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オズ2

オズ2

 


「あれ、いつのまにか話が変わってる」

「あなた、バレミアのはじめの方で寝てたじゃない」

「今の話は何処なんだ?」


「おい、うるせいぞ。静かに聞けよ。バレミアンの話からもうなん年もたってんだよ!」


 

 突然の矢攻撃。暗いなか、弓を使うって。

 闇の中にいくつかの光る目が。


「闇竜族の弓兵だ。四匹います」


 さすが単眼族だ、目がイイ。

 あたしは気配は感じるが数まではわからない。


「奴らが、来る。近づくまで伏せてろ、出るなよ」


 隊長らしいことを。でも、あたしらはマイペースで。


 サササッ


「セイヤッ」


 パナのバンギスに先をこされた。

 バンギスが斬った闇竜の背後から、もう一匹。


「バンギス、後ろ!」


  グギャウ


「ナンム、どーも」


  ガッ 


  ブズッ


「最後のは大物だ」


 あたしの横から来たのをヒト族の片眼、オズが、斬り。

 最後のデカぶつを首長トリ族のフロッキオが草むらから槍でアゴをつらぬいた。


「貴様ら、もっと近づけてからと……。殺られたのはジジィだけか」


「隊長、ジイさん埋めてやりましょう」


「そんなヒマはない。罠の穴に放り込んどけ、闇竜の死体もだ。早くヤレ、仲間が近くに居るかもしれん!」


「この闇竜は『賞金稼ぎ』かもな」

「そういやぁどちらの兵士とも違う鎧だ」


「残党狩りだろ、しゃべってねぇで早くヤレ!」


 夜明けになり、ジャングルの草むらを進んでると。


「あっ!」


「どうした一つ目」


「崖だ」

「貴様、方向間違えたな、ボケっと歩いてるからだ」


  ガッ


「隊長さんよ、殴らなくても」


「黙れ、若ぞー。こいつのドジで、我々の命が短くなったんだ! フロッキオ、お前が先を行け。背が高いぶん先が見えるだろ」


「ハイよ」


「自分は方向オンチのくせにエラソーに」


「女、ノノ……ナンムとか、いったな。俺は貴様の上官だ。口のきき方に気をつけろ」


「たまたま、ジジィだから上官になったんだろ、こんなトコに残されたのも、あんたの方向オンチのせいじゃないか」


「ん、今のは誰だ!」


 こいつは、仲間の声も憶えてないのか、今のはバンギスだ。


 ジャングルを抜けると岩山の細い崖っぷちの道だ。来る時はこんな道は通らなかった。

 近道らしいが。


「ここから3カンほど行くと村がある」


 岩山に入り先頭をフロッキオから代わったオズが。


「そうなのか。早く言わんか、無口ヤローが」



「ここで、休憩しよう。おねえさん、お腹すいたし、ノドもかわいた。お茶にしよう」


「お兄ちゃん、お菓子あるよ」

「いいなぁオレにもくれよ」

「ビンはエッチだからあげない」

「オレ、おまえにはナニかしたか?」

「マリアのスカートめくった」

「だからぁ〜オレおまえには、してないだろ」

「ビン、マリアのスカートめくったのか!」


「オーイ、ビン。何色だった?!」


「履いてなかった」


「おい、ホントかよ」


「えーん!」

「マリア、かわいそー。あんたたちにはお菓子あげない!」


 ローラさんにもあげよう。


「ありがとう」

「ママが焼いたの。美味しよぉ〜」



                つづく

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