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プラーナの導く先へ ~崩壊した世界でネコとピクシーを仲間に、俺は英雄として生きていく~ ≪サンサール戦記エカム編第1部≫  作者: よろず屋


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第30話 攻略戦開始

中ボス イベント戦闘

 俺たちはヒュギエイア様からお守りをもらい、夜明け前に出発。


 日が昇る前は夜限定のアクマが多くいるはずだが、立川東駐屯地までの約1時間、ほとんどアクマに遭遇することはなかった。


 どうやらヒュギエイア様からもらったお守りの効果でアクマが近寄りづらくなっていて、かつトウガの発するプラーナにおびえて余ほどのことがない限り襲ってこないようだ。


 駐屯地にいるクトゥルヒに気付かれるわけにはいかないので、トウガは発するプラーナを抑えてはいるものの、近くまで来ると感じ取れるものらしい。


 無事、日の出前に駐屯地近くまで到着。各チーム水分補給などの準備を整え、日の出を待つ。


 俺たちのチームが先頭を突っ切り、他2チームは挟み撃ちされないよう、後方を警戒してもらう。


 撃ち漏らしも出てくると思うので、俺たちは全てを倒そうとはせず、少数を後方に流して、2チームに処理してもらうことになっている。


 さて、日の出も間近だ。三重二等陸尉が子声で突入の声を発する。


 俺たちは、静かに走りながら駐屯地に突撃した。


 鬼たちも夜は寝ているのか、ほとんど外に鬼がいない。


 数体が歩哨のような形で歩いていたので、速攻で倒していく。


 歩哨を倒すこと十数体、さすがに侵入がバレたらしく警報が鳴り響き、少したってからゾロゾロと鬼たちが集まってきた。


「あそこの大きな建物から出てくる鬼が多い!俺たちはあそこに向かいます!」


 仲間たちに声をかけ、走り出す。コッチーが俺をあっという間に追い抜き、先制の極太イカヅチを放った。


 3体の鬼を貫通し、黒焦げにした後、細い幾筋ものイカヅチに分かれて後ろにいた複数の鬼にダメージを与える。


 イカヅチを受けひるんだ鬼たちに俺は棍で、トウガは拳で叩きのめしていく。


 最初見たときはあれほど恐ろしかった鬼たちだが、操鬼闘法を得た俺には、つたない闘法しか使えない未熟な鬼たちに見えてきた。


 トウガの言う通り操られていることの弊害がでているようだ。


 また、ヒュギエイア様のお守りによって俺たちに害意を持つ存在は少しだけ弱体化しているらしい。


 だが、反撃として振るわれる拳や金棒の一撃は恐ろしく重たい。動きが見え見えなので直撃することはないが、複数同時にかかられると捌くのは一苦労だ。


 上手いこと1体ずつ後方に流し、徳島さんや三重さんのチームに確実に数を減らしてもらう。


 コッチーやレベッカは遊撃として、複数の鬼を翻弄したり、俺やトウガが仕留めていくのをフォローしてくれている。


 だが、さすがに数が多い。すでに数十体は倒しているはずだが、敵の数は100。まだ半分は残っている。


 ここは火力をあげて一気に数を減らせないか試してみよう。


「トウガさん、オオヤマツミ様にもらった力を増強させる術を使います。少し前面を支えてもらえますか?」


「任された!」


「コッチー!レベッカ!サポート頼む!」


 ニャ!と力強い声が聞こえる。


「早くしなさいよ!」とレベッカから叱咤激励も飛んでくる。


 俺は、少し下がると意識を集中し、オオヤマツミ様に教えてもらった通りプラーナの操作を行う。


 対象は俺だけでなく、コッチーとレベッカ以外の直接攻撃をするメンバーたち。


「いきます!」


 俺を中心に赤みを帯びた力強いプラーナの波が広がり、それぞれの腕に巻きつく。


 よし!成功だ!


「直接攻撃の力が上がっているはずです!一気に攻めましょう!」


 声をかけるまでもなくトウガはその拳で鬼たちを粉砕しまくっている。もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな。


 そんなことをふと思ったが、頭から振り払い、俺も鬼たちに突撃。


 棍を突く!払う!叩きつける!


 流れるように動作を繋げ、繰り返し、数発で鬼たちを叩きのめしていく。プラーナの防御も何のそのだ。


 徳島さんや自衛隊メンバーも倒せる数が確実に増えている。このまま押し切ってやる!


