5つの雑音(ノイズ)が交わる舞台裏 第3夜 (29話終了時まで)
「こんばんは!5つの雑音が交わる舞台裏へようこそ!司会進行役の郁斗です」(以下:郁)
「こんばんは!5つの雑音が交わる舞台裏、アシスタントの那秧です!」(以下:那)
郁&那「いえ〜い!」
郁「このお話はどんな話かと言うと、本編:“5つの雑音が交わる瞬間”の対談コーナーみたいなもので、主にオレとナオちんがゲストキャラを呼んで、本編では語られていないような事をあらゆる方向から雑談していくという、簡単に言えばお喋りしていく話だね」
那「あのキャラのあんな事やこんな事が語られちゃったりもするかもです!」
郁「注意して欲しいのは、ネタバレを含んでいるかもしれないから、タイトルで“〜章終了時まで”ってところをきちんと確認して本編と絡ませて欲しいな」
那「そうですね!でわでわ、今日も張り切っていっちゃいましょう!」
郁&那「5つの雑音が交わる舞台裏へようこそ!!」
郁「改めましてこんばんは。温泉と言えば、裸の付き合いと夜の営みかな。えー、5つの雑音が交わる舞台裏司会進行役の郁斗です」
那「同じく改めましてこんばんは。ええと温泉と言えば、おいしい料理ですかね?5つの雑音が交わる舞台裏アシスタントの那秧です」
郁「さあ、お待ちかねの時間が来たね?」
那「そうですね!なんだかんだで第3夜です。温泉の話がありましたよね!」
郁「ま、温泉と言えばキャッキャウフフな展開のお約束があるよね」
那「そのようですね。鉄板ネタだって誰かが言ってました」
郁「そうだね。ということで今回もキミ達みんなに沢山のオレのLOVE & JOYを届けられたら光栄だよ。よろしく」
那「はは……。僕も皆さんに楽しんで頂ければ嬉しいです。これからもよろしくです!」
郁「ところでナオちん、ライブまでいよいよ秒読み開始ってとこだけど、何か気になること、困ってることはないかい?」
那「う~んそうですね、最近疲れやすくてドラムの練習時間が短くなってしまって困ってます」
郁「なるほど、じゃあ気分転換してみるといいかもね?」
那「なにをしたらいいですかね?」
郁「例えば可愛い子猫ちゃんとデートしてみるとか。いつも見慣れているつまらない街並みが一変するよ?」
那「子猫ちゃん……。郁斗さん相変わらずっす」
郁「来週暇な子何人かいるから紹介するかい?すぐ連絡取れるよ?」
那「い、いえ、結構ですよ。僕は好きな人が……じゃなくて、ゆっくり休養しながらドラムやりますので。というかそろそろ始めましょう郁斗さん」
郁「おっとそうだったね。じゃあ今日もチャラリと始めますか」
那「今日のゲストキャラは誰ですかね?」
郁「さあ、いったい誰だろうね?呼んでみるよ。どうぞいらっしゃい!」
「こ、こんばんは。帆乃風です」(以下:帆)
那「帆乃風さんだ。こんばんは!」
帆「こ、こんばんはナオ君」
郁「やあ、よく来たねノッカ。お仕事お疲れ様」
帆「ありがとう、郁斗さん。私今日緊張してるけど頑張るわ」
郁「まあまあ、肩の力を抜いてリラックスしていこうね」
那「それではまず自己紹介からいってみましょうか」
帆「はい。私の名前は帆乃風。SHINEのベースを担当しているわ。趣味は料理と車の改造よ。これでいい?」
郁「大丈夫だよ」
那「帆乃風さんはどんな料理が得意なんですか?」
帆「えっ?わ、私は、その……パ、パスタ!パスタが得意なの!ナオ君はパスタ好き?」
那「はい、大好きですよ」
帆「あわ、わ、そ、そんな、私、ど、どうしよう」
那「何がですか?」
郁「とりあえず落ち着こうねノッカ。ナオちん、何か飲み物でも出そうか」
那「すみません!すぐ出します!」
郁「大丈夫かい?」
帆「……はい、ごめんなさい」
那「はい帆乃風さん。ええとギムレットです」
帆「あ、ありがとうナオ君」
那「郁斗さんはカンパリソーダですよ」
郁「サンキュ、ナオちん」
那「ええと、どこまでいきましたっけ?」
郁「ええと、ノッカのパスタの話だね。ちょっと作ってみようかノッカ?」
