18/28
17
女子たちの悲鳴が鳴り響き、教室はざわめいた
慌ててかけよると、水原の顔は真っ白だった
うつろな目に涙を溜め、喉元をぎゅっと掴み
その口からは不思議な呼吸音が鳴り響いていた
「水原!大丈夫だから、!」
喘息の発作だ。鞄の中をあさったが、焦って薬が見つけられない。
教師は保健室に行こうと指示し、藤本の鍛えた体に抱えられ、俺も後についた。水原はあまりにも華奢に見えた
「とも、…とも」
水原が弱弱しく呼んだことを見逃さなかった
女子たちの悲鳴が鳴り響き、教室はざわめいた
慌ててかけよると、水原の顔は真っ白だった
うつろな目に涙を溜め、喉元をぎゅっと掴み
その口からは不思議な呼吸音が鳴り響いていた
「水原!大丈夫だから、!」
喘息の発作だ。鞄の中をあさったが、焦って薬が見つけられない。
教師は保健室に行こうと指示し、藤本の鍛えた体に抱えられ、俺も後についた。水原はあまりにも華奢に見えた
「とも、…とも」
水原が弱弱しく呼んだことを見逃さなかった
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。