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斎藤一、幻想郷へ  作者: BCCテレビ局
プロローグ3
7/11

バトル・オブ・紅魔館

やっと戦闘が!


一君が人外ぶりを発揮!!


そして咲夜さんの口調が分からない!!!

紅美鈴vs斎藤一




「只の人間であるあなたが私に勝てると?」


「さぁ、どうだろうな?」


双方にらみ合いが続く


「ほら、いつでもいいぜ?来いよ」


と一は美鈴に手招きする


「挑発して相手のペースを崩す作戦ですか?乗りませんよ?」


しかし美鈴はかからない


「あっそ…」


一はサイドステップしながら近寄る


「…っ!」


一に対して正拳突きを放つ美鈴であったが


ガシッ!


「な…!?」


突き出した腕を掴まれ


「ラァアッ!」


一本背負いで投げられた


ビタン!


「痛ッ…」


痛みで少し顔を歪めた時…


「所詮こんなもんか…」


その言葉が聞こえると意識が暗闇の中に沈んで行った


「ま…門番程度で躓くよりかはマシか、さて次行くぞ」


一は美鈴戦で何をしたか


簡単だ

一本背負いで投げた後、腰に差していた小太刀でうなじを切ったのだ


(見た目は完全に死体だが暫くすれば生き返るだろ)


一は先に進んだ






「お嬢様、侵入者です」


「あら、博霊の巫女は随分早く対処してくるのね」


「いや…それが」


「?」


「侵入者は男です」


「は!?」


「美鈴がやられ、現在進行形で妖精メイド達がやられているので私が出ます」







「赤い霧をぉ停めぇえてくださぁい

あん〜な人の害になぁるもぉおのをばらまかぁれるぅとぉお…

とぉ〜ってもめ〜わくですぅ〜!」

と少しウザい口調で進みながら

一は飛びかかってくる妖精メイド達を次々に倒していく


その時


ヒュッ!


「…ッ!」


どこからかナイフが投射されてきた


カンッ!


一は体を捻りながら投射されたナイフを一刀両断した


「ま、この程度なら避けれますか」


そこに立っていたのはメイド服の女性


(明らかに他の家臣達より強者の圧があるな)


「申し遅れました

私、当館のメイド長の十六夜咲夜と申します」




十六夜咲夜vs斎藤一





敵でありながら腰を折ってお辞儀をする咲夜に若干戸惑いながら

返す


「御丁寧にどうも

斎藤一だ」


「斎藤さんですか、当館には何の御用で?」

「ここの当主がばらまいてる赤い霧を停めにきたんだよ」


「…では私は貴方を倒さなくてはなりません」


「……ッ!?」


瞬間的に咲夜は目の前に現れる

掲げた手にナイフを持った状態で


(琉球の縮地か!

まさか実際に使える奴がいるとは…)


「チ…面倒だ」



相手が縮地を使える以上

自分から仕掛けても当たる直前に縮地で避けるだろう

実際には違うが


(めんどくせぇ、こんなイライラする戦いは始めてだ)


「来ないならこっちから仕掛けて行きますよ?」


またもや投射されるナイフを捌きながら内心悪態をつく


(ま、対処法を練らせる時間はくんねぇよな…

なら…)


「オルァ!」

一は小太刀を投げた


文字通り投げたのだ


しかし、やはりと言うか咲夜に当たらず

結局回転しながら弧を描くように逸れていった


「血迷いましたか?…ッ!?」


投げられた小太刀に気をとられた一瞬

その一瞬で一は差を詰め斬撃を放つ


「そう来ます…かっ!」


一瞬怯む咲夜だったが後ろにバックステップ


「後ろに避ければ意味がッ!?」


直後咲夜に衝撃が走った


自分の心臓部を刀が貫いていた


「ガハッ!ば、ばかな!?斬撃はかわしたはず…?」


そして咲夜は自分を貫いた刀を見て驚愕した


「あ、ありえない!」



それは先ほど一が投げた小太刀だった


実は一は最初からこれを狙って小太刀を投げたのだ

決して自暴自棄になった訳ではない


本能で瞬時に何処へ、どの角度で投げれば相手に当たるか


一はそれが出来る


今回投げたのも何処に当たるか瞬時に計算してから投げた

弧を描くように逸れていったのもわざと


実際は逸れた先で刀身のみねが壁の角に当たり

跳ね返って来たのである


この技、言えば一のオリジナルの1つでもある


「霊夢にお前ら妖怪は生き返ると聞いたからな

しっかり反省してろ」



その声を最後に意識を失う咲夜だが

最後に心のなかで叫んだ声は


(私は人間です!甦りますが!!)