帆「えっ!?で、でも材料も道具も無いし……」
郁「あるよ」
帆「あるの!?」
郁「ここは舞台裏だからね。ナオちん!」
那「了解です!すぐスタンバります!」
帆「でも私こんな格好だし、エプロンとかはあるの?」
郁「あるよ。奥が着替え部屋になっているから好きなのに着替えていいよ」
帆「なんでも揃っているのね。じゃあお言葉に甘えて着替えてくるわ」
郁「ごゆっくり」
~数分後~
郁&那「へえ~」
帆「な、何?は、恥ずかしいからあんまり見つめないで」
郁「ノッカのエプロン姿、これはなかなかレアだね」
那「はい、整備士やっててツナギのイメージがありますからね。似合ってますよ帆乃風さん」
帆「そ、そんな、似合ってる……なんて」
郁「まるで新婚の嫁さんみたいだね」
帆「い、今、新妻の私が美味しいパスタ作ってあげるからね、ナオ君❤」
那「はい?」
郁「材料はそこにあるもの全部使っていいからね。頼むよノッカ」
帆「はい、じゃあいくわよ」
那「帆乃風さん、見てていいですか?」
帆「えっ?わ、わたた、私を……見ててくれるの?嬉しいな❤」
那「はい?」
郁「オレでよければじっくりキミを見ててあげるよ、最後までね?」
帆&那「チャラい……」
帆「じゃあ玉ねぎから切るわ」
那「はい」
ずばばばん!!ずばばばばばばばん!!
那「切ってる音が変ですよ!?」
郁「包丁の達人だね」
帆「郁斗さんッ!次ッ!ニンジンッ!」
郁「オッケー!」
那「郁斗さんパシられてる!?」
だだだだだだんっ!!だだだだだだだだんっ!!
那「ほ、帆乃風さん、怖いっす」
帆「はっ!?し、しまった……私、そ、そうだ」
ざしゅ
帆「いたっ!ど、どうしよう……指切っちゃった。大変、血が止まらないわ!ナオ君ペロペロしてくれる?」
那「何言ってるんですか!?というかそれ絶対わざとですよね!?」
郁「オレでよければキミの気が済むまでしてあげるよ?」
帆「絆創膏何処かな?」
郁「フッ、照れちゃって可愛いねノッカは」
那「郁斗さん……防御力高すぎです」
帆「さあ、気を取り直していくわよ!郁斗さん火を点けて!」
郁「キミのハートにかい?」
帆「……ナオ君のに❤」
那「あの~郁斗さん?帆乃風さん?」
~20分後~
帆「はい、カルボナーラの完成よ」
那「やった、美味しそうですね!」
郁「早速食べてみようか」
郁&那&帆「いただきます!」
帆「どう?美味しい?」
那「はい、最高です!」
郁「もちろん!でもキミの唇の方がもっと美味しそうだよ?」
那「チャラいですよ郁斗さん」
帆「……」
那「帆乃風さん?」
帆「はい、ナオ君……あ、あ~ん……して?」
那「な!?何言ってるんですか!?」
郁「オレでよければしてあげるよ?」
帆「ちょっとしょっぱかったかな?」
郁「フフフ、オレの涙の方がしょっぱいさ」
那「あっ、郁斗さんが少しダメージ受けてる……」
帆「いつか必ずナオ君にあ~んしてもらうのが私の……新妻の夢。その時が来るまで私、絶対あきらめないッ!(あきらめないッ!あきらめないッ!)」
那「あの~帆乃風さん?何故にエコーがかかっているんですか?」
郁「ということでノッカの手作りカルボナーラ」
郁&那「美味しくいただきました!」
帆「ありがとう」
那「それでは最初のコーナー“帆乃風さんに聞いてみて”にいきましょう!」
郁&帆「いえ~い!」
郁「このコーナーは今日来てくれたゲストにあんなことやこんなことを、あらゆる方向から聞いてしまうというコーナーだよ!」
那「質問内容は多種多様、遠慮はいりません!」
帆「どんな質問でも私は逃げない!」
郁「じゃあ最初の質問いくよ。P.N.最近黒髪に戻しましたさんから」
帆「黒髪いいわね。私も気にいっているわ」
郁「読むよ。僕はベース始めようとしているのですが、帆乃風さんはベースを弾く時に指弾き、ピック弾きのどちらがメインなんですか?参考にさせてくださいとのこと」
帆「そうね、敢えて言うならどちらでもないわ」
