人は見かけによらない!!気を付けよ~( ´∀` )b
「八雲君、おはよう」
「委員長、おはよう」
「むーう」
委員長はほほを膨らませて抗議していた。
「ごめんごめん咲七さん(=゜ω゜)ノ」
「八雲君、わざとだよね~」
「フフフ、そんなことないよ( ´∀` )b」
「むーう、ま~良いやちょっとお願い事があって
ちょっと時間良いかな。」
「え、面倒事じゃないよね~」
「ぜんぜん面倒じゃないよ」
八雲は委員長こと咲七さんに連れられ、
監視クラブの部室に来た。
「咲七さんは監視クラブだったんだ」
「そうだよ、言ってなかったね!」
部室に入ると中にはいろいろな機材が並んでいた。
機材を見ながら皆ブツブツ言ってる。
端から見るとちょっと怖い。
「実はお願いなんだけど‼️("⌒∇⌒")」
咲七はものすごーくニヤニヤしていた。
これは相当なお願いをされそうだぞ
「リームちゃんを貸してほしいの!!!
「………先生を貸す?」
「我に何のようじゃ咲七」
「実はこの前特殊な異界を発見してね
監視クラブと討伐クラブの合同チームで
探索を行ったの。中には多数の妖魔がいて
何とか倒しながら進んだわ。その先には
大きな屋敷があって中を探索したんだけど、
めぼしい物は殆どなかったけど、
ひとつだけ妙なものがあったの、それがこれ…………」
咲七が指を指した先には大きな箱があり
剣が刺さっていた。
「咲七さん、異界ってたしかこちらの世界と
別の次元にある世界だったよね」
「そうだよ、八雲君は転入して間もないから
あまり知らないんだね。異界は世界中の
どこにでもあるの、主にはその土地に染み付いた
思い、力が反映され異界が形成される。ほとんどは
発生しては消滅を繰り返すんだけど、中には
その世界が安定し維持し続ける。そこでは
妖魔が発生する。そして希に特別な効果を持った
道具が生まれることがあるのそれがこの箱」
「ふーんつまりお宝な訳だ、すごいな~」
「そう、でも問題があって良い効果の物とは
限らなくって、呪われることがあるの、そこで
リームちゃんの解析能力で判断してほしいの」
「なんで先生の能力を咲七さん知ってるんだ?」
「え、いつもクラスの皆に頼まれてアイドルの
裏事情から美容のアドバイスまで解析して
教えていたから、…………皆知ってると思うよ‼️」
「…………先生、昔僕に魔術師は自分の能力について
安易に教えてはならん、それが命取りに
なることがあるって、指導してくれた
覚えがあるんですけど。」
「…………( ゜ε゜;)」
またしても明後日の方向を向いて誤魔化す先生
「リームちゃん解析お願いできるかな~」
「任せておけ咲七よ!!こんなの我に掛かれば
ちょちょいのちょいなのじゃ(* ̄∇ ̄)ノ」
先生はサササと箱に近づきギフトを使う。
『アナライズ』
「……………………?」
「リームちゃん………わかったの?」
先生はギフトを使って解析し不思議な顔になり
動きを止めた。
「これは封印じゃな、中身は猫じゃ」
「猫?なんでそんなこと」
「咲七よ!猫と言っても妖魔の猫じゃ
異界で発生して生まれたというよりは、
異界に連れてきてわざわざ封印した感じじゃ
なぜじゃろう?」
「危険な存在かもしれないですね」
「咲七さんどうします?」
「八雲君て腕にはそれなりに自信あるよね~」
「え、ま~それなりにですけど」
咲七さんはニヤニヤしながら箱に近づく
何を思ったか、剣をにぎりすぽーんと抜いて
しまった。
「さ、咲七さん!?話し聞いてました~」
咲七が下がると、箱が開き中から煙が出てきた。
「ニャーゴー」と鳴き声が聞こえた瞬間、
箱からヒューと小さな何かが飛び出してきた。
くるくる回りながらスタっと地面に降り立った。
小さな猫が一匹
「やっと出られたニャン」
足で頭を掻きながら流暢に喋る猫
「咲七さんなんで抜いちゃったんですか?
危ないかもって言ったのに‼️」
「だって八雲君、未知の存在ってわくわくしない‼️」
「あれ?咲七さん」
咲七さんは笑顔で目をギラギラさせている。
八雲は今までこんな委員長を見たことない
正直狂気を感じる。
「なんだ人間、我に用か!!って聞けさわるな~」
咲七さんはいつの間にか妖魔の猫をなでなでして
ほっこりしている。妖魔も唖然として、
ツッコミを入れていた。
「殺してやるわ~人間」
妖魔の猫は突然大きくなり爪をむき出しにし
咲七に振り下ろす。
「あっ、あぶねー」
ぎりぎりのところで猫の爪を受け止める。
「ふーん大きくなっても毛並みは変わらず
柔らかいんだ~」とブツブツ言ってる。
咲七さん、なんでこんなに冷静なの?
本当にあの委員長の咲七さんですか?
「おのれ、よくも我の攻撃を防いだな‼️
これでも喰らえ」
今度はそのままの体勢で噛みついてきた。
「ちょっと待って」咲七さんはどこから
持ってきたかわからない棒を猫の口に
「グサ」と入れた。
「うーん、すごいは妖魔も虫歯があるんだね
初めて見た写真撮っておかないと」
咲七さんはスマホでパシャパシャと猫の口の中の
写真を撮り始めた。
さすがに猫の妖魔も怒り心頭、顔を真っ赤にして、
もう片方の手で振り下ろそうとするが動けない。
「あー満足満足もう良いよ‼️」
先ほどと違って冷たく鋭い目の咲七さんは、
ゆっくりと針を取り出し「どこかな」と言って、
頭の側面に針を刺した。刺された猫はびくとし
そのまま倒れ煙になって消えた。
「今日は有意義なデータが撮れたよ‼️八雲君
ありがとうね」
咲七さんは笑顔でいるが、僕はやや寒気がした。
あとで監視クラブの方に咲七さんのことについて
聞くと咲七さんは常軌を逸した知りたがりらしく
危険をかえりみず行動してしまう。基本的には
かなりの能力を持っているので問題にはなって
いないらしい。今回は見えない糸で猫ちゃんは
縛られていた。だから余裕があったのだ
とにかく関わると大変そうな委員長である。
「人は見かけによらない!!
気を付けよ~( ´∀` )b」




