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斎藤一、幻想郷へ  作者: BCCテレビ局
プロローグ3
10/11

繋がる二つの想い

すまぬ

またもや文才相手に手こずった


今回戦闘描写有り


でも一じゃない


あと幻想万華鏡の方見たらストーリー性全然ちがうやん



更に投稿していなかった間にストーリーの創作神と不穏〜フランドール・スカーレットまで後書きを含め改稿しました






「…ッ!」


当主レミリアは困惑していた


それはこの館に侵入した男について


(情報だと只の人間の筈でしょ!?

なんで咲夜が帰ってこないのよ!)



従者の咲夜が帰ってこない

こんなこと今まで無かった


(落ち着くのよ…そう、咲夜がやられたりしても私のが強いし)


その時だった


バンッ!


扉が勢い良く開いた



「頼もーうッ!」


咲夜が撃退に向かった男が入ってきた








現在一はフランの案内で当主部屋の目の前にいる



「ここか…」


(外すに外しまくったが…もう大丈夫さ)


バンッ!


と思いっきり扉を開ける


「頼もーう!」


目の前には青紫色の髪した

フランと同じくらいの幼―…少女がいた



「………」


「………」



ドアを開けた一は思う



(なんでここは子供しかいねーんだよ!?いやフランの時点で薄々気づいてたけども!)



だが平然を装い話しかける


「貴様が親玉か」



言ってレミリアを睨み付ける


殺気を込めまくった視線は

レミリアにとっても冷たい手で心臓をわしづかみにされたように錯覚させられるほど恐怖を抱かせる視線であり


また周りの温度も氷点下近くまで下げられる感覚があった


レミリアは今まで出会った事の無い圧倒的強者を前にただただ困惑する


そしてそれに拍車をかけるのが男の後ろから出てきた存在


自分の妹であるフランドール・スカーレットについてである


「お姉様…」


「フラン…あなたどうしてここにいるのかしら?」


「お姉様…私、お姉様を倒して外に出る…!」


ギリッ!


レミリアはフランの宣言を聞いて歯ぎしりする



「フラン…部屋で大人しくしていなさいって言ったでしょう?

それに、今はそれどころじゃないの」


初めてかもしれない

今まで敢えて無視をする事はあった

でも今回初めて

レミリアはフランに対して睨み付けながら威圧的に言葉を発した


「…ッ」


フランはまだ完璧に反抗は出来ない


そしてレミリアはフランの後ろにいる男を見ていった


「そのネズミは何?」


と完璧に(表面上だが)一を馬鹿にした様子で言う


「ネズミ…ねぇ?」


当の本人は若干苦笑いである


「誰?って聞いてるのよ

答えることも出来ないのかしら人間」


レミリアに煽られてキレそうになりながらも一は返す


「俺は斎藤一、お前を退治しに来たのが目的だが――」


そこで一区切りしてフランを見たあと言う


「今は姉妹喧嘩の立会人か?」


一がそう言った所でフランに変わる


「お姉様!私本気よ!!」


そう言ってフランは手から炎剣を出してレミリアを睨む


それを見たレミリアは嘲笑って言った


「今何か、可笑しな言葉が聞こえたわね」


威圧たっぷりにフランを見下ろすレミリアを見て一は思う


(コイツ身内相手に容赦ねぇ)


しかしフランは諦めずにレミリアと対峙する



「私をやっつけるですって?

あなた、自分が何いってるか分かってるの?

それともそのネズミに何か吹き込まれでもしたかしら」


レミリアは一を見る


「あぁ?」


一は眉間に皴を寄せて睨み返す


「嘆かわしい

スカーレット家の吸血鬼が人間ごときに唆されるなんて、恥を知りなさい」


「うっわぉスゲェー偉そう

頭が高くね?処す?処す?」


レミリアの言葉に最初に反応したのは一だったが


うつ向いたままフランも反応する


「私…お姉様の言う事を聞いて、ずっといい子で我慢してきたの」


そう、495年間


「……」


「でもそれももうおしまい!

私、お姉様を倒して外に出る!!」



グワン…!


バシュッ!


フランは3m位ありそうな大きな火剣を一度振るわすと

レミリアへ突っ込んで行った


「どうやらお仕置きが必要のようね」


ガィン!


ガッ!


