には見えないけど‼️」


「我の隠蔽魔法を破れるだけの

目を持っていると言うことじゃな」


今まで何事もなく生活できていたのは、

他の人に先生が見えていなかったから、

見えていたら今頃大騒ぎになっている。


「話を戻すけど、神薙さんは俺に

お礼を言いにきただけなの?」


「いえ、学園の指示で異端分子の可能性が

あるので、捕縛しろと指示がありまして!」


「………………?……ってなに言ってるんだこの子は~」


笑顔で話す神薙さんに八雲はびっくりし

戦闘態勢を取る。


「あわわわ、ち、違うです。私は戦いに

来たわけではありません。」


「捕縛っていただろー」


「ほ、捕縛じゃない…………賭博よ賭博!!

私とギャンブルしましょヽ(o・∀・)ノ」


「いや、お前の負けだから、掛け金0だから、

かわいい顔でなにいってるの」


「だ、だって思い付かなかったんだもん」


「か・わ・い・い~じゃねーよ」


なんだ、え、ちょっとバカなの?

(無駄にかわいいから質わり~)


「ちょっと聞いてる。」


「あ、ハイハイ大丈夫で~す。」

「あなたバカにしてるの」

「あ、うん」

「なんですって~」

「あいた~( ノД`)…」


神薙に疲れてテキトウに対応してたら、

ビンタされた。なんか俺いつもボロボロ




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