那「どういうことですか?」
帆「私は演奏する楽曲によって指弾きとピック弾きを使い分けているの。そもそも指とピックでは音のニュアンスが変わるのよ。指なら丸みのあるやわらかい音が出るし、ピックなら骨格のある硬い音が出るの」
那「なるほどです」
郁「メリットとデメリットもあるよね」
帆「そうね、指弾きのメリットは音に気持ちを乗せれることよ。一音一音に表情がつけれること。バラードな曲なら私は間違いなく指で弾くわ。それともう一つ、スラップ弾きに移行しやすいことね。ピック弾きからでも可能だけど、ピックの処理をしないといけないから演奏中ということをを考えると効率は悪くなるわ」
那「ピック弾きのメリットは何ですか?」
帆「何といってもピッキングのパワーとスピードよ。指に比べてアタックが強くなることね。そしてオルタネイト(交互に)ピッキングのスピードは圧倒的に指よりも速いから、ベースの速弾きフレーズに対応できること。もちろん指でもスリーフィンガーピッキング(三本指奏法)とかなら速弾きは可能だけどね」
郁「デメリットは?」
帆「先の内容の逆かな。でもデメリットを生かすことも出来て、ピック弾きは無機質で機械的な音が出るからそういう雰囲気の曲に使ったりとか。そうそう私の中で過去にあったのは、一つの曲の中でイントロがスラップ弾き、AメロBメロが指弾き、サビがピック弾きでエンディングでスラップ弾きというのがあったわ。」
那「すごいですね?ピックの処理はどうしたんですか?」
帆「指弾きからピック弾きに移行する時は演奏のタイミングを見計らってマイクスタンドに刺さっているピックを素早く手にする。ピック弾きからスラップ弾きに移行する時はピックを床に捨ててスラッピングに入る。とは言ってもライブとかでは私テンション上がっちゃって客席にピック投げるんだけど」
郁「さすがノッカだね」
那「カッコいいっす」
帆「そ、そんなことないわ……私結構失敗するし」
郁「まあまあ、ノッカは上手いんだから自身持ちなよ?」
那「そうですよ」
帆「うん、ありがとう」
郁「じゃ、次いくよ。P.N.グアムの空は青かったさんから」
帆「グアム、観光地の事?」
那「そのようですね」
郁「読むよ。前から気になっているんですが、帆乃風さんの吸っている煙草の銘柄を教えてください」
帆「中南海ライトメンソールよ」
那「はい?」
郁「意外だね」
帆「今吸ってもいい?」
郁「どうぞどうぞ」
那「てっきり、BEVELとかPIANISSIMOとかだと思ってました」
帆「ナオ君も吸ってみる?」
那「いえいえ、僕は未成年ですから」
郁「それ確か中国製で漢方が配合されているらしいね?」
帆「そうよ。血行を良くする成分が含まれているの。特許を取得しているから国産のたばこにはこういうのはないわ」
郁「確かに。香りも独特だね」
帆「でもね、私そろそろ禁煙しようと思っているの」
那「そうなんですか?」
郁「まあ、いくら漢方って言ってもタールとニコチンがあるからね」
帆「そうね、バンドでも吸っているの私だけだし」
那「そうですね、鋭士さんも吸わないし、咲姫さんもヴォーカルだから吸わない方がいいですしね」
郁「じゃあ今度ノッカの禁煙話で盛り上がろうか?」
那「あ、それいいですね!」
帆「ありがとう。でも、恥ずかしいからあまり盛り上げないでね?」
郁「どんどんいくよ。P.N.この前初めて流れ星見ましたさんから」
帆「ロマンチック」
郁「ノッカは見たことあるかい?」
帆「一度だけ。幸せになれますようにってお願いしたの」
那「僕は見たことないですね」
帆「いつか見れるといいね……二人で❤」
那「はい?」
郁「読むよ。帆乃風さんは普段自宅ではどのように過ごしているんですか?」
那「そういえば気になりますね」
帆「えっ!気になってるの!?ナ、ナオ君が私の事気にしてるって!!郁斗さん、どうしよう~私!」
那「?」
郁「ノッカ、ちょっとずれてるよ?質問に答えようね?」
