驚愕の真実、ほっこり鬼家族
「そんなアホな~」
八雲は手と足を地面に付き愕然としていた。
もしもこの話しを村人が聞いたら俺以上の
衝撃を受けるだろうと思い、話すかどうかを迷う。
真実はこうだった。
まず10年に1度結界が弱くなると言われていたが
実際は夫婦の仲が悪くなり、大喧嘩(奥さんの
一方的な暴力)あまりの力に結界が負けて
外にオーラが出てしまったようだ。はた迷惑にも
程がある。さらに話を聞くと、鬼達は結界内の
暮らしに不満はなく家族で楽しく暮らしているので、
外に出たいと思っていないそうだ。今までの
村人達の頑張りは何だったんだろう……悲しい
ちなみに鬼達の力が弱まる日は夫婦が
愛し合う日なので、……………だそうです。
「いいないいな外の世界には色々な物が
あるんだね~」
今は赤鬼の子供とお話をしており、どうやら
外の世界に興味深々である。
「こら~いつまで引っついているんだ、八雲さんが
疲れてしまうだろ~今日はこのくらいにしなさい」
「え~もっとお話ししたいのに~」
前鬼様(赤鬼)が子供を叱っている。
「八雲さん夕食がもうすぐで来ますのて、
一緒に食べていって下さい。」※後鬼様(青鬼)
「え、良いんですか?」
「はい、人間の方とまともに喋るなんて、
数百年ぶりでして、この子だけではなく、
私達もお話ししたいですわ♪」
「はい、わかりました。ではご馳走になります」
こうして、談笑しながらご飯を食べた。
(人と変わらないメニューで田舎の美味しい
お食事を頂いた感じだ。)
八雲は想定外のことが連発して忘れているが……
「行くよ凛ちゃん」
「はい、神薙さん」
私達は八雲を助けるんだ~「とりゃ~」
勢い良く戸が開いた。
「…………………」※八雲、リーム先生
「…………………」※凛、神薙
「わー人間さんだ~」小鬼
「ま~今日はお客さんいっぱいね。ご飯多めに
作っておいて良かったわ」
「さすが、かーちゃんだな、ガッハッハッハ~」
「ま~あれだ~ご飯でも食べながら話そうぜ」
「…………なんで八雲君は普通でいられるのかな~?」
「……八雲て危機管理能力ないんじゃない」
なんかお二人から冷たい言葉が飛んで来る
どうする。むしろ俺もさっきまで動揺して
わけわからなかったのに~しかし俺には
わかる。今は言い訳はNGだと………
「すいませんでした。事情については
この後説明させて頂きますので、
どうかこちらにお座り下さい。」
「……………は~わかりました」※凛
「ちゃんと分かるようにね~」※神薙
取り敢えず食事をしながら話をすることが
できた。
「八雲、内容は理解できたけど、この後どうするの」
「特になにもしないよ。だって問題ないし」
「たしかにそうだよね~。村長に早く連絡
した方が良いんじゃない」
「やべー、そうだった。急いで戻るぞ」
「え~お兄ちゃん達もう帰るの、今日は泊まって
いってよ………ヽ(o・∀・)ノ」
「ごめんな。待っている人がいるからさ。
大丈夫、後でまた来るよ」
八雲は小鬼の頭を撫でながら話して、
小鬼はこくりと頭を下げ了承を得ることができた。
八雲達は急いで鬼門に向かった。
…
……
「村長さんーどこですかー」
「村長どこに行ったんだろうね?」
「ガヤガヤ、ガヤガヤ」
「なんかあっちから声が聞こえる。
きっと誰かいるよ。行こう。」
八雲達は声が聞こえる方に走った。
そこには数十人の村人が集まっており、
非常時用の結界を張る為にオーラを注入していた。
みんな疲労した顔で必死に耐えていた。
「中では八雲君達が戦っておる。みんな
頑張ってくれ‼️」※村長
「おー兄貴俺は負けね~、だから兄貴も
負けるな~」※露鬼
「あいつには借りがあるからな、
俺がこんなところでへばってられるか~」※万鬼
「みんなで村のみんなを守るんだー」村人
「おーーーー」村人達
なんか、メッチャ盛り上がってる。
さっきまで美味しくご飯を食べながら談笑
していたなんて言えなくな~い。
「お~い、みんな~」
「か、神薙さん、こ、心の準備が~」
「八雲君?」※村長
「兄貴~」※露鬼
「おまえ、生きてたのか(泣)」※万鬼
「皆さん、お疲れ様です」
八雲は申し訳ない気分で挨拶をして
逃げたくなった。(逃げませんがね)
取り敢えずいきなり村人に中の話をするのは、
刺激が強すぎると思い、村長と一部の村人に、
鬼達の真実を伝えた。
「そうか、前鬼様と後鬼様はそのように
言っておられたか…………」
村長さんは思っていたより落ち着いていた。
今までのことを考え、今後の方針を
決めているのかもしれない。
「八雲君、すまないが、お二人にお会いしたい。
案内してもらっても良いかな。」
「村長!!、危ないのでは‼️」※村人
「な~に大丈夫じゃ八雲君達が
何事もなくかえってきておる。」
「な~八雲君や」
「はい、大丈夫ですよ。」
村長さんの意向により再び鬼達家族の
もとへ向かう。