 そう思って攻勢をさらに強めようとしたところでレベッカから警戒の声が飛んできた。


「みんな!何か来る!足元に注意!!回避して!!」


 その声に反応して、大きく横に回避行動を取る。


 その瞬間、足元から土の大きなトゲがせり出してきた。


 俺たちと自衛隊メンバーはうまく躱すことが出来たが、徳島さんのチームの二人が足にケガを負ってしまった。


 慌てて、回復メンバーが治療に向かう。


『これを躱すとはな。面倒なやつらが来たもんだ。せっかく手に入れた鬼どもをここまで減らしやがって、キサマら全員その力ごと喰らってやる!』


 不快なプラーナをまき散らしつつ、怒声を浴びせてくるタコ頭の怪人がそこに立っていた。


「貴様はあの時、ディープワンに従ってたクトゥルヒだな!雷鬼はどこにおる!」


 トウガも負けじと叫ぶ。


『貴様はあの時の榊鬼か!くたばったと思っていたが生きていやがるとは。せっかく拾った命だ、無駄にすることもねぇだろう、とっと失せな!』


「雷鬼はどこだと聞いておるのだぁぁ!」


 トウガがものすごい勢いで突撃し拳を振るう。


 クトゥルヒは慌てて土の壁を作り後ろに下がる。


『ふん!あのカミナリ鬼は牢に入れてやったわ!瀕死だったから、もうくたばってるかもな!』


 マズイな、トウガが完全に冷静さを失っている。


 修練の時はあれほど冷静で、どちらかというと穏やかだっただけに正直驚いたが、それだけ自分のふがいなさに憤りを感じ、仲間を心配していたのだろう。


 無力な自分は…いや、今はそれどころではない。


「徳島さん!三重さん!残りの鬼をお願いします!

 レベッカ!二チームにも気を配ってサポートしてくれ!お前にしか頼めない!」


「かー!ホオリのくせに生意気言うじゃない!でも素直に頼ったから今回は言うことを聞いてあげるわ!」


「コッチー!」


 コッチーは俺が読んだだけで意図を察してくれたようだ。


 クトゥルヒとトウガの間に数本のイカヅチを落として、二人の動きを止める。


「トウガさん、今は冷静にお願いします!こいつは俺たちにとっても仇なんだ、一緒にやりましょう!」


「ぐぐぅ…、いや、そうだな。儂としたことが冷静さを欠いた。確実にこやつを倒すことを考えるべきだ。弟子に教えられるとは儂もまだまだだな。」


 トウガの地獄の鬼の形相が少し和らいだ。地獄の鬼、怖すぎんだろ。


「さて、偉そうに出てきたが、お前はヴォヴォルの仲間か?俺は高屋 穂織、名前くらい名乗りやがれ!」


『ヴォヴォルを知っているだと?』


「ああ!アイツはもう俺たちが倒した!」


『ぐぬぬ、調子に乗りやがって!だがあいつはヴォルディア様の配下の中で最弱!この俺、ヴォーン様には勝てないぜ!さっさとくたばれ!!』


 ヴォーンは尖った岩の塊を飛ばしてくるが、俺はプラーナを強く纏わせた棍で払いのける。


 そして、流れるように攻撃をしかけるが、ヴォーンは土の壁で上手く防いでくる。


 攻防に長けた土系の使い手か。確かにヴォヴォルよりは強そうだ。


 だが、こちらもヴォヴォルと戦った時より強くなっている。


 コッチーとレベッカの隙間ない連続攻撃にヴォーンは防ぎきれず、いくつは被弾し始めており、俺とトウガも隙をついて打撃を喰らわせる。


 トウガに至っては土の壁を砕きながら、ヴォーンをぶん殴っていた。


『キサマらーー!鬼どもよ俺を守れ!!』


 ヴォーンも明らかに劣勢であることを感じたか、残った鬼たちに自分を守るよう命令する。


 肉壁に守られているうちに、ヴォーンはプラーナを集中させ大技を仕掛けてきた!


『死ねよやーーーー!』

エンカウント:Lv23 オニ(雷神配下 弱体) / Lv?? クトゥルヒ ヴォーン

集団戦は描写が難しい(´・ω・`)

投稿主はゲームで必ずオニに殺されます。なので強いイメージがありますが、今回は数が多いのと弱体化しているという理由でサクサクやられています(´・ω・`)


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