音羽おばあちゃん登場、火の嵐にご注意 !!
凛の実家に着いた。小さい時に一度
行ったことがある気がするけど、
何か緊張するな~
「八雲、おばあちゃん今道場にいるから行こう。」
「あ、了解」
緊張が中々解けず、てくてく歩いていった。
「おばあちゃん、ただいま~」
「おかえりなさい、凛」
「連れて来てくれたのね。
初めまして八雲君、私は南条音羽と申します。」
「どうも、僕は鈴木八雲と言います。
宜しくお願いします。」
「あなたには、話したいことがありまして、
ただまずは、手合いをお願いします。」
「う、………???、すいませんどうして、
そんなことをしないといけないんですか?」
「おばあちゃん突然どうしたの説明して
くれないと分かんないよ‼️」
「ごめんなさいね、問答無用ってことでね‼️」
音羽さんは突然正拳突きを放ってきた。
俺は驚きつつも冷静に片手で拳を受け止める。
「良かったです。妖精を連れていますので、
よっぽど良いと思いましたが、一般人に
ケガをさせては申し訳ないですからね」
「どう言うことですか?」
「それでは、少し本気で行きますよ。」
音羽さんの動きが変わった。それなりに
お年を召していると思うのだが、軽やかに
回し蹴り、突き、投技と多彩に攻めてくる。
「流石です。今度は本気で行きます。」
音羽さんから赤いオーラが現れ、片腕を
前に出し、オーラが集約し羽根の形に変化
「焔式、華炎の舞い」
音羽さんの腕から円を描くように炎の羽が
飛んできた。「うそだろ~」八雲は驚きながら
手にオーラを集めつつ炎の羽を回避、
音羽さんは踊るように移動しながら、
炎の翼を飛ばしてきた。八雲はその動きが
あまりにも可憐だったため、目を奪われ
判断に遅れが生じた。
「あっつー」
「あらあらこんなおばあちゃんに見惚れるなんて
八雲君は歳上好きかしら、ウフフ」
「おばあちゃん、何言ってるの!!」
おいおい何でこの人魔法使えるんだよ
「あらあらよそ事考えてる暇はないわよ」
ちょっと、炎で目の前が真っ赤になってる‼️
このままじゃ死ね❗️
「精霊闘気 『水』」
八雲に炎の渦が押し寄せてくる。
それに対して、八雲は青いオーラを漲らせ、
顔の前に腕をクロスにして耐える。
「ふー音羽さんこれ冗談じゃすまないですよ」
八雲は何事もないかのように、その場に立っていた。目の色が青に変化させ、鋭い眼光で音羽を見つめる。
「今のを受けてやけどひとつないなんて、
上出来ね‼️」
「ここからは、こちらも本気で行きます。」
「ごめんなさい‼️参りました。」
「…………どう言うつもりですか!!」
「ちゃんとお話しします。」
音羽さんはそう言ってオーラを収めた。
「分かりました」
「お茶でも飲みながら話をしましょう。
凛、八雲さんを客室に案内して、
私はお茶を入れてくるわ。」
そう言って音羽さんは出ていった。
「八雲、客室はあっちだから」と言われ
お互い疑問はあるが、取り敢えず移動した。
「お待たせ、八雲君お茶とお饅頭どうぞ。」
「ありがとうございます。」
「改めて、本当にごめんなさいね」
「あ、いえ、それよりは何でこんなこと」
「凛に焔の力を教えるべきかの判断するため、
この力は、人外の力、安易に教えることは
できない。今後この力を持つことで無用な
危険に巻き込まれるかもしれん。1人では
生きては行けないのだから」
「八雲君、君に凛を任せられるか確認したかった」
「そしてあなたは示してくれた。
八雲君、あなたに凛を守って欲しい」
「おばあちゃん…………」
「うーん、まだ理解しきれてないですけど
凛を守るのは、もちろん良いですけど!」
「八雲!!!」
凛は驚きながら八雲を見つめる。
「よかったわ、これで正式に焔を凛に
教えることができるわ」
「凛、覚悟しなさい」
「お、おばあちゃん………」
凛は複雑な顔で音羽さんを見る。
そういえば、指導がかなり厳しいと
言ってたっけな、こわいのかなー。
「八雲、今日はありがとう、じゃーね」
「凛、じゃーな」
凛は八雲を見送る。
「凛よかったわね、八雲君が引き受けてくれて」
「おばあちゃん、無茶し過ぎだよ。」
「良いじゃない、好きな人と長くいられて、
落とすチャンスが増えるわよ!!」
「な、な、な、何言ってるの!Σ( ̄□ ̄;)」
「何ってあなたばれてないつもり、
いつも八雲君の話ばかりしておいて
何言ってるのよ。」
「う~ん」(〃´ω`〃)
八雲は自宅に戻り、チョコバナナを作っていた。
先生がさっき食べた饅頭や羊羮と味比べがしたいと
言い出し作ることに、実際は先生が食べたい
だけだと思うけど。
「八雲、久しぶりの精霊術はどうじゃ」
「水の精霊が少なかったわりには
普通にできました。
「そうか、それは良かったのじゃ。
『ライフ』はできる限り使うでないのじゃ」
「はい、先生」
「次の闘いに備え、精霊術を調整
しておいた方が良いのじゃ」
「表に出るのじゃ、特訓じゃ~」
「え~今日は疲れたから寝かして下さいよ」
「ダメじゃ~行くのじゃ~」
この特訓が久々に先生の心に火を付け、
僕はズタボロになるまで特訓、しかし
この後の闘いで特訓の成果が出るのだった……




