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復讐の果ての終焉と始動  作者: 葉都菜・創作クラブ
第1-1章 裂かれる絆 ――政府首都グリードシティ――
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プロローグ

 苦しみの果て……



 私は普通の女の子だった。


 そのまま、普通でありたかった。


 ずっと普通で、平和に暮らしたかった。


 でも、そんな私の普通は終わった。


 無理やりどこかの施設に連れて行かれ、実験体にされ、ワケの分からない薬を大量に入れられた。


 そして、人とは違う生き物に作り変えられた。


 姿や形は人間だけどその能力と心はもう人じゃない。


 人とは違う生き物。


 それが私……



 あの日、すごく苦しかったし、怖かった。


 泣いて助けと許しを求めた。


 でも、彼らはそんな私を面白がるような目で見ていた。


 そして、残酷な心と好奇心に溢れた目で私の体を眺めてきた。


 新しいモノを作る研究者の目、人を扱う目じゃなかった。


 苦しみの果て、私は人じゃなくなった。



 今度は私がやってやるよ。


 苦しみの果てに、死ね。


 その死に顔を撫で回して、ぐちゃぐちゃに切り裂いてやるよ。


 覚悟しろ……


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