狂気の城と死に怯える街 前編
USSヴァルキリー エレン・バーソン
「・・・んで俺たちは内地へ行けと?」
作戦内容を聞かされうんざりする。どっから手に入れた情報なのか分からないがそこの王の気まぐれで街の人々が処刑されている都市があるらしい。
・・・正直俺たち関係ないんだけどな・・・。どうも石油がよく出る地帯らしいから司令官曰く「信用を勝ち取って石油とってきてね☆お願い(はーと)」らしい。ふざけんな。
「そういうことだ。司令官直々のお願いだからな。許せ。」
じゃぁあんたが行けチクショウ。
「ま、お使いですね・・・分かりました艦長殿。」
「すまんな。とりあえず近くの森にヘリで下ろすから街に潜入して情報及び必要あれば城を制圧しろ。」
「了解です。」
はぁ・・・。この前戦略的敗北を食らったのにまた行くのかよ・・・。
まぁ、この前のはぞろぞろと湧いてくるからだけどさ。
「おう、バーキン。出撃準備だ。」
「出撃?どこへだ?」
「内地の城下町だと。ま、石油が出るらしいから是非とも司令部は欲しいんでしょうね。」
「つまりお使いか?」
「ま、そんなとこだ。」
「あとはコールドマンとレオンに声かけててくれ。装備はサプレッサーを付けとけ。わかったな?」
「了解。」
一応3チームが街に入るそうだが、小隊一つが4人として12人しか街に入らない。大丈夫なのかよ・・・
とりあえず出撃はあと4時間後・・・仮眠でも取るかな。
4時間後。
よし、全員いるな。とりあえず装備はHK416と、爺さんから譲り受けたこのM1911だ。年季の入ってる割には整備が行き届いてて、そいて何より第二次世界大戦を激戦地で生き延びた爺さんが使ってたある意味幸運のお守りだ。
まぁ手になじむからってのもあるがな。
「ようエレン、相変わらず年季の入ったガバメント持ってんのか?」
「おう、この使い込まれた感じがたまらねえんだよ。」
「ま、俺はコイツだがな。」
そう言って出したのは日本刀だった。
「それ何に使うんだよ。」
「いいじゃねぇか。カッコイイだろ?」
「どこで持ってきたんだよそれ。」
「知り合いの日本人の爺さんがくれた。」
「マジか。」
しかし日系アメリカ人のコールドマンは何げに日本刀が似合う。
「よし0700!出撃だ!」
全員がヘリに乗り込んでいく。
到着まで2時間ってとこか。ま、一眠りすっかな。
うとうとし始めて2時間くらいの時に到着まで3分と言われ起こされた。
「街に人がいないな・・・」
「ああ、ヘリの音で出てくると思ったんだが・・・」
「まぁいい。とりあえず降下だ。」
俺たちはロープをつたって降下していく。全員下ろしたヘリは爆音を響かせながら離れていった。
「街に活気がないとか言う以前にゴーストタウンだなこりゃ。」
「ああ、人っ子一人いない・・・」
「・・・ん?レストランか?あそこに行ってみよう。」
唯一明かりがついていたレストランに向かって行った。
「声も聞こえない・・・。」
「とりあえず入ってみるぞ・・・」
レストランの扉を慎重に開けて侵入する。
「ひっ・・・!」
すると我々の姿を見た若い女性が腰を抜かしていた。
「おっと・・・大丈夫か?」
手を差し伸べると恐怖で引きつった顔のまま言った。
「あなたたちは・・・お城の兵隊ですか・・・?」
「城?いや俺たちは違うぞ。」
「ほ、ホントですか?」
「あぁ。」
城の兵じゃないと分かった瞬間女性の顔が明るくなる。店にいた人たちも安心したようだ。
「どうしたんだ?この町には人がいないのか?」
「いえ・・・この時間はお城で処刑が行われているんです・・・。その時間には微かながらも城から悲鳴が聞こえてきて・・・誰も外に出ないんです。」
「・・・参考までに聞くがその処刑される人は犯罪者なのか?」
「いえ・・・全くの無実です。王様や町に来る兵隊が気に食わないと思った人物はみんな・・・そうでなくとも兵隊が来るたびに誰か一人は処刑するために連れて行かれます。」
「なぜだ?」
「王様は・・・処刑が大好きな人なんです。それも残酷な・・・」
「・・・城の兵力は?」
クソ野郎って事か。
「城に行くつもりなんですか!?」
「あぁ。」
「そんな!向こうは300人もいるんですよ!?たった4人でなんて・・・!」
「大丈夫だ。俺たちはもう負けない。」
「・・・」
そう言っていた時外から足音が聞こえてきた。
ガチャン!と荒々しく扉を開けたのは城の兵士だった。
「ここに不審者がいると聞いた!お前らか?!」
「・・・だったらなんだ?」
ちょうどテメエらの横暴を聞いてイラついてたとこだ。ガバメントの
錆にしてやろうか。
「貴様、口の利き方には気をつけるんだな。貴様を殺すことなら今すぐにでもできるんだぞ?」
そう言って兵士は剣を抜いた。
「・・・お前ら、俺が撃てと言うまでは撃つな。」
「ふん、撃つ?俺をか?この鎧は鉄砲程度では貫くことなどできないな」
兵士は笑いながら言う。
「試してみるか豚野郎。」
そう言って俺はガバメントを抜く。
「?これが鉄砲?はは、おもちゃじゃないか!」
兵士は爆笑する。後ろに控えていた兵士もこっちを指差して笑っている。
「笑っていられるのも今のうちかもな。」
バスン!と重く乾いた音がして後ろにいた兵士が首から鮮血を吹き出して倒れる。
「き、貴様!!」
驚いた兵士は剣を振り上げる。兵士はこの銃が単発式だと思っているようだ。
バスバス!!2発の.45ACP弾が兵士の鎧を貫き人体を破壊する。
「あああああああああ!!!!!!」
腹部に2発の弾丸を受け激痛で絶叫する兵士。
バス!俺はさらに一発を頭に撃ち込んだ。兜で分からないが多分頭もグチャグチャだろう。
「ひ、ひぃ!!」
驚いた兵士は逃げ出す。
「逃がすな!撃て!!」
そう命令をだす。
バシュッ!っとサプレッサーで減音された銃声がしたのと同時に兵が頭から血と脳の一部を撒き散らして倒れる。
「ふぅ・・・敵性勢力を排除。」
「ま、魔法ですか・・・?鎧を貫通するなんて・・・」
女性は怯えながらも聞いてくる。
「いや、マスケット銃といっしょの武器だ。」
「す、すごいんですね・・・」
「大したことないさ。」
「もしかしたら・・・この町も・・・」
「救ってやるさ。」
そういって俺たちは城に向かって出発した。
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城内
「で、さっきの大きな音なんだったの?」
「はっ!目下調べてる途中ですが詳細はまだ・・・」
「僕の処刑を邪魔するなんてホント非常識だよね。」
そういって僕は人形(死体)を弄っていた。う~ん・・・やっぱり動きわるいな・・・
「う~ん・・・やっぱり女の子の人形は生きてるほうがいいね。この子は悲鳴も断末魔も僕の好みだったけど殺すのは失敗だったな~・・・」
「では・・・新しい人形を・・・」
「うん、3匹くらい捕まえてきて。男がいたら処刑ね。彼女の前で皮を剥ぐよ。」
「はっ!すぐに探してまいります!」
「うん。お願いね。」
人形はいっぱいあったほうがいいからね。
そういえば町に行った僕の兵隊帰るの遅いな~・・・
ちょいエグい表現があるのでご注意を・・・




