そろそろ本丸かな?
検事長の定年?延長問題。時期的にそろそろ本丸対決になるんじゃないかと見ている。勤務延長については結論はすぐにはでないし、撤回もしないだろう。ならば、検事長のままという点をつくほうが効果的だ。
「なぜ、検事長のまま延長なのか?」
そう問われれば
「指揮能力を生かしてもらいたいから。」
と、いままでの答弁から推察できるだろう。
さて、ここで疑問が出てくる。どのような指揮能力か。だいたい、どのような指揮を過去に発揮したのか総理が知っているわけがない。仮に知っていたら、検察の情報が漏れていることになり、両氏とも失職どころではすまないほどの問題だ。
彼が指揮官として優秀だというのは、検察内部にいる人間にしかわからないはずである。それを閣議決定の判断材料としたというなら、閣僚が検察の捜査に関与していたことになる。
つまり、総理にしても閣僚にしても検察官の個人的な資質の評価を外部的に行なうことはできないということだ。内部からの進言がなければ判断できないものを、どうやって評価したというのか。これこそが、総理の言葉に対する不信感の根源になっていることを、彼等は理解できているのだろうか?