創作神と不穏
急いで仕上げるとどうしてもストーリーが変なところ行ったり駆け込みになったりするのです
「霧雨魔理沙、普通の魔法使いだ!」
「斎藤一、会津藩新撰組三番隊長だ」
現在博麗神社の庭で黒と白の魔法使いの格好の少女
霧雨魔理沙と
茶色の着物に黒の袴の格好の青年
斎藤一が自己紹介していた
なぜ自己紹介をしているか
それは霊夢から事情を聞いた魔理沙が
そういや名乗ってなくね?と言った為である
「あ、会津藩?新撰組??」
「………!」
そして一が自己紹介で外の世界の地位を言った為
魔理沙は困惑し、霊夢は驚愕した
「あんたまさか外の人間?」
「あぁ、お前ら風に言うとそうなるんだっけ?」
一は普通に返すが
霊夢は困惑する
「も、元の世界に帰せとか言わないのね」
「俺は創作神とか言う奴に無理矢理つれてこられただけだ、まぁ帰れるならそれでも良いが」
「創作神!?ならやめておくわ…」
創作神
それは全ての神を統べ
世界を作り、纏める
神の頂点
言うなれば神の中の神
ゴッドオブゴッドである
(外の世界から幻想郷への追放?
確かに多くの神様がいて戦力の高い幻想郷への追放は安全面的に考えられるわね…
でも創作神自身気まぐれな性格だって聞いたことあるし…それに)
『いや、だからな?気配の消し方が下手だから気づかれちまうんだ』
『そうだったのか』
『そうそう…一番良いのは落ち着くことだな、脅した反応を楽しもうと内心で笑うと気配が小刻みに揺れたりとか』
『知らなかったぜ』
(ちょっとアレな単語が入ってるけど
自分の手の内を明かしてる時点でそう悪い奴には見えないし…)
一と魔理沙が喋っているのを見て霊夢はそう考えていた
(それにしても、普段はこういう事に敏感な紫が出てこないなんて…
まだ冬眠から抜けてないのかしら)
またひとつ浮かんだ疑問に頭をフル回転させる霊夢だった
一方
「お嬢様、準備が整いました」
「わかったわ、ありがとう咲夜」
小さな影と大きな影が動く建物内部
「長かった、けどついにここまで来たわ」
「はい」
「それじゃあ、赤い霧を散布してちょうだい」
◇
◆
◇
〜人里〜
「おい何だ!あれは!?」
「赤い霧じゃあ!」
「ぐあっ頭が!?」
「体が重いっ!?」
「みんな!家に逃げろ!!」
◇
◆
◇
〜博麗神社〜
「霊夢!湖付近から赤い霧が出てるぜ?あれは何だ!?異変か?」
「わからない、でも異変の可能性は高いわね」
魔理沙と霊夢は少し慌てて会話していたが
「異変って何だ?」
一はこれである
まぁ知らないから無理もないが
「異変は妖怪の起こす問題行動の総略、そしてそれを解決するのが博麗の巫女である私の仕事よ」
と霊夢は言う
なるほど大変だな…っと一は思ったが
「全く面倒ったらありゃしないわよ」
次のこの言葉で前言撤回する一だった
「とにかく異変だったらどうすんだ?」
「解決するわよ勿論
でもまだ決まった訳じゃないから直ぐには動けないのよね」
「ふーん…」
次回予告
紅魔の館に響く声
居眠り門番との武道対決
時を操るメイド長との真剣勝負
それと大図書館での小休憩
狂気との出会いはストーリーをどう変えるか
さらに当主のちびっこ吸血鬼との対決
果たして一は異変解決なるか!?
どうなる?紅霧異変シリーズ!
乞う御期待!
(※紅魔郷は6話程度の予定)