レミリアはフランの火剣をどこからか取り出した赤紫色の2m位ありそうな槍で受けとめ

弾き飛ばす



「あ゛!?」


フランは弾かれて吹っ飛ぶが

空中で一回転し、その場で体勢を立て直すと


「たぁーー!」


再びレミリアへ突っ込んで行く

レミリアもフランへ槍を構えて突っ込む



ギイイイィィィン!


ピシッ……ピシッ…


バキバキ!


もうスピードで衝突した双方の衝撃波で天井に亀裂が入る



ゴゴゴゴ!



そして遂に天井が陥落した


「うぉ!ほぁっ!

こ、これはちょっとっ!

ヤバイぜっ!」


下で見ている一は

落ちてくる天井の残骸を交わしている


ドォオオオ!


そして天井は完全に崩れて無くなり、フランとレミリア今度は外に出て戦っている


てか何か光輝く弾を飛ばしてる


「マジか…」


自分に流れ弾が飛んできたら怖いなーと思いながら一はその様子を見る


バシュバシュバシュバシュバシュバシュ!!!!


「いつもいつも私だけ仲間外れにして閉じ込めて…ったぁ!」


フランはレミリアに向かって火剣を投射する


「ッ…!聞き分けのない子ね、わがままはやめなさい!!」


みょんみょんみょんと異音がなりレミリアの手から青色の雷らしきものが現れ

放たれる


ピシャアアアアン



今までで一番甲高い音が鳴り響き


思わず一は方耳を塞ぐ


「私もう、お姉様の言いなりにはならないわ!」


ブワーンとまた異音が鳴り

双方の後ろから魔方陣が浮かび上がる


レミリアが青紫、フランが赤紫だ


こうなったらもう弾幕の撃ち合いである


ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン!!!!!


バシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュ!!!!!



レミリアが中型の高速弾


フランがレミリアより一回り大きく、また少し遅い弾だ


しかしどれも当たらない


そんな中フランはレミリアに突っ込んで行く


「お姉様のばかぁーーーー!

うわぁーーーーん!!」


半分泣きながら突っ込んで行くフランに対し

最初は面食らった様子のレミリアが余裕の笑みを取り戻す


そして


カィン!


ザシュッ!


レミリアは一度フランの火剣を受け止め


カウンターでフランを切ったように見えた(・・・)

「ッ!」


一は腰の愛刀に手を伸ばそうとして


「……ふ」


それを止める

上空の様子を見ながら一は少しだけ満足そうに微笑んだ


レミリアはフランを切ったように見えたが切っていない

むしろ抱き締めていた

それはもう吸血鬼のくせに聖母マリアのような慈悲深い優しい眼差しでフランを見つめながら抱き締めていた


「フラン…いつの間にか、こんなに大きくなってたのね」


レミリアは優しい声でフランに言う


しかし当のフランは若干信じられないのか


「お姉様…私の事が嫌いなんじゃないの?」


とレミリアに聞いたが

レミリアは迷うことなく


「そんなわけないでしょう?たった一人の私の妹なのよ」


と言った


「お姉様…」


「今まで過保護だったかしら、でもあなたの為なの

幼い頃の不安定な状態で

私が目を離して何かあったらって思うと恐かったの」


レミリアは本心からの言葉をフラン言う


そしてそれを遠目で見ていた一は


「……スン…あれ?可笑しいな、目に塵が…スン…」


めっちゃ泣いていた


良い歳になって涙腺が弱くなっているのか大号泣である


「誰が良い歳こいたオッサンだコラァ!」


すいませんでした

だから腰の刀に手を当てた状態で近づかないでください


アッーーーー!


【自己規制】








「お姉様ごめんなさい、私お姉様のこと勘違いしてた」


「ううん、良いのよ

さて…」


そう言ってレミリアは上空から地上にいる一を見下ろす


「フランの事で一歩踏み出すことが出来たし、あなたには感謝した方が良いんだろうけど

またこれは別件ね」


と言ってレミリアは一を見る


「あぁそうだな

こればっかりはな」


言いながら一もレミリアを見る


「一応聞くけど、この館には何のようかしら?」


「…ふん……」


レミリアは一にそう聞くと

一は何を当たり前な事を聞く必要があるか?


と言うような感じで笑うと言った


「お前の出してる赤い霧を止めに来たんだよ」


















次回


皆さんお待ちかね


斎藤一vsレミリア・スカーレット



乞うご期待!

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