灰色の勇者
「ユウキィィィー」
結城が兵達を薙ぎ倒した瞬間即座に動いた梵字、
特殊武器大筆て攻撃を仕掛ける。
約2m程の長さの筆にオーラで産み出した
特殊な墨で結城を攻撃する。
筆を巧みに動かし墨で字を書く
『 縛 』
墨が結城を取り巻く
しかし、高速の斬撃により墨を切り裂く。
「ふん!」梵字は気合いを入れ掌底を繰り出す。
結城は手首を掴み攻撃を防ぎ、剣を振り下ろす。
「させません!」※坂本
『フラワーボム』
梵字の服から花が咲き、種を飛ばしてきた。
結城は剣で切ろうとするが、直前で止め、
バックステップで回避する。
「感が良いことです。そのまま切ってくれれば、
安らかな眠りにつけたものを!」※坂本
「坂本さん、梵字さんすいません
私は止まるつもりはないので!!」※結城
「この大パカ者がー」※梵字
梵字は走り出す。
「グッガッ」
梵字の身体から突如血が吹き出た。
膝をつく梵字
「何をした結城!」※梵字
結城は反応しない。
「梵字を守れーー 密集形態」※ガンジール
梵字の前に複数の重歩兵がカバーに入る。
結城は拳を握りしめ先頭にいる重歩兵の
シールドを殴る。
ただ殴っただけ、
それだけで重歩兵と梵字を吹き飛ばす。
「八雲!八雲!八雲!やくもーー」※リーム
「ボヘッ」※八雲
リームは何度も呼ぶか反応がない。
仕方ないから蹴りをいれた。
「いつまでぼーっとしておる止めんか!」※リーム
「で、でも先生」※八雲
八雲の顔が動揺を隠しきれないほどになっている。
「でももへったくれもないのじゃ!
よく見よ!あれがお前の知る結城か!
明らかにおかしい止めに行かんか!」
その時坂本も身体が血まみれになり倒れる。
結城はとどめをさそうとと剣を振り上げる。
「ダメだ!結城さん」
八雲は走り出す!しかし間に合わない!
結城の剣が止まる。
「ん!」※結城
結城の腕を赤城が止めていた。
「その辺で止めておけ」※赤城
「邪魔しないで下さい!」※結城
無表情のまま腕を振りほどく。
何だこいつ!
俺の手を軽く振りほどいた。
このままでは力負けする。
『アカオニ』
赤城は力を増大させ蹴りを入れる。
結城はそれを足裏で受け止め、
そのまま赤城の後頭部に蹴りを繰り出すが
途中で中断し下がる。
何故下がったか?それは八雲が攻撃を入れる
体勢になっていた為である。
「どう言うことですか結城さん
彼らは敵ではない!仲間だ!何でこんなことを」
※八雲
八雲は未だに結城の行動がわからず動揺していた。
「私が成さなければならないことがあるからです。
八雲くん貴方は邪魔をするべきではない」
※結城
「成すべきこと?こんなことまでして
何をするつもりですか!!」※八雲
「歩を生き返らせます!」※結城
「えっ!……」※八雲
八雲は身体が震えた。
「八雲は会いたいよな歩に!」※結城
「結城さん……あなたは」※八雲
「会いたいかって聞いてるんだよ!
答えろーー八雲!!!」※結城
「私はやるんだ!やらなくては行けない。
あゆみは死んじゃダメなんだよ~~」※結城
結城さんの声が震えていた。
「だから退いて下さい。城の中の宝物庫にある
シャインリングが必要なのです」※結城
結城の目はさっきと違い感情をそぎ落として
いるように冷たい目になった。
『ライトセイバー』
凄まじい速度の斬撃!!
八雲は反応が出来ていない。
「ぼーっとするなーー」※リーム
八雲はリームの風魔法で吹っ飛ばされ、
結城の攻撃を躱す。
「!?」
セシリアが結城の側面から掌底を当て
吹き飛ばす。
結城はグッと堪え、セシリアを見据える。
「セシリアさん、鍵を頂けますか?」
「結城さん………」
グッと堪えるように戦闘態勢に入るセシリア
「今の貴方には………何を言っても届きませんね!
すいませんが私も押し通させて頂きます」
セシリアは脚にオーラを集めそのまま地面に
脚を強くつく。
『震脚 聖なる息吹き』
地面から光の柱がいくつもの上り
結城を照らす。
「これは何でしょうか?」※結城
光は粒子となり結城を囲う。
セシリアは大きく腕を引き、
『粒聖拳』
拳を突き出す。
光で出来た拳が飛び出て、
結城を囲んでいる粒子に吸い込まれると、
粒子の間に光が飛び、一気に粒子から
光の拳が現れ、結城を四方八方から殴る。
「速い……流石です結城さん」※セシリア
光の拳は結城に届く前にすべて切り飛ばされた。
「セシリアさん……やっぱり優しいですね。
この攻撃では私は殺せません!
殺気もまったくこもっていませんし」※セシリア
「貴方を殺すとは言っていません。
私は止めるために闘っているんです」※セシリア
「そうですか、流石聖女ですね!
貴方を見ていると自分の不甲斐なさを
痛感します。私は勇者でありながら
何も出来なかった。妹をまもることすら」※結城
「だからこそ今度こそ救ってみせる。
妹のあゆみをこの手で…………私は勇者のギフトを
授かったが、私にとって世界の人々よりも
大事な人がいる。私はあゆみを守る勇者になる」
※結城
「結城さん………」※セシリア
「私はどんな手段を使ってもあゆみを助ける。
だから、貴方のように真っ白な心ではいられない」
※結城
「!?」
突然が結城が消えた。
「だから容赦はしない」
セシリアは背後から声を聞き振り向いた。
「ザシュ」と切られ血飛沫が飛び散った。




