表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

あいつとは考えられないけどあいつ以外考えられない

作者: きしめん

設定

|隆≪たかし≫

主人公。幼馴染がいることがいること以外は普通の男子


|茜≪あかね≫

ヒロイン。クラスの中ではかわいい方かな?ぐらいの子


モブ

隆の友人。どちらかというとイケメンの部類なのだが、女子と付き合いたいオーラとクズ発言を女子の前でもしてしまうために彼女ができない残念キャラ。ツッコミ体質

「|隆≪たかし≫お前さ、やっぱり|茜≪あかね≫ちゃんと付き合ってんの?」

「だから付き合ってないって」


この話は何度目だろうか。

俺と茜は家が隣の幼馴染で、今でも登下校は一緒にしているし、それもあってかよく付き合っていると勘違いされる。


「だったらなんで3組の子フったんだよ。めっちゃ可愛かったじゃん」

「うーん別に好きじゃないから?」

「付き合ってから仲良くなっていくんだよそんなもん。もったいねぇなぁ。とりあえず付き合っといて、そのあと考えりゃいい話だろうが」

「お前大概クズだな」

「告白されたことないヤツの気持ちが貴様にわかるか!」


お前そういうところだぞ…ほら周りの女子が冷たい目で見てる。


「ってかさ、やっぱりお前らの関係って変だろ。いくら幼馴染とはいえ、高校生にもなって好きでもないのにずっと一緒にいるなんて。普通どっかのタイミングで気まずくなるとか好きな人ができたとかで関わりなくなるもんじゃないの?」

「いや知らんよ。というか家隣で親同士仲いいんだから関係がなくなるわけないだろ」

「まさかの親公認でしたか」

「変な言い方すんな」

「というかさ、茜ちゃんと付き合おうとか考えないの?普通にかわいいし、嫌いなわけじゃないんだろ?ってか状況だけなら付き合って何年目って感じだけどな」

「うーんなんというかさ、それこそずっと一緒にいるから今更付き合えって言われてもよくわからないんだよ。デートしたりとかそういうの?想像できいないんだよね」

「何コイツ殴りたい」


それはこっちのセリフだぶん殴るぞ


「茜ちゃんはどう思ってんのさ、お前が告白されたことたぶん知ってるだろ」

「知ってるぞ。昨日話したし」

「は?マジで?でなんていってたんだよ」

「ふーんって」

「それだけ!?」


それ以上言うことないだろう


「いやお前逆にさ、茜ちゃんから「今日告白されたんだ」って言われたらどうすんだよ」

「ふーん」

「だと思ったよ!」


だからそれ以上どう返せと


「はぁ…だめだこいつ見てるとイライラしてきた。お前の将来が心配だよ俺は」

「お前はいったい何様なんだよ…」

「だってお前このままだと一生彼女もできずに結婚もできなさそうだし心配になるじゃん」

「お前他人の前に自分の心配しろ。この前もフられてただろ」

「うるさいよ!」


いやだってお前今年で何回目だよ


「あぁでも…」

「ん?」

「あいつと付き合うとかはもう考えられないけど、結婚するなら多分あいつ以外考えられないかな」


その瞬間なぜか殴られた。


このシチュエーションが気に入った方はこのシチュで一本仕上げたあとご報告ください

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言]  会話をしている男がモテないのはなんとなくわかります。自分勝手すぎます。
2020/04/07 12:26 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