帆「はっ!?私ったらまた……くっ、ちょ、ちょっと惜しかったわ!――ええと、何だったかしら?」
那「ちゃんと聞いていて下さいよ!?」
郁「ノッカは独特な世界にすぐ飛ぶ癖があるよね?質問は、普段自宅ではどのように過ごしているんですか?だよ」
帆「ごめんなさい。ええと、音楽流しながら本読んだりとかかな。お茶入れながらとかね」
那「なんか、優雅ですね。郁斗さんもしてそうですね?」
郁「いや、まだわからないよナオちん?ノッカ、音楽と本とお茶の種類は?」
帆「えっ?へヴィメタル系に機械工学に梅こぶ茶よ」
那「どんな組み合わせですか!?」
郁「残念、オレはクラシックに心理学書にアールグレイだからね」
那「さすがですね!」
帆「ふん、どうせ私はセンスのかけらもない粗野な女ですよ!」
郁「そんなことないさ。へヴィメタル系で機械工学で梅こぶ茶なノッカもオレは好きだよ?」
帆「それをナオ君に言って欲しかったわ」
那「え?」
郁「じゃあ次いくよ?」
帆「あの、郁斗さん?」
郁「なんだい?」
帆「なんか私だけ質問が多い気がするんだけど?」
郁「まあね。ここだけの話、事実をいうとノッカって結構人気があるんだよね」
帆「ええっ!?そうなの?」
郁「ゆえに、みんなが知りたがっているんだよ」
那「それに帆乃風さんって何かこう……謎が多いって言うか、ヴェールに包まれているって言うか。そういうところも関係してると思いますよ」
帆「でも、私なんかより郁斗さんの方がヴェールに包まれている気がするけど」
那「確かに、それは言えてますね!」
郁「そんなことないさ、いつでもどこでもオレはオレのまま、謎なんかないありのままの姿さ」
那「いや、そのポーズがもうすでに謎なんですけど」
帆「それで、次の質問は?ないなら終わりでいいわよ?」
郁「しょうがない、じゃあ最後の質問にするよ。とても重要な質問だからぜひ答えてもらわないとね」
帆「えっ?重要な質問?わかったわ……ちょっと心の準備をさせて」
郁「どうぞ」
帆「(深呼吸して)いいわよ)
郁「オーケー、ええとP.N.今年の夏は海の家でバイトですさんから。ぶっちゃけスリーサイズ教えてください」
帆「ふぶっ!?」
那「これは重要な質問なんですかね!?」
郁「当然重要だよ」
帆「全然重要じゃないわ!?私の意気込みを返して!」
那「帆乃風さん、無理に応えなくても大丈夫ですよ……」
郁「なーに言っているんだいナオちん。だめだよゲストのトークの邪魔しちゃ」
帆「これ、応えないと駄目なの?」
郁「そこを何とか。それに“どんな質問でも私は逃げない!”っていっていたじゃない?」
那「やめましょうよ、帆乃風さん嫌がっているじゃないですか」
帆「じゃあ……ナオ君にだけ教えてあげるわ」
那「え!?何で僕?」
帆「上から―、―、―よ❤」
那「だから何で僕なんですか!?」
郁「ナオちん、後でノッカが帰ったら教えてね」
那「ええっ!?でも……まずいっすよ」
帆「♪~、ナオ君と私だけの秘密~うふふ~あはは~❤」
郁「大丈夫大丈夫、ノッカはマイワールド行っちゃってるし」
那「帆乃風さんに言わないでくださいよ」
郁「もちろん」
那「じゃあ帆乃風さんが帰ったら教えます」
郁「さっすがナオちん、話がわかる!」
那「そんなことで眼を光らせないでくださいよ」
帆「ふんふ、ふんふ、らんら、らんら♪へい、へーい♪」
那「帆乃風さんは帰って来てくださいっ!!それから変な鼻歌はやめてください」
帆「はっ!?またやっちゃった~。ごめんね……」
那「い、いえ(結局何で僕だけに教えたのか分からずじまいです)」
郁「じゃあ、約束通り質問コーナーはこのくらいにして次のコーナーにいってみようか」
那「そうですね」
帆「お願いするわ」
郁「さて次は……“ナオちんが教えちゃいます!”のコーナー!」
那&帆「いえ〜い!」
郁「このコーナーはこの物語“5つの雑音が交わる瞬間”のストーリーについての疑問や質問を、ナオちんが優しく解りやすく答えてくれるコーナーだよ」
帆「頑張ってね、ナオ君」
