オズ3
「オズ3」
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「そろそろ続きをはじめましょう」
ポロロン♪
「おねえさん、登場人物がよくわからない」
「そうか、じゃ傭兵たちを」
「ノノ・ナンムは、知ってるね。
バレミアの四凶殺しから、十年後。まえよりおねえさんに。
強面の嫌われ者の隊長グドール。
単眼族のマコは、傭兵部隊で一番若い。
長首トリ族のフロッキオは長槍の使い手。
ノノの昔の相棒ロッシュと同じパナ族のバンギス抜き剣が得意」
「ローラ、抜き剣って?」
「鞘に入った剣をもの凄く早く抜き相手を斬る技よ」
「この話、オズが主人公だよね?」
「そうね意外と目立たない主人公のオズ・ラッセルはヒト族で片目に黒い眼帯をしている。戦闘能力は、傭兵部隊では上位なの。これからね、彼が、動くのは」
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村には鬼蛇族が。
彼らはマスクのような兜で顔は見えない。頭に鳥の羽根を何本もつけた、いかにも上官兵らしいマント姿の男がテントに。
「女は用意したかブッフォ」
「ハッ奥に」
「ブッフォ、入るぞ」
「いやっ」
「ほう、こんな山の中にしちゃ上モノだブッフォ」
兜をとったその顔はヘビ頭。後頭部にわずかな毛が生えている。
「お願いです。家に帰して下さい」
「ようが済んだら帰してやる。女、まず酒をつげブッフォ」
テントの中に何者かが潜んでいるのを彼は知らなかった。
「女、もっとそばに来い」
「グガァ!」
「なんだ!」
「隊長のテントからだ!」
テントから頭に短剣二本刺さったヘビヅラをさらした隊長が。
「敵がぁブッフォ」
「グガッ!」
やってきた二人の警備兵をテントの裏から出たマコとオズが。
兵士が岩屋から出たとこを待ち構えてたバンギスとグードルがたたき斬る。
「敵襲だ! グギャ」
「オズ、そっちはまかせた!」
「おう!」
「ナンム、後ろだ!」
ガチッ
あたしの後ろにたったデカぶつが大剣を振り下ろした。そいつを双短剣で受け止めた。
「なめるなぁデカぶつ!」
力を込めて押し返し、前蹴りで蹴り倒し、倒れた奴の首に双短剣で交差斬り。
ザッシュ
「よーし。ナンム、そのデカいので最後だ」
「二十ちょいって数だったな、フロッキオ、あんたの槍はすげーぜ」
「お前の裏剣もなバンギス」
「あなた方は……」
「おまえが、村の長老か。我らはリック軍第七傭兵隊だ。食事と寝床が欲しい」
空き家になった石家の一つに傭兵たちは入り。食事にありついた。
「久々の温かいスープだぜ」
「ああ、カチカチのパンも美味くおもえる」
「オズは、この辺の出なんだろ」
「ああ、この村と同じような小さなヒト族の村だった。今はない。ナンム、君もヒト族だろ。オレとは目の色が違うようだが。西の方には青い目をしたヒト族もいると聞いたが」
「あ、あたしはヒト族じゃない」
「ナンムっておじいちゃんから聞いたコトがあります。もしやナンム族では」
「大昔、世界を統一した王が居たと……。その王に仕えていた守護一族ナンムが居た。そのナンムかな?」
「ジイさんの次の長兄だったな、フロッキオ。物知りだな」
「バカいうな、俺は隊長より年下だバンギス」
「あたしも、祖族についてはよく知らないんだ。よく聞かれるけど、わからん」
「ところで隊長どのはどこだ?」
「一人でもっと良いもん食ってんじゃねーだろうな」
「いやぁあ、やめて下さい!」
「外だ!」
「なんだ、敵襲か?!」
つづく




