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yndrな陽菜

護衛艦「はるな」 那珂沢羽黒


「へっくしゅん!!」

「お姉ちゃん・・・?大丈夫?」

陽菜が心配そうに言ってくるが多分本格的に風邪をひいた。

「たぶん・・・風邪ひいた・・・」

「・・・じゃぁ・・・お姉ちゃんのこと看病しなきゃ。」

「へっ?い、いいよ、そんな気を使わなくても」

なぜだろう・・・禍々しい何かを感じた。

「チッ・・・」

「おい、なんだその舌打ち」

「え?なんのこと?」

「・・・ごめん空耳だった。」

なぜだ・・・なぜ目が笑っていない。

「空耳まで聞こえるなんてやっぱり何かおかしいよ!私が看病してあげるから私の部屋に行こ?ね?」

「い、いや大丈夫だから!てかあんた船のこと見なくていいの!?」

「副長が見てるから大丈夫だよ?」

「あ、ああ・・・そう・・・ていうか大丈夫!大丈夫だから!」

「・・・私が親切で言ってるのに・・・分かった・・・」

え?何が分かったんですかね陽菜さん?

「・・・えいっ!!」

「ごふっ!?」

ドス!っと延髄に一発。ああ・・・気が遠く・・・ってあれ?病人を看病ってこんな手段でやりましたっけ・・・?

私の意識はそこで途切れた。

「うふふ・・・これでお姉ちゃんと二人きり・・・うふふふふ・・・」

と陽菜のドス黒い笑みを見ながら羽黒氏、死亡。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――---

ハワイ基地 アレックス・ホッパー


「お、ホッパー少佐。いいところに」

「中佐殿?どうしました?」

「いや、君の艦に大陸の偵察をお願いしたい。」

偵察?たしかに俺の艦は空母で偵察ならできるが航空機の航続距離が足りるかどうか・・・

「・・・随伴艦は?」

「強襲揚陸艦が1隻と護衛艦数隻だな。」

ふむ・・・まぁまぁかな・・・

「んじゃ少し行ってきますかね・・・」

「おう。たのむぞ少佐」

「期待しないでくださいよ?」

「あえて期待しとくよ」

「ちっ・・・意地が悪い・・・」

ったく・・・空母で偵察ねぇ・・・艦載機上げまくって米帝プレイしてやろうか。

ま、さっさと行きますかな・・・

------------------------------------------------------------

護衛艦「はるな」 那珂沢羽黒


いてて・・・あれ・・・?ここどこ・・・?

「あ、お姉ちゃん、起きたんだ。」

「ん・・・あ・・・陽菜・・・」

よっこいしょっと・・・ってあれ・・・?体が動かん。なぜだ。

「・・・あれ・・・?」

ふと手足に違和感を感じてそこを見た。

・・・・・・・・なぜだ・・・なぜ私は縛られている。これは看病というのだろうか?監禁って言葉が合ってる気がする。

「ちょっと陽菜さん?お聞きしてもいいですかね?」

「ん?なぁ~にお姉ちゃん?」

「なんで私縛られてるんでしょうかねぇ・・・?」

「だって・・・そうしないと逃げちゃうじゃん・・・大丈夫、ハワイに着く1時間前にはほどいてあげるから。」

なんでだろう・・・何か陽菜から禍々しい何かを感じて仕方ない。

「どこがよ!トイレとかお風呂とかどうするの!!」

「大丈夫・・・全部私がしてあげるから・・・」

「いや、だからどうして------」

「・・・・いいでしょ?」

「あ・・・はい。いいです。」

目が笑ってない。というか殺気を感じた。

「だってね・・・お姉ちゃん・・・艦長さんに渡したくないんだもん・・・」

「へっ?」

「救助前・・・抱きついてたでしょ・・・?」

ばっちり見られてたあああああ・・・・・

「大丈夫・・・艦長さんをどうにかする気はないよ・・・?ただ・・・お姉ちゃんと二人きりでいたいだけだから、ね?」

分かった、これヤンデレフラグだわ。

「・・・服着替えたいんだけど・・・海水で濡れてて気持ち悪いし・・・ほどいてくれないかな?」

「だーめ。お姉ちゃんの看病は私が全部するの。」

「人はこれを監禁という。」

だめだこの子。はやくどうにかしないと・・・

「ほら、私が着替えさせてあげる・・・」

「え・・・?ちょっ!?ダメッ!何か嫌な予感しかしない!!」

「大丈夫・・・撮え・・・着替えなんてすぐに終わるから。」

「おい!今撮影つったか!?」

ダメだったこの子!!

「ほら・・・動いちゃダメ・・・」

「いや・・・ちょっ・・・!やめっ!!いやああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」

はるなの艦長室からは賑やかな声が響きましたとさ。めでたしめでたし。


ちょっと短めですんません・・・うまく続きがかけなかったもので・・・明日にまた新しく投稿させていただきます!

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