那「任せてください!」
郁「さてと、最初の質問いくよ。郁斗さんの乗っている車って車種は何ですか?」
帆「外車でセダンだったわね」
那「はい。実はBMWです。カッコいい車ですよ!」
帆「スペックは?」
那「ええと、2002年型M5です。エンジンはV型8気筒、排気量は5000ccで400馬力で最大トルクは47㎏・mです。……と書いてあります。とにかくすごくいい車ですね」
郁「ちょっと燃費悪いけど、ビュンビュン系だよ」
帆「ゼロヨン何秒?」
郁「妙に食いついてくるね?残念だけど測ったことないからわからないな」
帆「今度私のと勝負しない?」
郁「いいよ」
那「帆乃風さんのインプちゃんのスペックはどんな感じですか?」
帆「スバル・インプレッサSTI ver.5。2200ccで470馬力の最大トルクは58kg・mでニトロインジェクション搭載。あと、最近ミスファイアシステムをインストール済よ」
那「何言ってるのかさっぱりわかりません」
郁「ノッカは相変わらずだね。じゃあ、暇があったら峠行っちゃいますか?下り一本勝負で」
帆「望むところよッ!」
那「帆乃風さんの眼が怖いっす」
郁「ナオちんは車乗らないの?」
那「実は僕免許持ってないんです。でも車乗りたいですね」
帆「免許取らないの?」
那「う~ん、なかなか時間がなくて。でも今度から教習所通ってみようかな?」
郁「運転免許はあれば何かと便利だから持っておいた方がいいよ」
帆「よかったら私の車で予習してみる?」
那「それは遠慮しておきます」
帆「……しゅん」
郁「ノッカの車じゃ予習にならないよね」
那「ですよね」
郁「次いくね。27話で鋭士君と咲姫ちゃんは追試を受けていましたが、勉強の成績はどっちが上なんですか?」
帆「追試受けないと単位が足りなくて進級できない二人」
那「なんか鋭士さんと咲姫さんから怒られそうな質問ですけど、応えます。そもそも二人は所属している学科が違います。だから受けていた試験の科目も違います。つまりは二人の成績は比べられないのです」
郁「なるほど」
那「だけど、あ・え・て・言うなら二人とも同じ学科の中なら成績は下の方らしいです」
帆「言っちゃったね」
那「しまった……今の無しでいいですか?」
郁「いや、もう聞いちゃったよ?」
帆「大丈夫よナオ君、下の方だから一番下ってわけじゃないわ」
那「フォローになってないっすよ!?」
郁「まあまあ、エー坊もサッキーも無事に進級出来たんだからよかったじゃない?」
那「そ、そうですよね。よかった」
郁「じゃあ次。ドラムのレコーディングの時、ベースも一緒に録りたいと言っていた帆乃風さんですが、那秧君と二人きりの時に何かありましたか?」
那「なんて質問ですかこれ!?」
帆「そうそう、それそれ!今日の私はこの質問の為に来たようなものなのよ!今までのベースの指だのピックだのって話はどうでもよかったのよ!」
那「いや、ベースを大事にしてくださいよ!?」
郁「で、ナオちん、なにかあったの?」
那「何もありません!な・に・も!」
帆「ひどい、そんなに強調しなくても……」
郁「かわいそうなノッカ……」
帆「でしょ?いつもは鋭士さんとか咲姫がいるから何もない日常を過ごしていたっていうのに、あの時は手すら握ってくれなかったのよ!私とナオ君の関係ってそんなものだったの!?」
那「それが普通ですよ!?別にそういう関係じゃないでしょう」
帆「ちょっと、郁斗さん今の聞いた!?ぐすっ、そうなの?私ってそんなに魅力がないの?うっ……うぅ」
郁「あーあ、泣かしちゃった」
那「本気で泣かないでくださいよ!?」
帆「インプちゃんでノーブレーキでヘアピンカーブに突っ込んでやる!」
那「やめてください!」
帆「あの時の私のシナリオでは、まず二人でレコーディングしてて、なかなか上手に録れなくてそれでも何とか二人で完璧に録って――」
那「でもそこまでは合ってますよ?」
