表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
プラーナの導く先へ ~崩壊した世界でネコとピクシーを仲間に、俺は英雄として生きていく~ ≪サンサール戦記エカム編第1部≫  作者: よろず屋


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

99/154

第93話 次に向かうべきは

シナリオ選択回

「おお!良く帰ってきたな!」


「奈良さーーん!!」


 ミコトがダーッと奈良さんに突進し、でかい体に抱き着いた。筋肉親子って感じだな。いや血のつながりは無いんだが。


「奈良さん、お久しぶりです。無事に帰ってこられました。なんだかすごく長い期間モールを離れていたような気がします。」


「無事、英雄チームを送り届けたでござる。」


「福島君もご苦労だった。明日、名古屋へ物資を運ぶトラックが出るのでそれに乗って名古屋に向かってくれ。今日はもう休んでいいぞ。と言いたいところだが宮城君が話を聞きたがっていた。顔だけは出しておいてあげてくれ。」


「宮城氏は人使いが荒いでござるなぁ。まぁ仕方なし、かしこまりまして候。」


「高屋君たちは今日はゆっくり休みなさい。明日からどうするかは、明日詳しく相談させて欲しい。ハリティー様にも紹介したいしな。

 ミコト君、今日はお父さんと過ごすといい。お父さんにも伝えてあるから。」


「ありがとうございます!そうさせてもらいます!じゃ、ホオリくん、みんな、また明日!!」


『ミコトちゃんは元気で良いね。ホオリちゃんを任せるなら、やっぱりあのくらい元気な方が良いのよねぇ。』


「!?話は聞いていたが、実際にコッチーさん、というかキズナさんだったね。猫の体で喋られると驚くなぁ。」


「さすがの奈良さんでも驚きますか。不思議なことだらけですけど、悪くはないですよ。」


「うむ、この年になっても驚きも新しい発見もあるというのは本当にありがたいことだよ。さぁ、君たちもゆっくり休むんだ。レベッカさんにはスイーツを用意してありますよ。」


「さっすが、わかってるわねぇ!」


 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━◆


 翌朝、俺達はミコトと合流して、奈良さんに会いに行った。いったん、生活基盤は最低限の状態を維持できる状況になった。ここまで順調に人間の生活圏が安定しているのは日本だけらしい。


 と言っても、まともに情報が発信されているのはチャイナと台湾、韓国、ベトナム、タイ、ミャンマー、インド、そしてスウェーデンのエステルイェートランド地方と呼ばれる場所だけで、そのほかの国や地域からは全くXitterの発信がない。


 ただ、Xitterのサーバーがあるとされるアメリカのカリフォルニア州は施設を維持できる状態にはあるだろうというのが有識者たちの見解らしい。アメリカに行く手段が無いので確認しようがないが。


 さて海外のことはさておき、俺達が今後どうしていくべきかという話を奈良さんと一緒に考える。現在、日本国内、特にナイン&Jモール周辺および東京23区近辺での課題は3点だった。


 一つ、皇居を中心とした謎の結界

 一つ、さいたま南部(新座市、朝霞市近辺)に居を構える炎の巨人族

 一つ、杉並区西部で発生する体調の不良による探索不可地域


 一つ目の皇居周辺の結界については、邪神の配下が関係している可能性が高く、どの程度の戦力があるのか分からない以上、下手に手を出して被害が拡大するリスクがあるとリーダー会では判断している。ただ、天皇様や高宮総理が生きているとしたら早期救出が日本の立て直しには必要だという意見もあるらしい。


 さいたまの炎の巨人は宮城さんとレベッカの予想ではムスペルヘイムの巨人族とのことで、古代の神の中でも好戦的で危険な存在であるため、支配領域拡大のために今確保できている人間の領域に攻めてこない限り、手は出さない方が賢明とのこと。むしろ邪神の配下と戦わせて消耗させた方が良いまであると、レベッカらしいような、想像以上に冷徹なような何とも言い難い判断をしていた。


 ただ、邪神の眷属という共通の敵がはっきりしているならば協力関係を結べるかもしれないらしいので、どこかのタイミングで検討をすることになった。


 最後の探索不可地域…これは少し嫌なことを考えてします。


『ホオリちゃん、杉並区西部…五日市街道の南側って私たちの…』


 姉さんも考えていることは同じらしい。


「どういうことだい?高屋君たちと関係があるというのかな?」


「正直、はっきりしたことは分かりません。ただ、俺達の住んでいたマンションがある方向です。そして、俺が知る限り、世界崩壊の時の揺れ、あれは地震じゃなかったはずですが、あの揺れで倒壊した唯一の建物がある方向でもあります。」


「なんと…それは無関係と言うにはおかしな状況が重なりすぎているな…。

 レベッカさん、具合が悪くなるという事象に何か心当たりはないだろうか?」


「行ってみないとわからない、というのが本音よ。ただ、あの日以降にそんなことが起きているって言うことならプラーナ絡みと考えた方が自然よね。肉体に悪影響を与えるような術が常時発動しているか、プラーナを吸い取られるフィールドが形成されているか、そんなあたりかしら。」


「術を常時発動させるというのは可能なのだろうか?可能だとして目的は?」


「うーん、一応、可能か不可能かで言えば可能よ。ただものすごく燃費は悪いと思うわ。目的があるとしたら近寄らせたくない何かがある。でしょうね。」


「プラーナを吸い取るフィールドだったら?」


「すごくシンプルよ。プラーナを吸い取って悪いことに使ってるってこと。別にその範囲から吸い取りたいんじゃなくて、偶然その範囲まで影響が出ているだけって可能性もあるわ。こっちの方が可能性は高いかしらねぇ。厄介なことに変わりはないけど。」


「対策の仕様はあるかね?」


「私たちなら多分防げるわよ。プラーナを吸われないくらい強いプラーナを身に纏って維持すればいいから。」


「操鬼闘法ってこと?」


「そう。ただしいつも以上に維持に力を使う必要があるから、余計なリソースを使っている分、戦闘力は落ちるわよ。」


「今の秋田君たちではどうだろうなぁ。」


「うーん、私たちもサポートする余裕はあまりないだろから、調べるなら私たちだけで行く方が良いわね。」


『じゃあ今日の予定は南側の探索ってことね。』


「よし、ではそれを頼もう。そうだ、福島君が名古屋に行ってしまうから、足が必要になるだろう。サポート要員を選抜してある。彼も紹介しておこう。少し待ってくれ。」


 そう言えば福島さんがそんなこと言っていたな。車を運転出来る人が俺達と一緒に行動してくれるって。でも大丈夫なのか?正直俺達はすでに人間の領域から片足が出た状態だ。普通の人間だと付いてこれない可能性が高いような気がする。


 そんなことを考えていたところに、奈良さんが誰かを連れてきた。

このタイミングで首都決戦に入ると全滅&人類滅亡ルートになります。


ぜひともブックマーク・★評価・いいね・感想をお願いします!励みになりますm(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