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時の神、一マス。  作者: 竹中雫
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任命後

こちらもまだ仮なので、お楽しみはとっておいてください。

 あの願いを唱えてから、最初に戻った。いつも通りに起きたため、寝坊することもなく、いつも通りに行ったため、遅刻もせず怒られることもなかった。空に浮いている時計はもう驚いたので、今更驚くこともなかった。そして、今に遡る。同じ時間を過ごしたので、凄く眠い。と、いうわけでもないようなのだ。朝7時に起きて、今が9時だから、長い時間を経た感覚なのだが、お腹は全く減っていない。僕のクラスは3年A組で、担任の先生は河内 舞という先生で、2年から持ち上がり、並びに国語の教師のである。なかなか美人で可愛いくて、若くて性格もよく、胸もDくらいだろう。男子生徒からも女子生徒からも人気者である。僕はこの先生が担任でほんとによかったと思っている。

 さて、何か違和感を覚える者はいないだろうか。さっき、願いを唱える前の先生と雰囲気がちがう、全くもってそのとおりなのだ。実は、もっと前に遡って担任を変えちゃいました。どーやったかって?深夜の学校に入って、紙をすり替えました、はい。犯罪ですよね、わかってます、が!正当防衛だと思います。それに、このことは僕の神様しか知らないんだ。この前のあんなクソみたいな教師が授業を教えたら、1日ももたいない。だから、変えざるを得なかったのだ。これは僕だけでなく、皆の意見の代表として言わせてもらっている。現に、クラスの中では(○○先生<僕の願いが叶う前のクソ>だったら、1日で崩壊だったわw)と言った声が散乱しているのである→僕は救世主ー!と、まぁこんな感じで時を遡れるんだ。どのくらいまでいけるの?と、問う人もいるかもしれないので、念のため言っておくと1週間が限度である。しかも、それを他の人に言うとバカにされるのは当たり前なのだが、その日は時間を操れないということもわかった。1日に何回使うのかって?答えは、、内緒。つまり、秘密を言わなければ何回でも使用可能ということだ。 今は、昼休みでお弁当を食べ終わった所だ。誰が作ったお弁当かって?やだなー、そんなの当たり前じゃないか。もちろん、彼女だよ♪僕の家は両親が共働きで忙しく、朝起きても、学校から帰っても誰もいない。でも、寂しくなんかないよ。彼女がいれば何だってやっていける!と、まぁこんな感じなのだが、僕は今、スマホで検索しているところだ。どーせ、彼女とデートに行くならどこがいい?とか、調べてるんだろっ、と思った方、不正解。正解は、神様について、だ。先程から疑問に思っている人も多いと思うが、神になったという感覚もなく、証拠もない。つまり、今までのは、ただの悪夢に過ぎないのかも知れない。

 だが、もし、ほんとに神様になっていたとしたらとかんがえると、この地位は誰から譲ってもらったのか。ほんとに神になってしまったのか。ーーこのときは、知らなかった。神の大変さを。神になった理由、それは、僕の願いだけだと思っていたんだ。でもよく考えてみると、容易過ぎるんだ。神になりたいと思ったのは僕以外にもたくさんいると思う。なのに、叶ったのは、恐らく僕だけ。あくまで、恐らく、なんだ。僕以外にも神になっているかもしれない。もし、もし僕達が戦うことになったら?神達の戦いが僕達に託されて引き継がれたとしていたら?僕は今までの行動について恥じなければならないのだ。だが、あくまでの場合であり、現実ではない。そう思って、脳の中に考えを閉じ込めた。もう、思い出さないようにしよう。そう思ったのがダメとかはわからないが、とりあえず今だけは。もう考えない。僕のためだけに使うと、誓って。と、すると、なんか自己中になりそうなので、変えておきまーす!平和のためだけに使うと誓ってーー

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