1.プロローグ 長い永い試練の始まり
処女作です。ゆっくり投稿していきます。
生温かい目で見守って頂けると幸いです。
「ふっ、ふっ、はっ」
今日も私は、剣の稽古をしている。
私は現在十三才で、三才の時に神様の声を聞いてから、毎日剣を振っているのだけれど、後二年したら賜る試練というものに不安を抱えている。何でも私はイレギュラーらしく、その力を開花させるため、通常の人たちの賜る試練とは次元が違うとまで言われているイレギュラーだけの特別な試練がちょっとこわいのだ。
でもお母さんが「折角他人より良いものもらったんだから、頑張りなさい。」と言って、応援してくれるので、私は、神様に認めてもらえるように、今のうちから更に出来ることを増やそうとおもっている。
そこで、花嫁修業の様なことから、様々な戦闘術、細かい特殊な技能諸々、といった感じのものを身につける訓練も最近始めている。
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そしてニ年後………私は遂に試練を賜った………それなりに自信はあった………だけど私はイレギュラーの試練を甘く見ていた。
十三の時に不安だったならば、しっかりと調べておくべきだった……………………イレギュラーの試練は一度の人生程度では絶対に終わらない………………………であれば、イレギュラーの魂は輪廻転生により記憶や力が失われることはありえない。………となる。
もっと覚悟を決めて試練を賜るべきだったと後悔してももう遅い………私の試練はもう、始まってしまったのだから。
一話一話かなり短いと思います。
申し訳ありません