帆「そこまではね。でもそこからが違っていたの!だって録音終わったらナオ君さっさとお茶煎れに行っちゃうんだもん!私のシナリオでは……帆:《上手く録れたねナオ君!》那:《よく頑張ってくれたよ、キミのおかげだ帆乃風(手を握って)》帆:《そ、そんな……私は別に何も》那:《これは僕からの褒美だ、さあ眼を瞑って……(ゆっくりと口づけをする)》帆:《ナオ君……あ……》那:《そんなに緊張しないで、後は僕に任せてくれ帆乃風》帆:《……うん》ってな内容のはずだったのに!」
那「何言ってるんですか!?というか僕はそんなキャラじゃないし!?しかも帆乃風さんを呼び捨てしてるし!?」
郁「ずいぶん無理やりだね?」
帆「でもってその後は、そのまま二人で……」
ピーーーー……
那「次の質問に行って下さい!」
郁「了解」
帆「流されちゃった……ぐすっ」
郁「読むよ、郁斗さんのブログってどんなコンテンツがあるんですか?」
帆「出たわね、例のチャラいブログ」
那「そうなんですよ。ブログの名前は“スタイリスト郁斗が貴女を逆指名”で主に郁斗さんの日記と、今まで施術した女の子の写真ですね」
郁「週に5、6回だから、ほぼ毎日のペースで更新してるよ。ナオちんちょっとパソコン持ってきて」
那「了解です!」
帆「私も作ってみようかなブログ」
郁「いいんじゃない?どんな感じのがいいのかな?」
帆「そうね、タイトルは“ナオ君と帆乃風のLOVE×2デイズ❤”がいいわ」
郁「そ、そう。ま、がんばりなよ」
那「お待たせです」
郁「じゃ、ちょっとだけ公開するよ。ええと5月3日の日記から、“今日はゆんゆんの誕生日。何かプレゼントでもってことでフェザーフープのピアスをチョイス。それが実は超似合ってて気に入ってもらえてよかったよ。天使には天使の羽が一番似合うっていうオレの持論に狂いはないのさ。それから二人でデートしてイタリアンで夜景を見ながら乾杯。今日もイイ一日だったよ。”」
那「こんな感じの日記がほぼ毎日アップされています」
帆「チャラい……」
郁「そんなことないさ、さっきも言ったけどいつでもどこでもオレはオレのまま、ありのままの姿を日記にしているだけさ」
那「いえ、それがチャラいっていってるんだと思います」
郁「もうひとつ読んでもいいかな?」
那&帆「結構です」
郁「ユニゾンしたね」
那「そろそろいい時間ですね」
郁「そうだね。今回も結構喋ったね?」
帆「私今日は帰りたくないわ」
那「はい?」
帆「私、もっとナオ君と二人っきりでいたい……郁斗さん帰って」
郁「う~ん、それはちょっと無理かな?」
帆「じゃ、じゃあナオ君と二人で帰るわ」
那「いや、無茶言わないでください」
郁「じゃあこうしよう。今度オレが舞台裏に出られない時に、ナオちんとノッカの二人でやってもらうことにするよ。それでいいかな?」
帆「本当!?やったぁ!ナオ君と二人っきりの、ぶ・た・い・う・ら❤うふふふふ、あはははは♪」
那「本当にいいんですか?僕あんまり自身がありません」
郁「大丈夫だよ、ゲストで来てフォローしてあげるから」
那「そうですか、助かります」
帆「何言ってるの郁斗さん?ゲストなんか要らないよね、ナオ君❤」
那「ゲスト要りますから!?ほんとに大丈夫かな?」
郁「ということで、今度は第4夜で会えたら会おうね」
那「はい、宜しくお願いします」
郁「では、5つの雑音が交わる舞台裏、司会担当の郁斗と」
那「アシスタントの那秧と」
帆「ゲストの帆乃風が」
郁&那&帆「お送りしましたっ!!」
帆「じゃあまたね、郁斗さん、ナオ君❤」
那「ハハ、お疲れ様でした」
郁「またね、ノッカ」
郁「さて、ノッカも帰ったし例の件おぼえているよねナオちん?」
那「そう来ると思いましたよ」
郁「ノッカのスリーサイズだよ」
那「まったく、郁斗さんには敵わないですね。上から89、57、83だそうです」
郁「なかなかいい身体してるね?」
那「誰にも言わないでくださいよ!?」
郁「もちろんさ」
帆「ごめんなさい忘れ物しちゃって……」
郁&那「うわぁー!?」
帆「?」




