普通は素晴らしい、バナナも素晴らしい
何とか受かった………戦闘では死ななかったのに、
危うく勉強し過ぎで死ぬとこだった。
俺は聖歌学園に入学した。
「ん~新鮮だね~」
八雲は学生の登校姿を見て晴れ晴れとした
気分になっていた。その時!!
「バシッ おはよう八雲」
「痛い……けど………」
久しぶりだった凛からの挨拶、
今なら躱すのは簡単だけど、
嬉しくて躱せなかった。
「おはよう凛 相変わらず手加減下手すぎだ」
「えへへ、気合い入れてあげてるの!!」
凛は笑顔で答える。
学校の授業が終わり友達と帰ろうかと
思ったが、今日は大事な任務がある。
「バナナだ」
「バナナ!!、バナナ!!、バナナ!!
( ≧∀≦)ノ( ≧∀≦)ノ( ≧∀≦)ノ」
先生はご機嫌である。今日はいつもより
1段高めの良いバナナを買う約束をしていた。
(日頃バナナを食べ過ぎて母からは変な目で
見られており、最近はお小遣いで買っている。)
「先生なれ過ぎですよ‼️旅行を満喫してる感
半端じゃないですよ。最初は巻き込んで
申し訳ないと思いましたけど、なんか
どうでも良くなりました。
「八雲は真面目だの~我は気にしていないと
何度も言ったのじゃ、あれはお前のせい
ではない。」
八雲は呆れつつ思いだしていた。魔王牛鬼との
戦いを、最後の一撃が天を裂き、空間を裂いた。
この時、異空間の扉が開いてしまった。
先生はその時巻き込んでしまった。
「良かったではないか、八雲が元の世界に
帰れたのだ。うん‼️」
「先生~(´;д;`)じーん」
俺は先生の優しさに感動していた。
「八雲~~!!バナナが売り切れてる‼️」
「リーム先生→。゜(゜´Д`゜)゜。」
おい俺の感動を返せ!!!
「先生良い歳してバナナで泣くな~」
「誰がばばあだ~」
「ばふ~」
先生は見た目は少女だが、実際は、
300歳超えている。本人からすると、
気になるお年頃らしい。俺にはよ~わからん!!
「仕方ない隣町に大きく店があるから
そっちいくか、すごいバナナがありますよ」
「まことか!!いくのじゃ~~」
何とか………機嫌が直りました。
隣町の商店街の道中、周囲の違和感を感じた。
「先生何か静かになりましたね。さっきから
通行人も見ないですし。」
「う~ん、あ~さっき結界に入ったからのう」
「早く言えよ!!」
つまりあれか人避けの結界か、
でもここは異世界じゃないぞ。
「キーン、キーン」
少し離れた場所から、金属が接触する
聞き覚えのある音がした。
「いやいやいや!空耳ですよね~」
聞こえない振りをしつつ、足が現場に
向いてしまう。
そこでは、大きな鎌を持った大女の妖魔と
5本の刀を宙に浮かせ自在に扱う、
巫女さんがいた。
「え~何これ~ないわ~」
「八雲こっちには妖魔はいないと
言っとらんかったかのう」
俺は混乱しどうしたものか考えながら、
戦いを見守る。
巫女さんは浮いている剣で妖魔の鎌を
いなし懐に入り、斬撃を入れる。
しかし妖魔は何事も無いように、
鎌を降ろす。巫女さんは2本の刀で
受けるが、力負けしており、ギリギリと
押し込まれていた。あとわずかで当たる
その瞬間3本の刀が妖魔の手、腕、頭に刺さる。
「良し、決まったわ」
巫女さんは嬉しそうに笑った。
「なるほど、さっきはわざと鎌を受けたのは
残りで攻撃する為か、得物の手数が多いから
良い手だね‼️…………だけど」
妖魔の腹から突如でかい顔が出てきて、
巫女さんを噛み千切ろうと襲った。
まさかの展開で反応ができていない。
「キャー……………あれ!!!」
そこには片手で妖魔を止める男が立っていた。
「油断大敵だな、勝利を確信した時が
もっとも隙ができる。」
そう言って男は腕にオーラを漲らせて、
妖魔を殴り飛ばした。妖魔は霧になり
跡形もなくなった。
「あなた一体、何者………」
「じゃー」
男は顔も見せず、真っ直ぐ走り去ってしまった。
「フー 危なかった~。危なく面倒事に
関わり普通の生活が出来なくなる所だっだ」
「命は大事、命は大事、命は大事」
八雲は改めて目標を呪文の如く唱え心に留める。
それを「は~」とため息をしながら、リームは
八雲を見つめる。