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元英雄 これからは命大事にでいきます  作者: 鉄馬 メウ
第一章 異世界帰還編
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はじまりは突然に、英雄も突然に

僕は今日も代わり映えのない生活を

送っていた。中学生になり約3ヶ月が

過ぎようとしていた。


親が朝早くから仕事だから

流れで僕も早く登校していた。


「おはよう、八雲くん」


急に後ろから背中を叩かれた。

でも僕は驚かない、だっていつものことだから、

校門近くに着くと、彼女が僕の背中を叩く


「まいどのことだけど、もう少し加減

してくれないかな。(りん)


彼女は同級生で委員長の南条凛(なんじょうりん)

黒髪でポニーテールにして見たからに

活発な美少女である。男勝りな性格で

何か武術を学んでいるらしく

女の子なのに、口だけではなく腕っぷしでも

喧嘩の仲裁をしている。


「う~ん ダメかな」


「なんで!?」


「元気が足りないの、だから気合いを

入れてあげてるの!」


「いや、朝からそんなにテンションあがる

ことなんてないでしょう。」


「そうかな~?………そんなことないけど」


彼女は笑い、少し照れているように見えた

………気がした。


終業の鐘がなり、帰ろうとした所、

外は大雨だった。


「雨強いな~濡れるじゃん」


一言文句を言いつつ傘をさし歩きだす、

途中少し大きめな川の橋に差し掛かった、

橋の中央辺りに小さな子供が立っていた。

その子をなんとなく見ていると、突然

車道に歩き出した。


危ないだろうと思い、急いで近づき

歩道に戻そうと思った。

あと残り3mくらいに近づいた時だった、

一言その子が言った。


「バイバイ……」


「……?」


「ドンッ!!!」

「ジャバン~」


何が起こったかわからない、強い衝撃のあと

空が見えて、次に冷たくなって苦しくなった。





「………………………?」

「あー これは異世界ものだな! うん!!」


僕は思う、だって目の前に王様ぽい人がいて、

周りに魔法使いぽい人がいたから、

これからどうなるか不安になったが、

小さな声で一言いった。


「生きてて良かった~‼️」


こうして八雲は異世界に飛ばされ、

魔物との戦争の中で様々な人と出会い

人の命の大切さを知る。






あれから約2年の時が過ぎ、俺は強くなった。


最後の戦い……王国の連合軍と共に、

魔王城を攻めた。多くの犠牲を払いながらも、

俺は魔王牛鬼と対峙した。

体格は5mを超え、筋肉が大きく隆起している。

武器は両手にバトルアックス


「はー はー くそがー 」

「足りねー 力が!!」


八雲は片膝を着き吠えた。自分の無力さに、

仲間は皆倒れ、力のほとんどを使っていた。


「ほら立つのじゃ‼️」 「まだ負けッんじゃないよ」


俺の肩口から活を入れてくる。

魔法の先生で妖精のリーム

(某ゲームのゼ○ダの伝説を思い出す。)

冷静さを取り戻し変なことを考えて

いると、リームが言う。


「仲間は倒れてるが、誰も死んでないのじゃ‼️」


八雲は言う


「もう誰も死なせない‼️」

「足りないなら………………俺は命を掛ける」


「おい! 八雲変なこと考えてないじゃろうな~?」


先生に言われドキッとする。

(ゼ○ダみたいと)

なんて考えてる余裕はないか、


「限界までライフを使う!!」

「!?…バカな死ぬ気か!!!」


先生が叱るように言う。


「お前はいつもいつも命は大切にするのじゃ‼️」

「しゃーないでしょ、このままじゃ勝てない」


八雲は片手を胸あて祈りを捧げる。

胸の辺りからいくつもの魔方陣があらわれ

八雲を包んだ。


「オーバーリミット ライフ発動」


八雲の全身から様々な色のオーラが発現

周囲に拡がった。


「人間は本当に邪魔だ、これ以上私を

わずらわすな。」


牛鬼は静かに語り、同じく全身から、

赤いオーラを発現した。


「これが最後だ、牛鬼付き合え」


八雲は剣を構え、剣にオーラを集約し

牛鬼に突撃し剣を振った。

お互いのオーラの衝撃が天へと昇り空を割った。


この戦いが、八雲を英雄として

言わしめる伝説となった。


……

………

…………

……………「あれ、ここどこだ?」

……………「あー スカイツリー???」


八雲は周りを見てゆっくりと

「オ~~戻ってる。」「やった~~~」


八雲は大声で叫んだ瞬間


「うっさいのじゃ~ボケ~~」


左の頬に衝撃が走る。



「なんで……先生がここに?…………………………」


八雲は幻だな~と思いつつ、疲労困憊からくる

眠気に負け救急車に運ばれるのだ。




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