表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
灰色の日常  作者:
2/5

第2話:一通のメール

「転校生ね……。」

今現在夜の8時過ぎ。

ソラは一人、部屋に引きこもっていた。

「嫌な人じゃないといいけど。」

そう言うと、ソラはPCの電源を入れた。

「……明日も学校かぁ……。」

ソラにとって、学校はつまらない場所だった。

問題児から目をつけられないよう、自分の立場を作っておく。

いじめられなければそれでいい――

ソラはそんな気持ちで学校生活を送っていた。

心の底から信頼している友人も数少なく、クラスに3,4人程度だった。

「暇だし、ギターでも弾こうかな。」

ソラの趣味は作詞・作曲や、ギターの演奏など。

将来、バンドを組みたいとも思っているほどだ。

「何弾こうかな――。」

ソラがそう言いかけた瞬間――

ソラの携帯から、ほのぼのとしたゆるい楽曲が流れてきた。

「こんな時間にメール?誰だろ……。」

どうやらメールの受信音らしい、ソラはめんどくさそうに携帯を手に取った。

「……送信者が書いてない……迷惑メールか?」

ソラはそう言うと恐る恐るメールを開いた。

『あなたには、このメールが見えますか?』

そのメールにはそう書かれていた。

「何だこれ……?俺、誰かに恨み買うような事してたっけ?」

「気味悪いけど……一応とっとこ。」

ソラはそう言うと、わざわざ新しいフォルダを作りそのメールを追加した。

「明日優にでも相談してみよ。」

そう言うと、ソラは再びギターを手に取った。

この時ソラはまだ、誰かのただの悪戯だろうと思っていた。

この一通のメールが――

後々の出来事に大きく関わってくるとも知らずに――



未熟者ではありますが、感想・コメント等お待ちしています。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