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元英雄 これからは命大事にでいきます  作者: 鉄馬 メウ
第一章 異世界帰還編

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魔王牛鬼の真実


「今お茶を出すからね~♪」


「ばーちゃんは座ってろ。俺がやる」


「いいから、いいから」

お婆さんは何故かご機嫌で出ていった。


「………………………」


八雲はなにも言わず黙っていた。

気まずい雰囲気が流れ、赤城がため息をつき

話しかけてきた。


「なぜお前がここにいる」


「いや、お婆さんが倒れていたから

付き添ってきたけどまさかお前の家とは

思わなかったよ。びっくりした」


「びっくりしたのは、俺も同じだ

大体お前はこの辺に用でもあったのか?」


「……………わからん、なんとなく歩いてたら

ここに居た。」


「……………………な~八雲もうい……」

「お待たせーお茶とお饅頭よ~

とーって美味しいから食べて食べて」


「おい、ばーちゃんうるさいぞ

テンション上げすぎだ!!」


「仕方ないじゃない龍弥(とうや)が友達

連れてきたの初めてなんだから、

嬉しくて嬉しくて仕方ないのよ。」


「バ、バカ恥ずかしいこと言うな。

それに友達じゃねー」


「まーこの子ったら、恥ずかしいからって

そんなこと言うものじゃありません。」


ガヤガヤわーわーと言い合っている2人の

姿を見て八雲は笑いが込み上げてきた。


「おい、なに笑ってる‼️」


「しゃーないだろ。らしくないんだから」


「う、うるさいばーちゃん黙ってろよ‼️」


「八雲君ごめんね、龍弥が照れちゃって

うふふふふ(〃´ω`〃)」


「キモいぞ、ばーちゃん」


「龍弥君、ふん、照れなくて良いぞ」


「お前も悪乗りするな‼️」


「八雲来い、俺の部屋で話をするぞ!!

ここに邪魔くさいばーちゃんがいるからな」


「恥ずかしがらなくて良いのに~」

「そうだ~そうだ~」


「うっさい、さっさと来い」


そろそろ怒りそうなので、黙って付いていった。

部屋にはいると。


「悪いなうるさくって」


「気にしてないよ」


「そこに座布団があるから座れ」


八雲は座布団に座り、赤城はベットに座り

こちらを向いて口を開いた。


「お前はやはり優しいな!!」


「なんだよ藪から棒に、さっきの仕返しに

俺を照れさせるつもりか!!」


「違う、率直な俺の感想だ、

わざわざ気になって来てくれたんだろ‼️」


「……………」


「八雲お前のことはなんとなくだがわかる。

お前との闘いの最中お前の心を感じていた。

最後の一撃『ライフ』を受けた時…………………

俺のすべてが変えられたよ。本当にありがとう

八雲、呪いを解いてくれて‼️」


赤城は嬉しそうに微笑んでいた。


「…………魔王……???あれ、あの~赤城さん

呪いってなんですか?」


「そうだな知らなかったか、俺は呪い持ちだ!!

大昔にある神によって呪いを掛けられた。

はっきりは覚えていないが何かの実験台にされ、

俺は魔王牛鬼になった。」


「うーん?、赤城って呪いで魔王になったのか!!」


「そうだ、俺は元は人間だ!!」


「……………はーーーー…………はーーーーえーーー」

「魔王って元は人間なのかーーーーーーーー」


八雲は言っている意味がさっぱり理解できないが

感情が爆発叫びまくった。


「そうだ呪いを受け膨大な力を手に入れたが、

その影響か人格を失って覚えてないことが

多いが間違いない」


「今日は驚きすぎて疲れた( ´-`)」


「………八雲よ、お前のおかげだ。

これで魔王でいなくていい。もうこれ以上

人を殺さなくて済む…………ありがとう」



赤城は八雲に頭を下げ感謝をのべて

真剣な顔で少し間を置き口を開いた。


「八雲、改めてお願いだ!!

ばーちゃんを助けてほしい」


……

………

…………


八雲は帰路についていた。

赤城の願いを聞くことができずに………


あれから話を聞いて助けてやりたいと思う気持ちは

確かにあった。だけどどうしても、

聞き入れることができなかった。


「一体僕はどうしたいのかな~」


八雲は夜空を見上げ、異世界の仲間を

思い出していた。


「ただいま」


「お帰りなさい、八雲」

「おー帰ったか八雲」


お母さんと先生が仲良くご飯を作っていた。

見た目やや違和感があるが、実は先生は料理が

出来てしまう。研究の過程でいろいろ試している

うちに出来るようになったとか

何がどこに役に立つかわからないものだ‼️


「八雲もう少しまってて」


「了解、テレビでも見て待ってるよ」


隣の部屋でテレビでも見ようと入ると


「一体犯人は誰なのだ、やはり怪しいのは

家政婦、と見せかけて実は事件を担当している

刑事な気がするのだ。」


「う~ん なんでいるんですか雷さま」


「お~帰ったか八雲、お帰りなのだ」


「お帰りじゃないですよ。神様が当たり前みたいに

家のテレビを見ながらゴロゴロしないで

下さいよ。」


「ケチ臭いことを言うでない」


「いや、ケチっていっているのではなくて、

神様が居たらびっくりしますよ。

なんでいるんですか?」


「リームちゃんに誘われて遊びに来たのだ」


「そんなに気軽に来ていいんですか、雷さま

確かにこの辺一体を管理している神様ですよね」


「リームちゃんの言う通りだの、八雲は頭が固い

まー言うなれば地域の視察って言うやつだの」


「…………ああ言えばこう言う………ぎゃー」


雷さまのイカズチが八雲に落ちた。


……


八雲は深く考えるのは止め先生の友達が

来たくらいで落ち着いた。


それから、母さん、先生、雷さまがきゃっきゃ

騒ぎながらご飯を頂いた。


「お母さんのご飯美味しかったなの」


「そうなのじゃお母さんの料理は最高なのじゃ

特にチョコバナナは最高!!雷ちゃん食べて‼️」


今は僕の部屋で先生と雷さまがチョコバナナを

食べている。


「さて、腹も膨れたし本題の話でもするか」


「そうじゃな、雷ちゃん」

「八雲ちょっと話があるのじゃ」


「なんですか?」


「お前の寿命じゃがもう8年ほどしかない

我はここ最近雷ちゃんにこちらの世界にも

精霊の木と同じ様なものがないか相談していた 」


八雲は眉間にシワをよせ真剣な顔をして話を聞いた。


「先生、精霊の木って、寿命を延ばす薬を作る

材料ですよね?」


「そうじゃ、こちらの世界にも魔法があった、

ならば可能性として十分あるのじゃ」


「有名どころでは賢者の石、これは他にも

いろいろな使い道があるらしいけど、

妾も詳しくは知らないから今は他の神にも

聞いているなの」


「それでじゃ我も雷ちゃんに聞いて

独自で調査をしていると寿命を延ばす伝承が

いくつも出てきた。きっと何とかなるのじゃ

安心せい」


「先生も雷さまもありがとうございます。」


先生は僕以上に真剣になって僕の寿命が

残り少ないことを気にしていてくれたことに

嬉しく感じた。








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