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水原の弱点は見つからず、授業は終わった
早急に対策を練らねば。ここは女子の手を借りたい。
「みきさんよー。ちょっと相談があるのだが、家に来ないかね。」
ま、信頼できる女友達はみきしかいないからな。
「あ、水原くんのこと?無理だわ。モテるとかどーでもいいし、忙しいから。相変わらずバカですね~」
速攻断られた
バカだと、頂点から突き落とされる物の気持ちが君には分かるまい。
そろそろ教室に人が少なくなっているのに気づき、帰ろうかと立ち上がった。
水原はまだ帰っていないようだ。
すると、ドアのところに見知らぬ男子生徒が立っていた