あとがき
こんにちは!
お忙しい中、本作をお読み頂き、誠にありがとうございます!
本作は「絆(1~2章)」「クローンの命(3章)」「裏切られた哀しさ(4章)」「弱肉強食(5章)」をテーマ・主題に執筆致しました。
私は基本的に1作で1つのテーマを主にを扱う事が多いのですが、本作では章ごとに複数のテーマを扱ってみました。
そこから何かを得て頂ければとても嬉しいです。
本作はフィルドの復讐物語です。
実はこの作品には前作となる作品があります。
それが「悲劇と狂乱の都市 ――歪みゆくココロ――」という小説になります。
この小説もフィルドを主人公とした小説で、彼女の過去のお話を書きました。
あのテトラルシティでの戦闘から実験体にされるまでの過程が書かれています。
つまり、“復讐騎フィルド”の誕生話みたいなものですね。
こちらの方もお読み頂けると、このお話の内容がより深まるかなぁと思います。
第4章~第5章になると、パトラーの存在感が急に薄くなりましたが、これは彼女がオーロラ支部でずっと捕まっているから――というのは実はタテマエ(←
別にパトラーの話や、更にはサレファトたちの話も詳しく書いてもよかったのですが、そうすると、すごく長くなるんですよね。
それに、本作の主人公はあくまでフィルドなので、私はフィルドに主軸をおいて書きたかったんです。
だから、フィルドが登場しない部分やストーリー上無理な部分はほぼ全部カットしました。
カットされた内容は、『パトラーがオーロラ支部に行く事になったワケ』『オーロラ支部にてパトラーが捕まるまで』『パトラーが捕まっている間』『サレファトとサルリファスのその後』があります。
そこで、拙作の「哀しき命運 ――散りゆく希望――」では、本作でカットした部分を主に書きました。
「命運」では『パトラーが捕まっている間』を除いた話+『パトラーとフィルドの出会い』書きました。
もし、興味がありましたら、そちらの方もお読み頂けると嬉しいです。
そして、最後を読めばお分かりになると思いますが、この小説には続きがあります。
「黒い夢と白い夢Ⅰ ――過去の呪い――」という小説を投稿します。
それが直接的な続編になるかなぁと思います。
パトフォーの狙い通り、遂に世界大戦が勃発。
ここから世界はいよいよ“戦争の時代”へと突入するのです!
それでは本作をお読みいただき、本当にありがとうございました!
2012/12/21




