表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
斎藤一、幻想郷へ  作者: BCCテレビ局
プロローグ3
4/11

博麗神社

いやうんすいません


所用で少し席を外していました

「ここが客室だから、基本好きに使って良いわよ?」


「あぁ、ありがとう」


現在博麗神社で巫女の博麗霊夢に客室に案内して貰い

ご丁寧に注意等も教えて貰った


ちなみに宿の交渉時間は約十秒だった


最初に賽銭目的ではなく泊めて欲しいと頼むとあからさまに嫌そうな顔をし

渋った霊夢だったが


一がポンと1万円渡したとたん態度が変わり


暫く泊まって良いと言った


「さて…」


一通り荷物の整理が済んだ


「どうするかな…」


素振りでもやるか…


と考え外に出る






一方、神社から離れた場所にある

とある建物では


「お嬢様、あと暫くで準備が整います」


「えぇ、ご苦労様」


(あと少し、あと少しよ…!)



不穏な影が動いていた








「………」


ヒュン!


ビュオッ!ビュッ!!


ビュン!


博麗神社の境内で


一は涼しい顔で素振りしていたが


刀の風を切る音が

かなりの威力が込められ

振るわれてる事が分かる


「………ん…?」


ビュン!ビュンッ!ビュン!!


一は何かに気がついた


実は後ろに忍び寄る一つの影があった


(そろーりそろーり…へへ、誰だか知らないがこの神社に人が来るなんて珍しいんだぜ!

いっちょ脅かしてやるか!)


忍び寄る影は黒と白の魔法使いの格好をした少女である


「………(霊夢や天狗の気配では無いな、誰だ?敵か?斬って良いのか?)」


ビュン!ビュンッ!


(へへ、あと一歩…)


ビュンッ!ビュオッ!



一は気配に向かって振っていた刀を後ろ向きから横凪ぎした


「おわッ!?」


「チ…避けられたか」


一は避けられた事に苛立っていたが

魔法使いの少女はいきなり斬られそうになった事に苛立って声を上げる


「いきなり何するんだぜ!」


「それはこっちの台詞だ、俺に何をしようとした?」


脅かそうとしただけでまさかこんなにキレられるとは思わなかった少女は


「わ…悪いな、ちょっと脅かそうとしただけなんだぜ」


と素直に謝罪した


「あ、霊夢いるか?」


謝罪からの返しが早い


「ずっと素振りやってたからな、知らん

裏で掃除でもしてんじゃねーか?」


「おうわかったぜ」


そう言って魔法使いの少女は離れていった


(奇妙な格好した奴だったな

そういやいや名前聞いてないが…まぁ良いか)



一は素振りを続けた







「霊夢ー!」


「あら、魔理沙じゃない」


神社の裏で枯れ葉を掃いていた霊夢に向かって


先ほどの黒と白の魔法使いの格好した少女が話しかけ

霊夢が返事する


魔法使いの格好をした少女はどうやら魔理沙と言う名前らしい



「で?何の用?」


霊夢が本題に入れる


「今度キノコ狩りやるから手伝ってくれ」


「嫌よ」


霊夢はバッサリと切り捨てた


「む…あ!そういえば表にいた男は誰だ?」


断られて一瞬不機嫌になった魔理沙だったが

来た当初に感じた疑問を口にした


「あぁ、何か住む場所が決まるまで宿として使わせてほしいって

慧音から奨めたらしいから危険はないと思うわよ?」


「危険はないって…

さっき思いっきり斬られそうになったぜ?」


「あんたが何かしたんじゃないの?」


「確かに最初、素振りしてる所を脅かそうとしたけど」


「いやそれあんたが悪いじゃない」










次回!(もしか次々回)


遂にあの異変が?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