こうして苦戦しながらも勝利した一だったが…






「…迷った」


現在絶賛迷子中である


「参ったな〜…お?」


何かの大部屋の扉を発見


「遂に親玉までたどり着いたか!?」


とはしゃいでいる一には悪いが違う


その部屋は大図書館である


しかし完璧に勘違いしている一は何時ものクールさとは一味違う


(っべーよ!どうすっか!?やっぱ最初のインパクトが大事だよな!?よーし…)


三拍開けて


バンッ!


勢いよく扉を開けて一言


「頼もうッ!」


そんな一を出迎えるのは棚と本のみ


「アルェー…」


間違えたな、と扉を閉めようとしたその時


「だ、誰ですか?」


奥から赤髪で頭から小さな羽の生えた少女が現れた




「………」


「………」



双方見つめあう中、一が口を開く


「ここは親玉の部屋か?」


「あ…えっと違います」


「もしかしてお呼びじゃない?お呼びじゃない!

こりゃまたしつれーしました」


と一人芝居しながら来た通路を戻ろうとする一に少女は話しかける


「あ、待ってください!」


「ん?」


「お茶…飲んでいきます?」


「……貰おう」


一は大図書館へ入っていった



休憩所【大図書館】(セーブポイント)






「……あら?コア、その男は誰かしら」


「あ…パチュリー様、えっと来客の方です?」

そうですよね?とコアと呼ばれた少女が一を見る


「来客と言うか何と言うか、ここの館で赤い霧を出してるだろ?

それが妖気っての含んでるせいで人里から体調不良者が続出してんだ」


コアに出された紅茶を飲みながらパチュリーは少しだけ頷きながら一の話を聞く


「んで、霊夢と魔理沙は未だ調査にしか出られない

なら俺が停めてやるってんでこの館に来たわけさ」


「…話は大体わかったわ、私もレミィがこの異変を起こすと言った時にその事を危惧したけど

どうやら予想通りになってるようね」


一の話を聞き終わったパチュリーがそう話す


「お前自身そうなることは分かってたのか?あとレミィ誰だし」


「レミィはここの当主レミリア・スカーレットの事よ、あと分かってたかと問われれば分かってたわ」


と一の疑問に答えるパチュリー


「レミリアってのが当主か、それと…知ってて何で止めなかった?」


少しだけ怒気を含んだ口調でパチュリーに問う一


「止めてどうにかなる性格ではないし、そもそも今回の異変を起こした理由が理由だから強く止められないのよ」


「どんな理由なんだ?」


「『外』で自由に遊びたい」


「…それは、どういう事だ?」


意味が分からないと一はパチュリーに問う


「あなた、吸血鬼って知ってるかしら?」


「ちょっとだけな、西洋の書物は見る機会が少ない」


「レミィはね、その吸血鬼なのよ」


「…!」


「吸血鬼は元より人から忌み嫌われる種族

それはこっちの世界でも変わらず、私以外彼女には友達が出来なかった

そんな環境もあって今年で500歳になるにも関わらず彼女の精神年齢は幼い子供程なのよ」


パチュリーはレミリアの素性について話しす


「なら翼隠して人間を装えば良いだろ?」


「既にやったわ

でもね、吸血鬼には忘れてはいけない弱点があるのよ」


「弱点?」


「太陽の光よ」


「そういうことかっ!」


一はなぜ異変を起こす事を考えたか納得行った様子だった


「多分、あなたが考えてる通り

レミィが霧で太陽を隠した理由が外で遊びたいと言うのはそう言うわけ

長年傍で見てきた私が強く止める事なんて出来ないの」


そう言うとパチュリーは紅茶を飲み干した


「コア…」


そしておかわりを注がせる


「なるほどな、お前が強く止められない理由はよくわかったよ

それと、ここの当主の気持ちもな」


「あら、人間のあなたにレミィの気持ちが分かると?」


「あぁわかるよ

俺も…いや俺と元の世界の仲間も、周りから嫌われていたからな」


そう言うと一は立ち上がる


「お前の気持ちやレミリアって吸血鬼の気持ちはよくわかる

でもやったらダメなことをやっていい理由にはならん

それに…」


一は一旦言葉を区切って言う


「それに、この異変を簡潔に終わらせないと

印象が悪いままソイツはまた一人ぼっちになるぞ?」


「…ッ!」


言い終わると一はパチュリーに背を向ける


「言いたいことはそれだけだ、俺がソイツの所へ行くのは変わらない

お茶旨かったよごちそうさん」


最後にそう言って一は大図書館を出た








そろそろ霊夢達も向かわせましょうか


それと残機云々が効くのは一部の人型妖怪と妖精だけでしたっけ?(霊・魔理は除く)


…たしか咲夜って残機ありますよね?

最終確認ですが…

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