八雲ピンチ、赤髪の高校生に絡まれる
「お~、ばーちゃん寝てろってるだろ!!」
「なに言ってるんだい、ちょっと体調が
悪いからって、じっとしていられるかい!!」
「本当は辛いくせして無理しやがって(小声)」
「ほら、学校行っておいで、はい、お弁当!」
「わあったよ。行ってくる。」
「行ってらっしゃい!!」
男は学校へと向かう。
「………………待ってろよ」
…
……
………
…………
スマホが鳴った、確認すると、神薙からだった
「またか~もしもし」
「八雲君、部長がまた呼んでるよ‼️」
「鬼人村の件は代門先輩が報告したんだろ
なんでそんなに僕に聞きたいんだ?」
「代門先輩は鬼達家族に会ってないから、
詳しい内容がわからないじゃない。それで
直接話をした八雲君に話を聞きたいんだよ~
だってあの有名な前鬼と後鬼だよ‼️」
「う~ん、それならさ~神薙が説明すれば良い
じゃないか~」
「アハハ、私説明苦手なんだよね~」
「知るか~(。>д<)」
「は~仕方ないな~授業が終わったら行くって
言っといてくれ」
「了解~( ´∀`)/~~」
神薙との電話が終え昼飯の続きを食べる。
この学園では妖精である先生を隠す
必要性がないので教室でご飯を食べているのだが、
「リームちゃんこれ食べる。」
「リームちゃんこっちも美味しいよ」
「リームちゃんバナナ持ってきたんだ食べて」
「うむ、うまいのじゃ(*`ω´*)」
「キャー、リームちゃん可愛い」
今はこの教室では先生は大人気、
可愛い可愛いと言われ飛び回っている。
隠れるどころか目立って目立ってしょうがない。
「うむ、ここはなかなか良いところじゃ」
「先生がお満悦で良かったですよ(  ̄- ̄)」
先生が楽しそうで良かった。今まではこっちの世界に
無理やり連れてきてしまい申し訳ないと感じていた。
先生に聞くとそんなこと気にするなとか、
新鮮な気分になって良いとか言うけども
気を使って言っているだけだと思っていた。
しかし、どう見ても楽しんでおられる。
問題なしだね p(^^)q
「ね~八雲君リームちゃんとはどこであったの」
「……………えっとだな」
あれ、どうすれば良い、異世界の話しは基本なし
だよな、言ったらなにを追及されるかわからん。
どうしよう~
「ね~ね~八雲君私もリームちゃんみたいな
可愛い妖精をゲットしたいの~」
「八雲に聞いても無駄じゃ、我が偶然八雲と会って
着いてきているだけじゃからな~」
「え~そうなの~リームちゃん教えてよ~」
助かった、先生が気を利かせて上手くはぐらかして
くれた。ふ~良し。
「八雲、ちょっと良いか」
「どうした、なんか用か」
クラスメートの男子が深刻な顔で話し掛けてきた。
「八雲、おまえ何かしたのか?ここ最近この辺で
おまえのこと聞きまわっているやつが
いるらしいぞ、しばらく気を付けた方がいい‼️」
「そうなのか?サンキュー気を付けるよ」
「そうだよな~雷様や前鬼様の件以外も
こっちに戻ってからちょこちょこと妖魔案件に
からんじゃってるからな~厄介ごとが、
あっちから来る可能性があるか」
「は~、いつになったら普通の生活が
できるんだろ~」
…
……
………
…………
「先生食べすぎじゃないですか?」
「何を言っているのじゃ、いいか乙女にとって
スイーツは別腹なのじゃぞ‼️」
「乙女って先生………」
八雲は思う。先生は乙女って歳じゃない。
なにより何その腹の出っ張り、乙女として
どうなんですかと‼️」
「な~八雲、今日もライちゃんのとこ
行っていいかの~」
「良いですけど、相変わらず仲良いですね‼️
結構遠いので気を付けて下さい。あと
飲みすぎて相手に迷惑かけないで下さいよ」
「わかったわかったのじゃ、では行ってくる
ジュワっと\(・o・)/」
先生は飛び立っていった。
さて僕は帰るとしますかね~
しばらく歩いていると、前から赤髪の男子高校生が
歩いてきた。赤髪と服の着こなしからなんか
不良って感じだ。昔の僕なら絡まれてボコられて
だろうな~
八雲は男子高校生とすれ違う
「やっと、見つけたぞ!!」
横を見ると男子高校生にメンチを切られていた。
八雲はとっさにヤバいと思い2歩下がった。
「なんだなんだーずいぶんしけた面してる
じゃねいかよ~」
ヤバい現在進行形で絡まれている。
こんな時の対処方はどうすれば良い。
八雲は心の中で頭を抱えた。
「おい、まさか忘れた訳じゃないだろうな~」
「えっと、どちら様で?」
「はっ、忘れてるだ~‼️ 煩わしい………」
「うむ、思い出させてやる‼️」
その瞬間左腕と脇腹に衝撃が走る。
八雲は50m以上吹き飛ばされ、近くの川に落ちた。
「ぷっは~、くそ痛ってぇ~」
川から出た八雲の左腕は大きく曲がり、
口からは血を大量に滴らせていた。
「は~は~左腕と肋骨3本は逝ったか!!
く、内臓もやられたなこりゃ~」
「おいおい、思い出させてやろうかと思って
やったら、ずいぶん弱っちいじゃないか?」
咄嗟に腕にオーラを集めてガードしたつもり
なんだけどな~易々と吹っ飛ばして来やがった。
俺じゃ相手にならないレベルだ!!どうする。
ライフを使うか、………………おそらく勝てないが…………
八雲は動くことができずにいた。
男子高校生は頭を掻きながら面倒くさそうに
言った。
「人間は本当に邪魔だ
これ以上私を
わずらわすな。」
……………なんだ、このワード聞き覚えがある。
「………………いつまで待たす、この魔王牛鬼様を!!」
「………………………」
「牛鬼!!!」
八雲は恐れを感じライフを発動する体勢に
はいるが、目にも止まらぬ速さで首を捕まれ、
持ち上げられた。
「ぐくっ」
「慌てるなこの程度で、昔はもっと堂々と
していたぞ、あまり失望させるなよ勇者八雲よ
私はな、こう見えて貴様を、認めているのだ。
なにせ魔王であるこの牛鬼様を倒した男だからな~
ま~私も油断していた面はある。次に戦うことに
なれば、私が勝つがな~アッハハハって
聞いておるのかー」
「…………チーン」
八雲は屍のようだ……………
「ア~~~しまった首を締めたままだった~」
「お~い起きろ~起きろ……………………」




