天使の心臓
君の心臓は私の胸の中
君の心臓以外をどこに隠したの?
ねぇ、神様…
何一つ、何一つ、悲しいことは無いよ
わたし天使になったみたい
きっと今日死んでしまうんだね
身体が軽くて、何処へでも行ける
君の手紙は私の宝物
君の歌声が聞きたくなったよ
眠れないよ…
一つずつ、一つずつ、拾って温めている
わたし墜ちちゃったみたい
多分今日は死なないみたいです
翼が重くて、歩くのも疲れる
「泣かないで、ボクのエンジェル…」
そんなこと言ったって、どうしろって言うの?
自分のことを嘲笑うことも出来やしないよ
枯葉をかき集めて雪も食べて、無我夢中
貰った命を返す為
何一つ、何一つ、辛いことは無いよ
私も「スキ」だって言ってみたい
だけど今日死んでしまうんだよ
身体が軽いや、歌声が聞こえる…
そして百年後、天国の田舎町で
仲のいい二人が針千本に誓いました
「「お互いに何があったとしても、離れたりしないこと」」