紅霧異変
話の進みってこんなんでエエの?
あと短いんじゃよー
「人が出ていないとこんなに静かなのか…」
一は現在人里にいた
前回来た時は大量の人で賑わっていた通りも人一人いやしない
「やはりこれが霊夢の言っていた異変と言う奴か?」
空を覆い尽くさんとする紅霧とその発生源である湖付近を睨み付ける
慧音の情報だとこの霧は人間に害なる妖気を含んでいるため
人が出れないらしい(霊夢や魔理沙・一は例外)
そして発信源は湖近くの紅い館
「慧音のところに行くまで人里の奴等には世話んなったからな、……っし!行くか!」
調査で霊夢はいない
魔理沙もそれに同行
慧音は直接でなければ手出し出来ない
こんな状況なら
「俺が行くしかねぇだろ」
◇
◆
◇
〜紅魔館前湖付近〜
「霧の発信源発見…」
湖の近くへ行くと
霧の濃さがどんどん強くなって行き
発信源の館近くはまさに真っ赤であり
元から紅い館がより一層赤みを増していた
「デケェな、大砲何発耐えられるんだ?」
等の小言を言いながら門へ走りながら近づく
ちなみにこの時
一の服装は何時もの流浪武士のようなカッコではなく
水色で袖に白色のギザギザのついた浅葱色で背中に大きく『誠』と書かれた羽織を着ていた
この羽織こそ新撰組隊士の証であり
一はこの一件に本気を出すべくこの羽織を着たのだ
「あ?」
門の目の前に緑色の中国服を来た女性が立っていた
(普通の人間なら人間の害になるような事はあまりしない筈
つまり…慧音と同じ人型の妖怪と言う可能性が高い
警戒していくか)
一は門番と思わしき少女に近づく
「…侵入者が来るかも知れないから絶対に昼寝するなって咲夜さんに言われてましたが、本当に来ましたか」
門番まであと3歩程のところで話しかけられる
「咲夜?そいつが親玉か?」
「いいえ…違いますが、よく見ればあなた見ない顔ですね
普通こういう時は博麗の巫女さんが来るはずですが」
「霊夢は調査で忙しいんだよ
てか、あの霧停めろ迷惑だから」
「門番の私に言われても困りますがね」
あぁそう、なら…
「なら、お前倒せば親玉まで行けるわけだな」
今まで通り
邪魔する奴は斬り伏せるだけだ
幸い人型妖怪は生き返ると霊夢から聞いたことあるからな
手加減しねぇ
戦争だ――
リアフレからのツッコミの嵐
あまりの多さに胸が痛いであります