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ちゅーとりある


光に包まれた俺達は頭の中にいくつもの情報を流された。普段から情報を頭に入ってくる俺は驚く程度で済んだが、周りでは、それに恐怖し、悲鳴をあげていた。この情報は大きくまとめると4つに分けられる。



1つ目は、俺達はこの世界ではない別の世界の何者かに呼ばれたという情報。



2つ目は、その世界での言葉や文字の情報。



3つ目は俺達の身体能力がオリンピック選手並みに上がったという情報。

ただ、上がったとはいえ、人それぞれに違いがあり、速さに特化した人や力に特化した人、他には特化せず満遍なく上がった人など様々である。俺の場合は満遍なく上がっている。



最後の4つ目はそれぞれの特徴に基づく特殊な能力が与えられたという情報。



この情報にはあちらの世界の情報は殆ど無かったが、一つだけ確かなことがある。

身体能力が上がり、能力を与えられるといことは、これから行く世界が、俺達の世界よりも危険が溢れているという事だ。


情報の流れが終わると光は更に強くなり視界が真っ白に塗り潰され周りの声も聞こえなくなった。


何も見えない真っ白な世界と何も聞こえない無音の世界。


この世界に俺しかいないのではと考えてしまう。


そんなことを考えながら、ふと気付いたこの光は何処かで見たことがあると。


「あぁ、成る程。この光はあの時の光と同じなんだ。」



あの時、魔法陣から溢れた光と同じだ。今回は、昔の俺の時の様な目だけを強化するのではなく、身体全体が強化されたようだが。



そこで気付いた。周りの人は今回初めて光を浴びた。けど、俺は2度この光を浴びている事を。これはとても大きいアドバンテージだ。


もし何があったとしても自分は周りより優位な立場なんじゃないかと、そんな考えをしていると光は徐々に弱まり最後には消えていた。周りを確認できる様になり、辺りを見渡すと俺達は大きな部屋の中に居た。


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